『月刊社会教育』No.810/2023年11月号(旬報社)に、新井浩子著『社会教育における生活記録の系譜』の書評が掲載されました。評者は古里貴士先生(東海大学)です。「視野を明治期の学校での作文教育・綴方教育にまで広げた上で、明治期から大正期、昭和の戦時期を経て、戦後期に生活記録が社会教育の学習方法として成立していく、その過程を明らかにする」
『英文學研究』第100巻(日本英文学会編/2023年12月)に、佐久間みかよ著『個から群衆へ―アメリカ国民文学の鼓動』の書評が掲載されました。評者は西谷拓哉先生(神戸大学)です。「アメリカにおける文学活動が初期のピューリタンの自伝や説教からアメリカの固有性に基づいた国民文学へ、さらには国境・境界を越えて広がる多文化的な文学へ展開していく様を鮮やかに描き出している」
『英文學研究』第100巻(日本英文学会編/2023年12月)に、竹山友子著『書きかえる女たち―初期近代英国の女性による聖書および古典の援用』の書評が掲載されました。評者は土井雅之先生(関西学院大学)です。「初期近代英国における女性の教育……の受け手である6人の女性作家たちにそれが浸透していく様子を辿っている」
『週刊仏教タイムス』2023年12月14日号で、小西達也著『インターフェイス・スピリチュアルケア―永遠と対話の根源へ』が紹介されました。評者は下田正弘先生(武蔵野大学・東京大学)です。「思索の道を誠実に歩み、やがて、東洋思想の理解に基礎を与えた井筒俊彦の哲学に現れない、重要な二人称の問題を補う地点に到達した」
2023年12月17日に開催された社会デザイン学会第7回学術集会にて、佐野敦子氏(立教大学)および著書『デジタル化時代のジェンダー平等―メルケルが拓いた未来の社会デザイン』が社会デザイン学会奨励賞を受賞しました。
◆学会ウェブサイト・第7回学術集会案内は下記よりご覧になれます。
http://www.socialdesign-academy.org/
『聖教新聞』2023年12月5日号に、『原発災害と生活再建の社会学―なぜ何も作らない農地を手入れするのか』著者・庄司貴俊氏のインタビューが掲載されました。「見通しのない非日常と日常 「仮」の状態に置き、立て直す」
◆記事は下記の聖教新聞ウェブサイトよりご覧になれます。
https://www.seikyoonline.com/article/107CA90D3E60E6924399CCCBF35DE01D
『ブラジル人のためのニッポンの裏技―暮らしに役立つ日本語便利帳』(松田真希子 著)と『社会学的システム理論の軌跡―ソシオサイバネティクスとニクラス・ルーマン』(赤堀三郎 著)の電子書籍を配信開始しました。電子書籍は Amazon Kindle、楽天Kobo、Google Play などの電子書店でお求めになれます。
『図書新聞』第3619号/2023年12月16日号に、田辺清著『レオナルド・ダ・ヴィンチの源泉―様式・文学・人物表現』の書評が掲載されました。評者は宮田徹也先生(嵯峨美術大学)です。「凡そ五〇〇年前に生きたアーティストが、今もまだ生きている、身近な存在のような感覚を我々に与えてくれる……五百年「も」、前なのか、「しか」なのかによって、発想が変わってくる」
『モルフォロギア』第45号(2023年10月31日発行)に、高橋優著『ロマン主義的感性論の展開―ノヴァーリスとその時代、そしてその先へ』の書評が掲載されました。評者は中井章子先生(青山学院女子短期大学名誉教授)です。「著者の述べるように学術の「学際的自己反省」、「人文系学問」からの「科学技術批判」が人類のための「非常ブレーキ」(ベンヤミン)として不可欠である。」