日本アメリカ文学会編『アメリカ文学研究』第61巻(2025年3月発行)に、江田孝臣著『時空をかける詩人たち―文理越境のアメリカ詩論』の書評が掲載されました。評者は川崎浩太郎先生(駒沢大学)です。「高度に専門的な議論が展開されていながらも、随所に見られるささやかなユーモアや詩人・作家に対する愛故か、本書は非常に手に取りやすい研究書でもある」
日本教育学会編『教育学研究』第92巻第1号(2025年3月)に、高田俊輔著『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念―児童自立支援施設の就学義務化から』の書評が掲載されました。評者は田澤薫先生(聖学院大学)です。「児童自立支援施設の現場での気付きを「教育による包摂/排除」への問題意識として児童福祉の視座から検討」
『図書新聞』第3686号/2025年5月3日号で、今村武・佐藤憲一編『越境のパラダイム、パラダイムの越境―フュスリ絵画から魔法使いハウルまで』が紹介されました。評者は岡和田晃氏(文芸評論家・作家)です。「語圏やメディアをまたぐ姿勢が特徴的な論集」
『日本経済新聞』2025年4月19日号に、浅野久枝著『越境する歌舞伎―戦前・戦後の小芝居と女役者』の書評が掲載されました。評者は矢内賢二先生(明治大学)です。「民俗学者ならではの手際がよく発揮されていて、本書もまた研究につきものの窮屈な枠組みを軽々と「越境」している」。
『オーストラリア研究』2025年38巻に、小野塚和人著『外国人労働者としての難民―オーストラリアの農村部における難民認定者の受け入れ策と定住支援策』の書評が掲載されました。評者は飯笹佐代子先生(青山学院大学)です。「その意欲的な仕事は、学術研究としての貢献にとどまらず、日本社会が難民・外国人の定住支援策を講じる際にも豊富な示唆を与えてくれるだろう」

『森林技術』No.998(2025年6月号)で、井上真、ンダン・イマン著『アポ・カヤンから東京へ―日本人と出会ったケニァ・ダヤック人の冒険』の紹介が掲載されました。評者は桜井尚武先生(大日本山林会参与)です。
「この本では、そこ〔熱帯研究者がいてもいいのではないか、という考えと成果の実現〕に至る道筋が、山梨の田舎で育ったやんちゃ坊主のマコト君と手つかずの自然が広がるポルネオ島で向学心に燃えていたンダン君との交流を通して、躍動感あふれる筆致で紹介されています」。
日本社会文学会『社会文学』第61号(2025年3月)に、徳永光展著『国際日本学の探究―夏目漱石・翻訳・日本語教育』の書評が掲載されました。評者は坂元昌樹先生(熊本大学教授)です。「著者による長年の思索と実践の成果をまとめた一冊」
『図書新聞』第3683号/2025年4月12日号に、藤谷浩悦著『芥川龍之介の中国遊歴―光と影の軌跡』の書評が掲載されました。評者は篠崎美生子先生(明治学院大学教授)です。「芥川の中国体験を巨視的な文脈から俯瞰 「日本近代文学」の功罪を相対化するためのきっかけを見事に提示」
日本社会文学会『社会文学』第61号(2025年3月)に、清松大著『世紀転換期文学の思想空間―明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節』の書評が掲載されました。評者は小林孝吉先生です。「日清から日露戦争へ、帝国主義国家と天皇制によるアイデンティティ形成へと向かう日本の二〇世紀の世紀転換期の思想空間は、どのような意味で現在の歴史転換期を照らすのか。明治・大正期文学の錯綜する思想空間を多面的に、多様な文献を実証的に読み解く」
日本社会文学会『社会文学』第61号(2025年3月)に、岩本知恵著『安部公房と境界―未だ/既に存在しない他者たちへ』の書評が掲載されました。評者は坂堅太先生です。「固定化し安定した境界を自明のものとする「越境」とは別のアプローチで、安部作品における境界の問題を考えること。こうした関心のもと、境界の権力作用とその不安定性に着目する」



