『図書新聞』第3483号/2021年2月13日号に『異形のピューリタン―ジョン・ウィンスロップ・ジュニアとトランスアトランティック・トランザクション』(佐藤憲一 著)の図書紹介が掲載されました。評者は岡和田晃氏(文芸評論家)です。「初期近代におけるアメリカと「大陸」との交通が、ジョン・ウィンスロップ・ジュニアという特異な主体に視点を置くことで、明晰かつ精緻に論じられる」
ラテンアメリカ・レポート(37 巻 (2020) 2 号)で『同定の政治、転覆する声』(石田智恵 著)が紹介されました。評者は坂口安紀先生(日本貿易振興機構アジア経済研究所)です。「緻密な概念整理がされた、良書」
『図書新聞』第3482号/2021年2月6日号に『芦田恵之助の教育思想―とらわれからの解放をめざして』(山田直之 著)の書評が掲載されました。評者は川地亜弥子先生(神戸大学)です。「近代教育とは何かが問われて久しい現代において、芦田の随意選題綴方を通じて新たな視点を提示してくれる好書」
『国際開発ジャーナル』2021年1月号に『アフリカにおけるジェンダーと開発―女性の収入向上支援と世帯内意思決定』(甲斐田きよみ 著)著者による図書紹介が掲載されました。「世帯内の力関係やジェンダー規範による制約を可視化し、女性が望む状況を選択できる支援の必要性」
『週刊読書人』第3373号/2021年1月15日号に『幻想と怪奇の英文学Ⅳ―変幻自在編』の書評が掲載されました。評者は高原英理氏(文芸評論家)です。「言葉の向こう側、世界の反転、読む喜び 学問という営為、すべてテーマの異なる十八の論集」
『図書新聞』第3474号/2020年12月5日号に『幻想と怪奇の英文学Ⅳ―変幻自在編』の鼎談特集が掲載されました。鼎談者は岡和田晃氏(文芸評論家)・下楠昌哉氏・東雅夫氏です。「世界標準の幻想文学研究へ アカデミズム、英文学、愛好家の枠を超えて」
『図書新聞』第3478号/2021年1月9日号に『鎌倉山奇譚 水琴窟の館』(ソーントン不破直子 著)の書評が掲載されました。評者は梶葉子さんです。「鎌倉の奥深い魅力の源を解き明かす」
日本教育学会編『教育学研究』第87巻第3号/2020年9月に『「エビデンスに基づく教育」の閾を探る―教育学における規範と事実をめぐって』(杉田浩崇・熊井将太編)の書評が掲載されました。評者は児美川孝一郎先生(法政大学)です。「教育学の内外における知をかくも領域横断的に渉猟しながら、しかも統一した一つのテーマに迫ろうとした」
日本霊長類学会編『霊長類研究』第36巻第2号/2020年に『アフリカの森の女たち―文化・進化・発達の人類学』(ボニー・ヒューレット著/服部志帆、大石高典、戸田美佳子訳)の書評が掲載されました。評者は徳山奈帆子先生(京都大学霊長類研究所)です。「アフリカの女性たちの生き方の変化と、しかしその根底に維持されていくであろうものという、柔軟性と不変性」
『図書新聞』第3477号/2021年1月1日号に『統計は力なり―エルンスト・エンゲルの希望の学』(太田和宏 著)の書評が掲載されました。評者は高岡佑介先生(早稲田大学)です。「「エンゲルの法則」で知られる統計学者の生涯を丹念に跡づけた労作」