『中央ヨーロッパ』の書評が『オーストリア文学』に掲載されました

『オーストリア文学』39号(2023年3月)に、桂元嗣(著)『中央ヨーロッパ―歴史と文学』の書評が掲載されました。評者は川島隆先生(京都大学)です。

「本書全体を通じて、多民族・多言語の状況を生きる人々のあいだで「ドイツ的なもの」が果たした役割を追うという課題は十全に果たされている」

『躍動する聖地』が『宗教問題』で紹介されました

『宗教問題』(vol.42 2023年夏季号)で江端希之著『躍動する聖地―マダガスカル・イメリナ地方におけるドゥアニ信仰の生成と発展』が著者インタビュー「マダガスカルの〝神道〟」とともに紹介されました。

「ドゥアニ信仰とは「ひょっとしたらあったかもしれない神道の姿」なのかもしれない。」

 

『社会教育における生活記録の系譜』の書評が『日本教育新聞』に掲載されました

『日本教育新聞』2023年6月12日号に、新井浩子著『社会教育における生活記録の系譜』の書評が掲載されました。評者は都筑学先生(中央大学)です。「青少年たちが、学校教育の外側の世界において活動していく様子を明らかにする……青少年たちは、いかにして自分の生活を見つめ、それを記録していったのか」

 

『エンパワーメント・ギャップ』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3594号/2023年6月10日号に、メイラ・レヴィンソン著/渡部竜也、桑原敏典訳『エンパワーメント・ギャップ―主権者になる資格のない子などいない』の書評が掲載されました。評者は藤本奈美先生(愛知教育大学)です。「アメリカにおける人種的、社会的、経済的、政治的、文化的隔離の状況が綴られている……隔離された若者が、市民生活や政治生活に参加するうえで必要な力を涵養する教育のあり方が具体的に検討される」

『取るに足らないものたちの民族誌』が『フレグランスジャーナル』で紹介されました

『フレグランスジャーナル』2023/5月号で内藤順子(著)『取るに足らないものたちの民族誌―チリにおける開発支援をめぐる人類学』が紹介されました。「別の貧困が支援する側にある。専門家にも(頭の中の)リハが要る。社会の底辺に取り残された人々(弱者)の心の内は,強者の「上から目線」では決して見えない。」

 

『分かちあう経験・守りあう尊厳』の書評が『教育学研究』に掲載されました

『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、冨永貴公著『分かちあう経験・守りあう尊厳』の書評が掲載されました。評者は平塚眞樹先生(法政大学)です。「労働者教育論、生活史研究、オーラル・メソッド(物語論)の歴史学といった多元的なアプローチ、研究方法の交差点にヒストリー・ワークショップを見ている」

『レヴィナスと教育学』の書評が『教育学研究』に掲載されました

『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、安喰勇平著『レヴィナスと教育学―他者をめぐる教育学の語りを問い直す』の書評が掲載されました。評者は青柳宏先生(宇都宮大学)です。「批判・検討の俎上にのせた主張のもつ可能性を開かれたままに維持し、あるいはまた一つのレヴィナス研究が多様な研究の広がりを生み出している」

 

『インクルーシブ教育のかたち』の書評が『日本教育新聞』に掲載されました

『日本教育新聞』2023年5月22日号に、柴垣登著『インクルーシブ教育のかたち―都道府県ごとの特別支援教育の違いから』が掲載されました。「「就学先決定」や「財政」についての議論を通して「日本的インクルーシブ教育」の特質、課題から論を起こす」

書評は下記URLよりご覧になれます。
◆NIKKYO WEB> https://kyoiku-press.com/post-258540/

『学校と生活を接続する』の書評が『教育学研究』に掲載されました

『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、田中怜著『学校と生活を接続する―ドイツの改革教育的な授業の理論と実践』の書評が掲載されました。評者は吉田成章先生(広島大学)です。「学校と生活の接続問題に対して、「改革教育」という領野の提示とその帰結としての改革教育学による理論・実践を捉え直すことの必要性が提示されたことは、学校と生活との乖離への批判と学校と生活とを結合する進歩主義的な教育運動の肯定のいずれをも留保する」