ネットワーク社会と空間のポリティクス―都市・モダニティ・グローバリゼーション

ネットワーク社会と空間のポリティクス

都市・モダニティ・グローバリゼーション

  • 大澤善信/2010年3月
  • 2800円(本体)/四六判・上製・332頁
  • 装丁:矢萩多聞

場所、経験、身体…あらゆるものが〈情報〉として脱質料化されてしまうこの世界で、何が展望されるのか。ハーバーマス、カステル、ギデンズらの論考をたどりつつ、グローバリゼーションの批判理論を企てる。
(ISBN 9784861102028)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

第Ⅰ部 転移 transference
第1章 エンゲルス・ロンドン・マンチェスター―「イギリスにおける労働者階級の状態」の都市論
第2章 チャールズ・ブースのロンドン
第3章 ハル・ハウスと社会学者ジェーン・アダムズ

第Ⅱ部 変容 transformation
第4章 近代化をめぐるアメリカ的諸理論の展開
第5章 「近代」と市民社会のユートピア―ハーバーマス理論覚書

第Ⅲ部 超越 transcendence
第6章 情報都市論の成立過程―M・カステルの学説展開をめぐって
第7章 ネットワーク社会とメディア公共圏
第8章 グローバル化と場所の変容

著者│author

大澤善信(おおさわ・よしのぶ)
1953年生まれ。
金沢大学助教授、同教授を経て、2004年より関東学院大学教授。
専攻は社会学理論、地域社会学。
主な著訳書に、『都市的世界』(共著、世界思想社、2008年)、『場所を消費する』(アーリ著、共監訳、法政大学出版局、2003年)、『都市経営の思想』(共著、青木書店、2000年)、『都市・情報・グローバル経済』(カステル著、訳・解説、青木書店、1999年)、『都市空間の構想力』(共著、勁草書房、1996年)、『自己言及性について』(ルーマン著、共訳、国文社、1996年)、等がある。

 

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台湾―メディア・政治・アイデンティティ

台湾

メディア・政治・アイデンティティ

  • 本多周爾/2010年3月
  • 2381円(本体)/四六判・上製・230頁
  • 装丁:矢萩多聞

メディア史の視点で台湾の歴史と現在を深く知る。中国寄りか独立かで揺れる民衆のナショナル・アイデンティティと、政府の政策。独自の歴史と成り立ちをもつ台湾の新聞、テレビ、ラジオなどメディア事情と政治とのかかわり、民主化後の変遷を分析。
(ISBN 9784861102165)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

第一章 変革期における政治とメディア―政治的民主化と放送、通信の自由
第二章 民主化の実験―政権交代と陳水扁政権の評価をめぐって
第三章 ナショナル・アイデンティティの諸相―国家・社会に対する民衆の意識とイメージ
第四章 テレビ放送環境の変容―多メディア、多チャンネル化時代の到来
第五章 新聞の役割の変化―戒厳令期と民主化以後にみる新聞
第六章 ラジオ放送の過去、現在、未来―その役割と機能の変化

著者│author

本多周爾(ほんだ・しゅうじ)
1949年東京都出身
慶應義塾大学法学部政治学科卒業
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程満期退学
法学博士(慶應義塾大学)
現在、武蔵野学院大学大学院国際コミュニケーション研究科教授

 

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明治大正露文化受容史―二葉亭四迷・相馬黒光を中心に

明治大正露文化受容史

二葉亭四迷・相馬黒光を中心に

  • 小林実/2010年4月
  • 6476円(本体)/A5判・上製・452頁
  • 装丁:毛利一枝

嫌悪と憧れ、違和感と葛藤。反発しながらも憧れたロシア文化をいかに受け入れ、血肉化していったか。二葉亭、黒光を中心に日本文化の来歴に迫る画期的論集。「本書は、私なりの屈折したロシア研究書である」
(ISBN 9784861102196)

目次│indexs

第一章 恐露のおこり
第二章 二葉亭四迷のジレンマ
第三章 相馬黒光の女学生時代(その一)―仙台
第四章 相馬黒光の女学生時代(その二)―宗教より文学へ
第五章 空想と現実の接点
第六章 エキゾチズムの体感
第七章 早稲田の知識人
第八章 「ロシア」のイメージ
第九章 「白地の尋常の人間」

著者│author

小林実(こばやし・みのる)
1971年東京生まれ
1995年東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒
2006年立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程満期退学
国文学研究資料館プロジェクト研究員を経て、現在、十文字学園女子大学短期大学部講師
専門は日本近代文化史

 

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サルトルとマルクスⅠ―見えない『他者』の支配の陰で

サルトルとマルクスⅠ

見えない『他者』の支配の陰で

  • 北見秀司/2010年3月
  • 3333円(本体)/四六判・上製・400頁

フーコー、ドゥルーズ、デリダ、ネグリの後に、だれも知らないサルトルが姿を現す。後期マルクスの疎外論が、新たな命を吹き込まれる。真の民主主義と自由の実現をもくろむプレカリアート時代の思想の挑戦。
(ISBN 9784861102134)
日本図書館協会選定図書

目次│contents

第1部 「他」と「多」と「差異」の哲学
第1章 ポスト構造主義の射程と限界
第2章 前期サルトル「他」と「多」と「差異」の哲学へ
第2部 見えない『他者』と複数の自律
第1章 マルクス 物神性論のはらむ困難

著者│author

北見秀司(きたみ・しゅうじ)
1960年生まれ。
1996年パリ第10大学(ナンテール)哲学科博士課程修了。
現在、津田塾大学国際関係学科准教授。
2008年4月より1年間パリ・ソルボンヌ大学(パリ第4大学)外国人研究員。

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インカ帝国の成立―先スペイン期アンデスの社会動態と構造

インカ帝国の成立

先スペイン期アンデスの社会動態と構造

  • 渡部森哉/2010年3月
  • 7619円(本体)/A5判・上製・504頁
  • 装丁:糟谷一穂

なぜインカ帝国は広大な地域を急速に支配できたのか? インカ王権の構造を紀元前まで遡って抽出。アンデス諸社会の興亡を新たなモデルによりダイナミックに描き出す。
(ISBN 9784861102059)

目次│indexs

序章
第I部 社会動態
第一章 クイスマンク王国とは?―歴史史料からみるカハマルカ地方
第二章 サンタ・デリア遺跡の発掘―考古資料からみるカハマルカ地方
第三章 タンタリカ遺跡の発掘―インカの到来
第四章 インカ期の社会動態

第II部 構造
第五章 クントゥル・ワシ―「構造」の生成
第六章 ティワナク―変換
第七章 インカ王権の構造
第八章 アンデスの構造―四面体モデルの提唱
終章 先スペイン期アンデスにおける社会動態と構造

著者│author

渡部森哉(わたなべ・しんや)
1973年3月福島県会津地方に生まれる。専門はアンデス考古学、文化人類学。1995年から毎年ペルーで調査を続けている。
東京大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。南山大学人文学部専任講師を経て、現在、南山大学人文学部准教授。

 

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物権法概説

物権法概説

  • 小泉健/2010年3月
  • 2800円(本体)/A5判・並製・252頁
  • 装丁:毛利一枝

これ1冊で「物権法」の基本がわかる! 基本的な事項を理解し基礎的な知識を身につけるために要点をわかりやすく解説。通説的な見解を軸として代表的な判例や有力な学説に関しても記述。
(ISBN 9784861102219)

目次│indexs

1章 物権法総論
2章 物権の変動
3章 占有権
4章 所有権
5章 地上権
6章 永小作権
7章 地役権
8章 入会権
9章 担保物権総論
10章 留置権
11章 先取特権
12章 質権
13章 抵当権
14章 変則的担保

執筆者│authors

小泉健(こいずみ・けん)
ノースアジア大学理事長・学長・法学部長。弁護士。
1970年日本大学卒業後、検事を経て現職。

 

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桃源郷とユートピア―陶淵明の文学

桃源郷とユートピア

陶淵明の文学

  • 伊藤直哉/2010年3月
  • 2667円(本体)/四六判・並製・182頁
  • 装丁:矢萩多聞

人間の魂の奥底にある桃源郷とは? 実生活で多くの挫折を味わい、人間の歴史の愚かさを知りぬいた大人の文学をのこした陶淵明。田園詩人、隠逸詩人の汲めども尽きぬ味わいを堪能するための傑作論考。
(ISBN 9784861102189)

目次│indexs

序章  文学とは何か?
第一章 田園美の発見過程
第二章 友への歌の拡大
第三章 神話世界への入り方
第四章 現実政治への発言
第五章 身体観・動画性・変身する言語
第六章 桃源郷とユートピア

著者│author

伊藤直哉(いとう・なおや)
1954年生まれ、福島県出身。
二松学舎大学卒業、同大学院修了。
現在、桜美林大学教授(中国文学)。
著書 『「笑い」としての陶淵明』(五月書房、2001年)など。

 

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世界金融危機 日中の対話―円・人民元・アジア通貨金融協力

世界金融危機 日中の対話

円・人民元・アジア通貨金融協力

  • 上川孝夫・李暁(編)/2010年3月
  • 3500円(本体)/四六判・上製・416頁
  • 装丁:矢萩多聞

昨今の金融危機で浮上した国際通貨体制と国際金融の改革をめぐる議論を整理し,アジア通貨金融協力の現状と今後を考える。アジアの安定と共生を構想する4つの対話。
(ISBN 9784861102035)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

対話Ⅰ  世界金融危機の衝撃とアジア
第1章 世界金融危機の構図とアジアの将来 【上川孝夫】
第2章  世界金融危機とアジア:影響・関連およびチャレンジ 【斎俊妍】
対話Ⅱ  円国際化の経験と日本の進路
第3章 円国際化の回顧とアジアへの新座標軸 【今松英悦】
第4章 円の国際化の歴史とその戦略調整:中国学者の評価 【李暁】
対話Ⅲ  人民元の台頭と中国の行方
第5章 人民元の台頭とアジア化・国際化戦略 【李婧】
第6章 人民元の安定・国際化と東アジア通貨体制の将来 【石田護】
対話Ⅳ  アジア通貨金融協力とその展望
第7章 アジア通貨協力と中日の協調:中国の視点と構想 【丁一兵】
第8章 転換点に立つ国際通貨・金融システムとアジア 【紺井博則】

執筆者│authors

上川孝夫
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授、日本国際経済学会理事
斎俊妍
天津財経大学国際貿易学部副教授、中国社会科学院世界経済与政治研究所博士後
今松英悦
津田塾大学学芸学部講師、前毎日新聞論説委員
李暁
吉林大学経済学院教授、中国世界経済学会副会長
李婧
首都経済貿易大学経済学院教授、中国社会科学院世界経済与政治研究所国際金融研究中心特別要請研究員
石田護
伊藤忠商事株式会社理事
丁一兵
吉林大学経済学院教授、同大東亜経済研究中心長
紺井博則
國學院大学経済学部教授、同大学院経済学研究科委員長

 

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言語テストの作成と評価―あたらしい外国語教育のために

言語テストの作成と評価

あたらしい外国語教育のために

  • チャールズ・オルダーソン,キャロライン・クラッファム,ダイアン・ウォール(著)/渡部良典(編訳)/2010年2月
  • 2800円(本体)/A5判・並製・276頁
  • 装丁:難波園子

外国語教育のテストは,どのような原理・原則に基づいて作成され,評価されるべきか。コンピューター処理などの技術的側面だけでなく,それを利用する人間的側面も重視することで,テスト開発の方法を批判的に検討する。
(ISBN 9784861102011)

目次│indexs

第1章 本書の由来と概観
第2章 テスト細目の作成
第3章 テスト項目の作成と調整
第4章 事前テストの結果の分析
第5章 テスト採点者の訓練
第6章 試験官の信頼性検証
第7章 テスト結果の報告と合格点の決定
第8章 妥当性の検証
第9章 テストの事後報告
第10章 テストの開発と改訂
第11章 言語テストのスタンダード

著者│authors

チャールズ・オルダーソン(J. Charles Alderson)
ランカスター大学言語学科教授。オックスフォード大学修士課程,エディンバラ大学博士課程修了。言語学博士。Language Testingなど学術誌の編集主幹,DIALANGのコーディネーター,国際言語テスト学会会長を歴任。ケンブリッジ大学出版のテスト研究シリーズの編集主幹。言語テスト,リーディングに関する編著書,学術論文,口頭発表多数。2008年には長年にわたる貢献に対して国際言語テスト学会功労賞が授与された。近著にDiagnosing Foreign Language Proficiency(2006),Politics of Language Education(2009)等がある。
キャロライン・クラッファム(Caroline Clapham)
ランカスター大学修士,博士課程修了。言語学博士。ランカスター大学言語学科専任講師,ケンブリッジ大学シニア・レクチャラー歴任。The Development of IELTS: a Study of the Effect of Background Knowledge on Reading Comprehension(1996)など言語テストに関する論文著書多数。2009年12月永眠。
ダイアン・ウォール(Dianne Wall)
ランカスター大学シニア・レクチャラー。言語学博士。メキシコ国立自治大学修士。英国ランカスター大学修士課程修了。ランカスター大学で博士号取得。最も優れたテスト関係の博士論文に贈られるTOEFL賞を2001年度に受賞。現在TOEFLの影響の実証研究プロジェクトのチーフディレクターなど様々な活動を行っている。著書論文多数。近著にThe Impact of High-Stakes Testing on Classroom Teaching: A Case Study Using Insights from Testing and Innovation Theory(2005)がある。

編訳者│translator

渡部良典(わたなべ・よしのり)
1956(昭和31)年神奈川県生まれ。上智大学外国語学部教授。言語学博士。上智大学外国語学部卒業,同大学院修了,英国ランカスター大学修士,博士課程修了。聖霊女子短期大学,国際基督教大学,秋田大学などを経て現職。専攻分野は外国語の教育評価,授業研究。「入試から英語をはずすと授業は変わるか」,「学校のテストは何のために行うのか」,“Does grammar-translation come from entrance examinations?”(Language Testing),『〈実践〉言語テスト作成法』(大修館書店,共訳),『応用言語学辞典』(研究社,執筆担当),Washback in Language Testing: Research Methods and Contexts(共編著)など論文著訳書多数。Language Assessment Quarterly編集委員。

書評(「英語教育」5月号)

テスト開発のためのバランスの取れた手引き書
言語テスト研究者として最も著名な英国人であるといってよいCharles Aldersonらによる共著の編訳である。ここで「編訳」とは,著者の了解のもとに日本に直接当てはまらない部分や,原著の出版以降の言語テスト界の発展により必要性の薄れた内容を省略し,逆に読者の便を考えて欄外に重要事項の書き出しを追加するなど,訳者が積極的に「編集」を行ったことを指す。
この作業により95年に出版された原著のなかで15年の「時のテスト」に耐えた,すなわち現在もなお価値のある内容だけが精選され,これからも長く日本の読者の役に立つ著作になっている。
本書の特徴は,いたずらに理論やデータ処理のテクニカルな側面ばかりに焦点を当てず,テスト作成にあたっての心構えや,結果の解釈にあたって留意すべき点など「人間的側面」をも詳述している点にある。読みやすくかつ内容の充実した,テスト作成および評価の手引き書と言って良いだろう。
章立ては,「テスト細目の作成」「テスト項目の作成と調整」「事前テストの結果の分析」「テスト採点者の訓練」「試験官の信頼性検証」「テスト結果の報告と合格点の決定」「妥当性の検証」「テストの事後報告」「テストの開発と改訂」「言語テストのスタンダード」と,開発過程の時系列にそって構成されており,過不足がない。
訳者は,本書を読めばテストについて「理性的な判断に基づいて批判検討」ができるようになり,「1ページ読めばそれだけ確実に知識が増す」としているが,その言葉に偽りはない。評者自身,かのAldersonがこのように喝破していたかと再認識させられる記述をいくつも見つけることができた。
曰く「理想的なテスト項目作成者とは,対象受験者と同じ環境で同じような背景をもった学習者を教えたことのある教員である」「英語を正確に発音できる能力と発音のテストに正しく答えられる能力にはまったく相関がない」「定期的に同じ受験者テストを行う場合はテスト方法を変え,予測できないようにするのがよい」「指示文は受験者の母語で書くことが望ましい」「4つの選択肢を作るのが無理な場合は3つにしておくのが無難である」「受験者が実際にどのような解答を行うかは実施するまでわからない」等々。
最後に,類のないほど訳文が自然で読みやすいことを指摘したい。ランカスター大学で直にAldersonの薫陶を受けた訳者が師の教えを完全に消化吸収した上で日本語化した結果であろう。
テストに関して論文を書こうとしている学生,入学試験や実力テストを作成する委員会のメンバーはもちろん,定期テストを作らねばならぬ中学・高校教員にも是非読んで欲しい一冊である。
(埼玉大学教授 靜哲人)
※この書評文は大修館書店「英語教育」編集部の許可を得て転載しています。

 

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滝沢克己を語る

滝沢克己を語る

  • 三島淑臣(監修)/金子啓一、田中裕、冨吉建周、鳥飼慶陽(編)/2010年2月
  • 3619円(本体)/四六判・上製・356頁

豪華執筆陣の競作! 西田幾多郎の哲学とキリスト教神学を融合した独創的な思想家・滝沢克己を多角的に語る。生誕100年、没後25年記念!
(ISBN 9784861102066)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

Ⅰ部
三島淑臣 「共苦の人」滝沢克己
山本義隆  滝沢克己先生のこと
八木誠一  滝沢先生と私
小野寺功 滝沢神学と鈴木(亨)哲学

Ⅱ部
荒井献 「多くの人/すべての人のために」
冨吉建周 滝沢克己『聖書を読む マタイ福音書講解』の研究(その二)
柴田秀 「荒野における悪魔の誘惑」物語の一解釈
福嶋揚 滝沢克己の思想への福音主義神学的応答
延原時行 滝沢哲学の四景
鈴木啓順 随想二題
田中裕 「不可分・不可同・不可逆」という「公案」
石井砂母亜 虚無と絶対無
白井雅人 「事実」とは何か
最首悟 私は私であって私ではない
水田信 滝沢克己と森有正
諸富祥彦 いのちの根本は「第一義の接触」
芝田豊彦 フランクルと滝沢克己
安井猛 フランクルの強制収容所体験を貫く六本のラインについて
三戸公 経済学における<不可分・不可同・不可逆>
鈴木一典 マルクスの哲学と滝沢神人学
佐川愛子  The world of Katsumi Takizawa
C・リグズビー The significance of Katsumi Takizawa
前田保 Deconstruction the-anthropologique

坂口博 年譜・著作目録
前田保 索引(人名・事項)

監修者|supervisor

三島淑臣(みしま・よしおみ)
九州大学名誉教授

編者|editors

金子啓一(かねこ・けいいち)
立教大学教授
田中裕(たなか・ゆたか)
上智大学教授
冨吉建周(よしとみ・たけちか)
元九州産業大学教授
鳥飼慶陽(とりがい・けいよう)
日本基督教団番町出合いの家伝道所牧師

 

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