マハーバーラタとラーマーヤナ

マハーバーラタとラーマーヤナ

  • 前川輝光/2013年4月
  • 3000円(本体)/四六判上製328頁
  • 装丁:矢萩多聞

神々のドラマとしての『マハーバーラタ』から、人間のドラマとしての『マハーバーラタ』へ。インドはもとより東南アジア諸国の古典中の古典、ヒンドゥーの二大叙事詩を新しい視点で読み解く斬新な論考。
(ISBN 9784861103650)

目次│indexs

第1章 『マハーバーラタ』における裏切り―『三国志通俗演義』と比較して
第2章 インドネシアのマハーバーラタ―クレスノとブトロ・グル
第3章 『マハーバーラタ』と『バーガヴァタ・プラーナ』―クリシュナの変容
第4章 『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』―誓いの問題を中心に
付録 『マハーバーラタ』の人間群像

著者│author

前川輝光(まえかわ・てるみつ)
年熊本県生まれ。大阪外国語大学ヒンディー語科、東京外国語大学大学院地域研究研究科、東京大学大学院人文科学研究科(宗教学・宗教史学)に学ぶ。1994年中村元賞受賞。1997年東京大学より博士(文学)。現、亜細亜大学国際関係学部教授。宗教学、インド宗教・文化論専攻。著書に『マックス・ヴェーバーとインド』(未来社、1992年)、『ヴェーバーとガーンディー』(亜細亜大学国際関係研究所、1999年)、『マハーバーラタの世界』(めこん、2006年)など。

 

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啓蒙と反動

啓蒙と反動

  • 青地伯水(編著)/2013年4月
  • 3000円(本体)/四六判上製292頁
  • 装丁:多田昭彦

「啓蒙」を切り口に、近現代のドイツ語文学作品と日本のアニメ「イヴの時間」を読みなおし、19~20世紀という時代を浮かび上がらせる論集。
本書で取り上げる作品:グリム兄弟『ドイツ伝説集』、レッシング『ファウスト博士』、パウル『機械男とその特性』、ゲーテ『若きヴェルテルの悩み』、ケプラー『宇宙の神秘』、ホフマン『砂男』、フロイト『不気味なもの』、シェリー『フランケンシュタイン』、カフカ『あるアカデミーへの報告』、ヘッケル『人間発生論』、マン『ドイツとドイツ人』『魔の山』、ボブロフスキー『ピナウのための墓碑銘』、吉浦康裕監督『イヴの時間』など。
(ISBN 9784861103629)

目次│Inhaltsverzeichnis

序章 保守革命前史としてのフォルテ・クライス
第一部 啓蒙の時代
第一章 愉しい迷信
第二章 自己喪失の茶番劇
第二部 機械と人間
第三章 人形から人造人間へ
第四章 創り出される〈他者〉
第五章 機械化された人間と独裁
第三部 反動の系譜
第六章 占星術と天文学
第七章 ダーウィニズムの裏側
第八章 ある作家の歩み
第九章 ボブロフスキーにおける「反動」

編著者│Redakteur/Autor

青地伯水(あおじ・はくすい)
1963年生。京都府立大学文学部教授。編著に『エーリヒ・ケストナー―こわれた時代のゆがんだ鏡』(松籟社2012)、『京都の中のドイツ』(春風社2011)など。

著者│Autors

勝山紘子(京都府立大学文学部共同研究員)
川島隆(滋賀大学経済学部特任准教授)
児玉麻美(京都府立大学文学部共同研究員)
恒木健太郎(日本学術振興会特別研究員)
友田和秀(奈良県立医科大学准教授)
永畑紗織(京都府立大学文学部共同研究員)
松村朋彦(京都大学大学院文学研究科教授)
吉田孝夫(奈良女子大学文学部准教授)

 

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樋口一葉―物語論・言語行為論・ジェンダー

樋口一葉

物語論・言語行為論・ジェンダー

  • 笹川洋子(著)/2013年3月
  • 4000円(本体)/四六判上製456頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

物語論・言語行為論の視点を用いつつ、「花ごもり」から「われから」にいたる作品をとりあげ、女性への差別が日常的であった明治時代にあって、おどろくほど現代的なジェンダー意識をそなえていた一葉文学の謎にせまる。
(ISBN 9784861103483)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

はじめに―樋口一葉の生活世界
Ⅰ 物語論・言語行為論から読む樋口一葉
一 物語論・言語行為論の視座
二 物語行為論・言語行為論から読む「大つごもり」試論―少女のモラル・ジレンマ
Ⅱ 言語行為としてのジェンダーーみつめる女たち・うつむく男たち
一 「花ごもり」試論
二 「やみ夜」―意思決定に関わるジェンダー
三 「たけくらべ」―ジェンダーの構図の運動性
Ⅲ 葛藤するジェンダー―心の闇への眼差し
一 「軒もる月」をめぐる言語行為―心の「影」の世界への眼差し
二 言語行為から読む「にごりえ」試論―お力の苦悩と愛における心的二重性をめぐって
三 「十三夜」試論―ジェンダーと言語行為をめぐって
Ⅳ 行動としてのジェンダー―越境する女たち
一 「わかれ道」における身体性と言語行為の構図―反転するジェンダー
二 「裏紫」における言語行為の意味
三 「われから」におけるジェンダー観―言語行為の多層性を手がかりにして
おわりにー樋口一葉作品におけるジェンダー観の変遷

著者│author

笹川洋子(ささがわ・ようこ)
1953年生まれ。
東京大学大学院人文社会研究科社会学(B)専攻。博士課程単位取得退学。社会学修士。コミュニケーション論専攻。
現在、神戸親和女子大学文学部教授。
論文に、
「発語媒介行為の再考―日本人のコミュニケーションにおける発語媒介行為の意味」(1994)『マス・コミュニケーション研究44号』マス・コミュニケーション学会
「ジェンダーの視点からみた『花ごもり』『やみ夜』『たけくらべ』の言語行為について」(1998)『親和国文33号』神戸親和女子大学国語国文学会
などがある。

 

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新版 文学にひそむ十字架

新版 文学にひそむ十字架

  • 小出龍太郎/2013年3月
  • 2800円(本体)/四六判・並製・550頁
  • 装丁:矢萩多聞

アベ・プレヴォー、ユゴー、モーパッサン、カザンザキスなど、古今の名作を味読。ユングとキリスト教グノーシス主義を援用しつつ作品の深層構造に迫る。2000年刊の改訂新版。
(ISBN 9784861103544)

目次|indexs

第Ⅰ部 理論
1 人間と文学―二元論的文学論
2 人間とは何か―深層心理学を通して
3 数のもつ象徴性の古典的解釈
第Ⅱ部 フランス文学史
1 フランス古典主義文学の時代まで
2 フランス・ロマン主義文学から写実・自然主義文学へ
第Ⅲ部 作品研究
1 『マノン・レスコー』の深層構造
2 『椿姫』の深層構造 ―『マノン・レスコー』と比較して
3 ユゴー『ノートルダム・ド・パリ』の深層構造
4 モーパッサン『女の一生』と『ベラミ』の比較考察
5 モーパッサン『オリーブ畑』の深層構造
6 『モワロン』―モーパッサンによるもうひとつのヨブ記
7 カザンザキス『キリスト最後のこころみ』におけるマグダラのマリヤ
8 『キリスト最後のこころみ』におけるイスカリオテのユダ
9 ルー・ウォーレス『ベン・ハー』を考察する
10 おわりに

著者|author

小出龍太郎(こいで・りゅうたろう)
1952年生まれ。大阪芸術大学短期大学部教養課程教授。主な著書に『聞書き小出楢重』(中央公論美術出版)、『小出楢重と谷崎潤一郎』『ちょっと、教養』『小出楢重 光の憂鬱』(春風社)、『小出龍太郎 評論選集』(花美術館)など多数。

 

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カフェの女主人

カフェの女主人

  • レイモン・ジャン(著)/桑原隆行(訳)/2013年3月
  • 2200円(本体)/四六判上製294頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

「あなたとセックスさせてくれたら、10万フランお支払いします」。怪しげな手紙がカフェの美人おかみの元に届き、静かな村は騒動に巻き込まれる。ぴりりとひねりの効いたオトナのフランス小説。
(ISBN 9784861103568)
日本図書館協会選定図書

 

著者|auteur

レイモン・ジャン(Raymond Jean)
1925年マルセイユ生まれのフランスの作家。長きに亘りエクス=アン=プロヴァンス大学教授として教鞭を執る傍ら、国外の大学、特に中国、アメ リカ、ロシアの大学で客員教授として教え続けた。多数の著作があるが、中でも『読書する女』(1986年)はミシェル・ドヴィルによって映画化(1988 年)されて以降、爆発的にヒットした。彼の作品を特徴づけるのは常識と偏執、日常と幻想、地域性、エロチシズム、混乱と修復、不意打ち、虚構の中の虚構、文学偏愛、具体性と曖昧さ、快楽肯定と衒学趣味等々である。『カフェの女主人』は1996年の作品。2012年4月3日、ヴァークリューズ県ガルガスにて没。享年86。

訳者|traducteur

桑原隆行(くわはら・りゅうこう)
福岡大学人文学部フランス語学科教授。
1952年岩手県北上市生まれ。茨城大学人文学部卒業、東北大学大学院文学研究科満期退学。著書に『フェティシズムの箱』(大学教育出版)、訳書にテオフィル・ゴーチエ『スペイン紀行』(法政大学出版局)、パトリス・ルコント『ショートカットの女たち』『リヴァ・ベラ』(春風社)がある。

 

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アントニオ・タブッキ 反復の詩学

アントニオ・タブッキ 反復の詩学

  • 花本知子(著)/2013年3月
  • 3000円(本体)/四六判上製352頁
  • 装丁:矢萩多聞

物語の萌芽が表現されることをおのずから要求し、作家はそれをじっと待つ。書くことは生に参加する要素、生は書くことに参加する要素。いま〈生きることの混乱〉の物語が紡がれる。――タブッキの作品を読み解くための清新な文学評論集!
(ISBN 9784861103582)

目次│indice

はじめに
一 自伝的なもの
「逆さまゲーム」以後
アントニオとアントニオ―タブッキと父
秋分
二 虐殺の経験
『トリスターノは死ぬ』の混乱
原子爆弾とアウシュヴィッツ
鉛の時代
三 変奏
ひきだしから出てくる物語
宇宙の無限
書き直し
おわりに
付録
アントニオ・タブッキ全著作解題
タブッキ研究のための文献リスト
参考文献

著者│autore

花本知子(はなもと・ともこ)
1978年、広島県生まれ。2006年、東京外国語大学大学院博士後期課程修了。2009年より、京都外国語大学イタリア語学科・京都外国語短期大学講師。『和伊中辞典〈第二版〉』(小学館、2008年)の改訂作業に参加。共訳書に、ジャンルイージ・ヌッツィ『バチカン株式会社』(柏書房、2010年)、アントニオ・タブッキ『他人まかせの自伝』(岩波書店、2011年)がある。専攻は、イタリア現代文学・文化。

 

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エルヒー・メルゲンと七つの太陽―モンゴルのいいつたえ集

エルヒー・メルゲンと七つの太陽

モンゴルのいいつたえ集

  • 塩谷茂樹(編訳)、Ya・バダムハンド (コラム執筆) /2012年12月
  • 1600円(本体)/四六判並製164頁
  • デザイン:後藤葉子
  • イラスト:nakaban

太陽めがけて矢をはなつ弓の達人、トラと牛の子から生まれかわり怪物にたちむかう二人の親友、愛する馬を想いながらかなでる馬頭琴……。遊牧民が古くから語りついできた10のむかしばなし。
モンゴルのことわざ、なぞなぞ、ジェスチャー、タブーなどを紹介するコラム付き!
(ISBN 9784861103384)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

キツネとオオカミ
モンゴル語とキリル文字
白いみなしごラクダ
モンゴルのジェスチャー
ずるがしこいボルじいさん
身体にまつわるいいつたえ
アルタンフーとムングンフー
フェルトのキツネ
学を身につけた少年
おでこに茶色いぶちのあるウサギ
スーレンフー
縁起の良い数、悪い数
ツァルツァー・ナムジル
モンゴルのタブー
道で出会ったたくはつ僧
モンゴルのことわざ
エルヒー・メルゲンと七つの太陽
モンゴルのなぞなぞ
フフー・ナムジルの伝説
世界の三つ
解説

編訳者│editor/translator

塩谷茂樹(しおたに・しげき)
1991年、京都大学大学院文学研究科言語学専攻、博士後期課程単位取得退学。
現在、大阪大学大学院言語文化研究科教授。1980~1982年、モンゴル国立大学留学。
専門はモンゴル語学(形態論及び語彙論)、モンゴル口承文芸(ことわざ、慣用句)。

コラム執筆者│column author

Ya・バダムハンド(やまーふー・ばだむはんど)
モンゴル国オラーンバータル出身。
2010年、大阪大学大学院言語社会研究科言語社会専攻、博士後期課程修了。
2010年3月、博士号(言語文化学)取得。
現在、日本学術振興会外国人特別研究員。
専門はモンゴル語学(モンゴル語の形状語)、日本語学(日本語の擬音語・擬態語)。

 

 

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スウェーデン民話名作集Ⅲ

スウェーデン民話名作集Ⅲ

  • 薮下紘一(訳) /2012年12月
  • 1905円(本体)/四六判並製208頁
  • 装丁:後藤葉子
  • 挿画:松本里美

羊の体をもつ賢い王女、地獄から逃げそこなったわがままな老婆、だれもいない街へと旅する船、地上におりたった月と太陽の娘……。幻想と魔法に満ちた15の物語。
(ISBN 9784861103391)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

カラスのマイサ
ティテリテューレ
弟子とベルト
すがたを消した王女と漁師の息子
二つの小箱
仕事をとりかえた夫婦
こりない老婆
賢い靴職人
森の女
ペレとガラスの剣
地下の王女
しゃべる鳥、かなでる木、流れる泉
リトル・ルディ
太陽と月の娘
緑ひげの王子

訳者│translator

薮下紘一(やぶした・こういち)
樺太に生まれる。
北海道教育大学、北海道大学文学部卒業、広島大学大学院文学研究科修士課程修了、言語学修士。
1981~84年、ウプサラ大学北欧語学科客員研究員。2004~06年、メーラルダーレン大学人文科学科客員研究員。
元駒澤大学総合教育研究部外国語第二部門教授。
訳書に、『スウェーデン民話名作集Ⅱ』『スウェーデン民話名作集Ⅰ』(春風社)、『北欧語入門』(M. Oʼ C. ウォルシュ著、北海道大学図書刊行会)がある。

 

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マハーヴァギナまたは巫山の夢

マハーヴァギナまたは巫山の夢

  • 三浦衛/2012年12月
  • 1957円(本体)/変型判上製函入り242頁
  • 装丁:間村俊一
  • 挿画:林晃久

三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書! 解説・中条省平氏。
(ISBN 9784861103421)

▼『神奈川新聞』「かながわの本」(2月3日)に紹介されました。→「みだらで怪奇な物語
▼『週刊読書人』(3月29日)に紹介されました。評者は東京大学准教授・英米文学専攻の阿部公彦先生です。→「リアリティを待っている
▼『出版ニュース』(2013年3月上旬号)に紹介されました。評者は装丁家の桂川潤さんです。→「二枚腰のしたたかさが求められる装丁家
▼『図書新聞』(8月10日)に紹介されました。評者は小説家・英米文学者・大東文化大学教授の中村邦生先生です。→「奇想の弾ける小説 奔放な企みに満ちている

目次より│indexs

飛行船/口臭/予知能力/水槽/偶然/失踪/祭り囃子/玖美に似た金魚/2578/電話/とかとんとん……
解説(中条省平)

著者│author

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役社長。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。その後、東京都内の出版社に勤務。99年、春風社を創業。著書に『出版は風まかせ』(春風社2009)、『父のふるさと―秋田往来』(春風社2010)がある。
Blog「よもやま日記

 

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英詩に魅せられ―エリオットからラーキンまで

英詩に魅せられ

エリオットからラーキンまで

  • 堀田三郎,犬飼誠(共編)/2012年8月
  • 2476円(本体)/四六判並製408頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

専門知識は要りません、まずはとにかく味わおう。
20世紀前半の英米6詩人の代表作を2編ずつとりあげ、原詩に訳文を併載。
「詩を読む会」のメンバーが、解釈をめぐるディスカッションを通して、しろうと目線で詩を愉しむ。
(ISBN 9784861103056)
日本図書館協会選定図書

ミスター・パートナー』2月号に紹介されました。
英米の詩人たちの代表的な詩を原文を掲載し様々な角度から解読

目次|indexs

第1章 T・S・エリオット
1 四月のレクイエム―「死者の埋葬」(『荒地』第一部)
2 エリオットの珠玉の抒情詩―「マリーナ」
第2章 W・B・イェイツ
3 盛りを過ぎた人生を振り返って―「学校の子どもたちに交じって」
4 悲劇の歓び―「ラピス・ラズリ」
第3章 W・C・ウィリアムズ
5 新しい季節の到来―「春など」
6 孤高を目指す詩魂の宿命―「イカロスの墜落のある風景」
第4章 ウォレス・スティーヴンズ
7 秩序への憧れ―「キー・ウェストにて考えた秩序について」
8 現実的な天使としての詩人―「田舎者たちに囲まれた天使」
第5章 ディラン・マーレイ・トマス
9 若者の宿命へのめざめ―「私には見える、夏の少年たちが」
10 望郷のウェールズ―「羊歯の丘」
第6章 フィリップ・ラーキン
11 いたずらっ子の教会詣で―「教会に行く」
12 なんとなくな人生―「ドッカリーと息子」

編者|editors

犬飼誠(いぬかい・まこと)
前岐阜女子大学教授。論文「ジョン・スタインベックの〔朝飯〕(“Breakfast”)解釈私論」(『Aurora』第5号、2001)、「ロバート・フロストの『行かなかった道』(“The Road Not Taken”)を読む」(東海英米文学会(編)『テキストの内と外』成美堂、2006)。
堀田三郎(ほった・さぶろう)
名古屋経済大学教授。論文「Wallace Stevensの〈虚〉と〈実〉The Auroras of Autumn試論」(『東海英米文学』第5号、1995)、翻訳「ウォレス・スティーヴンズ原詩と訳注の試み(1)―(7)」(『名古屋経済大学人文科学論集』)第81号―87号、2008―2011)。

 

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