日本文化人類学会編『文化人類学』86巻4号/2022年3月に『インド・剥き出しの世界』(田中雅一、石井美保、山本達也 編)の書評が掲載されました。評者は田口陽子先生(叡啓大学)です。「各章を読み進めていくうちに、「剥き出し」というイメージを通して、著者らがそれぞれの事例をもとに展開したであろう思考と実験の意義が徐々に浮かび上がってくるように思われた。」
日本文化人類学会編『文化人類学』86巻4号/2022年3月に『インド・剥き出しの世界』(田中雅一、石井美保、山本達也 編)の書評が掲載されました。評者は田口陽子先生(叡啓大学)です。「各章を読み進めていくうちに、「剥き出し」というイメージを通して、著者らがそれぞれの事例をもとに展開したであろう思考と実験の意義が徐々に浮かび上がってくるように思われた。」
『ミスター・パートナー』No.373/2022年6月号で、長谷部寿女士著『ファッションとテクノロジー―英国ヴィクトリア朝ミドルクラスの衣生活の変容』が紹介されました。「読み応えある学術書」「新書レーベルを読むような感覚で読むことができる」
『中日新聞』西三河版/2022年5月14日号で、石川文也著『記憶のなかの「碧南方言」―語彙・語法・音韻の特徴』が紹介されました。
「消えゆく方言を記録しようと考えた。高齢者には聞きなれた言葉も多い(…)」。
『教育学研究』第89巻第1号(日本教育学会/2022年3月)に、小川史著『一九四〇年代素人演劇史論―表現活動の教育的意義』が掲載されました。評者は渡辺貴裕先生(東京学芸大学)です。「様式化された型を持つ従来の芸能とは異なる、リアリズムに基づく近代演劇であるからこそ、そこに独自の教育的意義と課題が現れる」
『教育学研究』第89巻第1号(日本教育学会/2022年3月)に、ヘレン・M・ガンター著/末松裕基・生澤繁樹・橋本憲幸訳『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』の書評が掲載されました。評者は村松灯先生(帝京大学)です。「教育政策がどのような政治ないし統治の文脈において展開されているのか、その過程で、教育の専門家や研究者を含む当事者たちがそれをどのように受けとめ、意味づけ、実践に移しているのか」
『アメリカ文学研究』第58号(日本アメリカ文学会/2022年3月)に、佐久間みかよ著『個から群衆へ―アメリカ国民文学の鼓動』の書評が掲載されました。評者は里内克巳先生(大阪大学)です。「ピューリタンの宗教共同体から多民族社会へと変容してきた合衆国のうねりのなかに、作家や作品を置きつつ考察」
『アメリカ文学研究』第58号(日本アメリカ文学会/2022年3月)に、遠藤光著『プルーフロックの世界―T.S.エリオットの限りなく悩めるもの』の書評が掲載されました。評者は平野順雄先生(椙山女学園大学)です。「貧しく希望のない生活を営む者たちに触れたときに詩人エリオットの頭に浮かんだ極めて印象深い観念」
『アメリカ文学研究』第58号(日本アメリカ文学会/2022年3月)に、佐藤憲一著『異形のピューリタン―ジョン・ウィンスロップ・ジュニアとトランスアトランティック・トランザクション』の書評が掲載されました。評者は難波雅紀先生(実践女子大学)です。「政治家である他に、鉱脈探しのアントレプレナー、科学者、内科医といった多彩な経歴の持ち主だった「異形のピューリタン」としての彼の魅力を教えてくれる」
『アメリカ文学研究』第58号(日本アメリカ文学会/2022年3月)に、外山健二著『ポール・ボウルズ 越境する空の下で』の書評が掲載されました。評者は大串尚代先生(慶應義塾大学)です。「ボウルズの移動の軌跡とその時代が、ボウルズ作品を魅力的にしている」
『臨床心理学』第129号/2022年5月に、山田美穂著『心理臨床 セラピストの身体と共感―ダンス/ムーブメントとフェルトセンスの活用』が掲載されました。評者は日笠摩子先生(大正大学)です。「著者の人生と実践と研究とそこからの主張が一貫しており、身体を通しての共感の重要性が説得力ある形で記述されている」