『社会教育における生活記録の系譜』の書評が『日本教育史研究』に掲載されました

日本教育史研究会編『日本教育史研究』第43号(2024年8月)に、新井浩子著『社会教育における生活記録の系譜』の書評が掲載されました。評者は須永哲思先生(京都大学)です。「学校教育・教室空間における教師-生徒関係のあり様と、社会教育における教育関係のあり様はもちろん同じではないとして、両者の間で何がどのように異なると考えるべきか、生活記録が望ましい「社会教育の学習方法」として成立する「条件」とはどこに求めるべきか」

『発達支援、その先へ』が『月刊 特別支援教育研究』で紹介されました

『月刊 特別支援教育研究』No.806(2024年10月1日号)で、永井祐也著『発達支援、その先へ―自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して』が紹介されました。評者は藤野博先生(東京学芸大学)です。「PECSの効果に関するエビデンスを発達理論に基づきここまで明確に示した研究は国際的にも稀有」

『世紀転換期文学の思想空間』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3655号(2024年9月14日号)に、清松大著『世紀転換期文学の思想空間―明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節』の書評が掲載されました。評者は林正子先生(岐阜大学)です。「新たな文学史の可能性を拓く 「ニーチェ思想」と「宗教」をめぐる議論の有機的な連関を論証」

『近代朝鮮文学と民衆』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3655号(2024年9月14日号)に、影本剛著『近代朝鮮文学と民衆―三・一運動、プロレタリア、移民、動員』の書評が掲載されました。評者は高榮蘭先生(日本大学)です。「「朝鮮文学」を浮き彫りに 近代的な「朝鮮語」文学の歴史を、「民衆」という概念を媒介に再構成」

『「読書の自由」の成立史』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3654号/2024年8月31日号に、小南理恵著『「読書の自由」の成立史:1950年代アメリカの図書館員と出版者』の書評が掲載されました。評者は中山愛理先生(大妻女子大学)です。「禁書運動への対抗の歴史 自由に読書することが、自明でないことに気づかせてくれる」

『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3651号/2024年8月10日号に、高田俊輔著『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念―児童自立支援施設の就学義務化から』の書評が掲載されました。評者は竹原幸太先生(東京都立大学)です。「非行をめぐる教育と福祉のせめぎあいの方途とは? 児童自立支援施設・併設校の教育の在り様を問いつつ、知的好奇心を刺激する一冊」

『一般科学教授学綱要』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会編『教育学研究』第91巻第2号(2024年6月)に、ディートリッヒ・ベンナー著/牛田伸一訳『一般科学教授学綱要―教員養成・授業・研究のための基礎と方向づけ』が図書紹介として掲載されました。評者は鈴木篤先生(九州大学)です。「今日においても変わらず日本語の読者にとって重要な依拠先であり続けている」

『学校づくりの概念・思想・戦略』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会編『教育学研究』第91巻第2号(2024年6月)に、石井拓児著『学校づくりの概念・思想・戦略―教育における直接責任性原理の探究』が図書紹介として掲載されました。評者は三浦智子先生(兵庫教育大学)です。「「学校づくり」概念に関して、これが戦後の教育実践や教育政策の実施過程において形成されてきた歴史的経緯を明らかにする作業を通して、その「戦略的」意義、すなわち、学校教育をめぐる今日的課題に対する概念それ自体の有用性について論じている」