在日コリアン教会の戦後―再編されるエスニック・チャーチ

在日コリアン教会の戦後

再編されるエスニック・チャーチ

  • 荻翔一(著)/2025年2月
  • 5300円(本体)/A5判上製350頁
  • 装丁:中本那由子

在日コリアンが礼拝し運営するキリスト教会は、韓国人ニューカマーの参与などで信者が多様化していくなか、どのようにそういった集団を包摂してきたのか。
1980年代以降「エスニック・チャーチ」として日本各地の教会の理念や活動が再編されてきた過程を、組織マネジメントの方法に着目し、インタビューや教会資料の分析などからその特徴を明らかにする

(ISBN 9784868160045)

目次|contents

序章 エスニック・チャーチの発生論から継承/変容論へ――本書の目的・視点・方法
第1章 在日コリアン社会の形成と変容
第2章 朝鮮(韓国)におけるキリスト教の歴史的展開と新旧コリアンへの影響
第3章 在日大韓基督教会(KCCJ)の再建と世代交代
第4章 エスニック・チャーチからマイノリティ教会へ――KCCJ大阪教会
第5章 在日ホーリネス教会の再建と変容――東京・大阪・広島を事例に
第6章 エスニック・チャーチから日本宣教を行う教会へ――広島第一教会
第7章 宣教団体の支援による再建と葛藤――単立教会に至る東京福音教会の再建過程
第8章 エスニック・チャーチの維持・継承――東京福音教会
補論 国際結婚夫婦の信仰生活――信仰の深化と教会への帰属意識
終章 エスニック・チャーチの展開パターンとその要因

あとがき

参考文献一覧
索引

著者|author

荻翔一(おぎ・しょういち)
日本学術振興会・特別研究員(PD)
宗教社会学・「移民と宗教」研究

主な著作
・「高齢化問題に取り組む韓国系キリスト教会―大阪市・在日コリアン集住地域を事例に―」高橋典史・白波瀬達也・星野壮編著『現代日本の宗教と多文化共生―移民と地域社会の関係性を探る―』明石書店、2018年。
・「在日コリアン教会におけるコリアンの多様化と教会運営の模索―主日礼拝における日本語の導入・位置づけをめぐって―」松本誠一編『「共助」をめぐる伝統と創造―日韓コミュニティ比較の視座―』岩田書院、2021年。
・「『在日コリアンと宗教』研究の成果と課題」井上貴也、荻翔一、高橋圭、子島進『アジア諸国の持続可能性(1)』東洋大学アジア文化研究所、2023年。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

学問から「いま」を見通す―ヴィーガニズムから生成AIまで

学問から「いま」を見通す

ヴィーガニズムから生成AIまで

  • 山崎真之、坪野圭介(編)/2025年3月
  • 4500円(本体)/A5判上製368頁
  • 装丁:矢萩多聞

この激動の時代に学問の営為はどのような見通しを与えるのか。
人文科学、社会科学、自然科学にまたがる多様な分野の論者らが、それぞれのフィールドにおける「いま」の姿を開示。混迷をきわめる世界と向き合うための、ユニークな〈知〉の見取り図を描き出す。
(ISBN9784861109966)

目次|Contents

はじめに 激動の世界と対峙する「見取り図」のために〔山﨑真之〕
第1部 健康・生活
第1章 コロナ禍、ヴィーガニズム、異星人―マーガレット・アトウッド「わんぱくグリゼルダ」における食の問題〔坪野圭介・今井祥子〕
第2章 ハイブリッド・ジャパニーズ―ノブレストランの料理とデザイン〔今井祥子〕
第3章 生活に根ざした健康情報を共に作る―災害公衆衛生と認知症の事例から〔黒田佑次郎〕
第4章 ギャンブル行動症に対する心理学的支援の現状と今後の課題―エビデンス・ベイスト・プラクティスの展開のために〔田中佑樹〕
第5章 子どもの集団適応の向上を目的とした、子どもと支援者および養育者との良循環の形成―行動論的アプローチに基づく相互作用の検討〔堀川柚〕
第6章 社会人生活の適応を促進する大学生の職業選択行動とは―支援のあり方の一考〔輕部雄輝〕
第2部 情報・言語
第7章 スマートツーリズムでの偶然の出会い―ICTによる観光者の自由の制限と創出からの考察〔澁谷和樹〕
第8章 「推し活」の光と闇―「推し活」に関する記事の内容分析〔市村美帆〕
第9章 生成AIや機械学習の発展は外国語学習を不要なものにするのか―機械翻訳の歴史的発展と外国語学習への応用に向けた検討〔内田翔大〕
第10章 ウェルビーイングに根差した大学英語教育―学生の積極的な学びを促すヒント〔山本貴恵〕
第11章 自律した英語学習者の育成を目指して―英語教育における内省活動とは〔辻るりこ〕
第12章 一人称複数we―複数のIを意味することはあるのか?〔松田麻子〕
第3部 地域・交流
第13章 観光は地域をいかに変えるか―カンボジア・シアヌークビルにおける観光空間の素描〔板垣武尊〕
第14章 無形文化遺産登録がもたらしたもの―中国・安徽省黄山市の「徽州祠祭」を事例に〔李崗〕
第15章 あらゆるものとは「調和」できない―アメリカ先住民ナヴァホ保留地におけるもめごとの対処と風通しのいい他者〔渡辺浩平〕
第16章 経済人類学を通じた人間性の探求―ミクロネシアのランク社会における存在承認の事例から〔河野正治〕
第17章 生物多様性の損失に立ち向かう―研究および地域住民それぞれの目線からの検討〔竹下和貴・石垣裕貴〕
第18章 Uターン者が紡ぐネットワーク―奄美大島瀬戸内町古仁屋における化粧まわし職人のライフストーリーを事例に〔山崎真之〕
おわりに 学問の歩き方 知的関心をひろげる読書のために〔坪野圭介〕

編者|Editors

山崎真之(やまざき・まさゆき)
和洋女子大学国際学部助教。専門は文化人類学、観光人類学。

坪野圭介(つぼの・けいすけ)
和洋女子大学国際学部准教授。専門はアメリカ合衆国の文化と文学。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

当事者性の邂逅から共生へ―多文化社会におけるノンフォーマル教育実践の展開

当事者性の邂逅から共生へ

多文化社会におけるノンフォーマル教育実践の展開

  • 後藤聡美(著)/2025年2月
  • 4500円(本体)/四六判上製314頁
  • 装丁:長田年伸

共生に求められる学びはいかにありうるか?
多文化共生を目指す社会にある当事者の定義をさまざまな状況から再考することで、偶然の出会いが生み出す学習やコミュニティのありようの展望をひらく。
(ISBN9784861109744)

目次|Contents

はじめに
第Ⅰ部 共生の創成過程において当事者性を問う意味
第1章 多文化共生をめぐる今日的課題と学習論的アプローチの必要性
第2章 当事者性をめぐる学習論とその枠組み
第3章 共生の創成過程において重視されるべき周辺的学習者
第Ⅱ部 当事者性を軸とする共生の学習プロセスの実質化に向けて
第4章 当事者性の構造的課題と当事者性概念の再構築
第5章 〈当事者性の邂逅〉という現象
第6章〈当事者性の邂逅〉を基軸とする学習論
第Ⅲ部 〈当事者性の邂逅〉を生む実践的環境
第7章 コンヴィヴィアリティと〈当事者性の邂逅〉
第8章 〈当事者性の邂逅〉を把持する観点
第9章 〈当事者性の邂逅〉仮説の援用可能性と今後の課題
おわりに
謝辞
引用・参考文献
索引

著者|Author

後藤聡美(ごとう・さとみ)
神戸大学人間発達環境学研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員RPD、神戸大学人間発達環境学研究科特命助教。神戸大学学部生の時より多文化理解・ESDに関する実践に関わり、現在は「ESDプラットフォームWILL」事務局長、「RCE兵庫-神戸」副事務局長などを務める。著書に『SDGsと社会教育・生涯学習』(分担執筆、東洋館出版社、2023年)、『現代社会教育学事典』(分担執筆、東洋館出版社、2024年)、『究める! 福祉教育・ボランティア学習の課題』(分担執筆、大学図書出版、2024年)がある。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

日本スポーツ界におけるアマチュアリズムの源流―大日本体育協会による近代スポーツ思想の受容と展開

日本スポーツ界におけるアマチュアリズムの源流

大日本体育協会による近代スポーツ思想の受容と展開

  • 根本想(著)/2025年2月
  • 5000円(本体)/四六判上製358頁
  • 装丁:長田年伸

なぜアマチュアでなければならなかったのか?
大日本体育協会が担った近代スポーツ思想の普及と制度化の過程を丹念にたどる。国際競技大会や政府の政策、さらには社会的要因が重層的に絡み合う中で、アマチュアリズムがどのように形成・変容していったのかを明らかにし、現代スポーツに通じる課題をも照射する。
(ISBN9784861109737)

目次|Contents

まえがき
序章 本書の目的と構成
第1節 問題の所在と本書の目的
第2節 先行研究の検討
第3節 本書の課題・方法・意義
第4節 本書の構成
第1章 競技者資格の形成および消失過程(第Ⅰ期
第1節 大日本体育協会の設立と第Ⅰ期における財政状況
第2節 大日本体育協会による競技会の開催と競技者資格の形成
第3節 第8回オリンピック・パリ大会日本代表選手選考過程における競技者資格の適用
第4節 1925年の組織改造による独自の競技者資格の消失
第5節 第Ⅰ期における大日本体育協会でのアマチュアリズムの位置づけ
第2章 「アマチュアリズム堅持に関する声明書」の形成過程(第Ⅱ期
第1節 第10回オリンピック・ロサンゼルス大会における日本代表選手団派遣費の捻出
第2節 日本代表選手団の強化と活躍
第3節 第10回オリンピック・ロサンゼルス大会における報道体制と大衆のオリンピックに対する関心の高まり
第4節 第Ⅱ期における大日本体育協会でのアマチュアリズムの位置づけ
第3章 改正寄附行為(1935年)の形成過程(第Ⅲ期
第1節 日本運動競技連合の設立
第2節 日本運動競技連合におけるアマチュアリズムの位置づけ
第3節 1935年における寄附行為の改正
第4節 第Ⅲ期における大日本体育協会でのアマチュアリズムの位置づけ
終章 アマチュアリズムの形成過程が映す日本スポーツ界の課題
第1節 本書の総括
第2節 結論
補論1 アマチュア市民ランナーによる豊かなスポーツライフの実現過程
補論2 アマチュア競技者の競技引退後のキャリア形成――箱根駅伝に出場した大学教員を事例として
あとがき
引用・参考文献
初出一覧
人名索引
Summary

著者|Author

根本想(ねもと・そう)
育英大学教育学部講師。広島大学教育学部卒業。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。早稲田大学オリンピック・パラリンピック教育研究センター研究員、育英短期大学現代コミュニケーション学科講師を経て2022年より現職。専門は体育思想史。主な著書・論文に、『広辞苑 第七版』(体育・スポーツ関連語句執筆、岩波書店、2018年)、『体育原理』(分担執筆、みらい、2023年)、「1920年代における武田千代三郎のアマチュアリズム観――大阪市立高等商業学校長時代の活動を中心に」『体育・スポーツ哲学研究』第38巻第1号、2016年、「メルクリアリス De Arte Gymnastica 第3巻第1章試訳」『育英大学研究紀要』第6号、2024年などがある。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

じゃがたらお春・更紗の時代―17世紀、グローバルな街で生きた日本人女性たち

じゃがたらお春・更紗の時代

17世紀、グローバルな街で生きた日本人女性たち

  • 白石広子(著)/2025年2月
  • 4800円(本体)/四六判上製366頁
  • 装丁:中本那由子

1640年、「はる」15歳、バタヴィア到着
可哀そうな「はる」像は創作だった!
鎖国時代、日本史から排除された人々は、異国でどのような生涯を送ったのか。グローバル化されたバタヴィアの街で多様な民族と文化を受け入れながら、たくましく生を全うした「はる」たち移住日本人女性。彼女たちの地域に根差した生活者としての姿は、17世紀の日本史に新たな視点を提供する。オランダ語史料、日本語古文書・研究書に基づき、「はる」の伝説と実像を考証。
(ISBN 9784868160267)

目次|Contents

序  章 課題の設定と構成
第一章 「ジャガタラ文」
第二章 西川如見の思想と「じゃがたら文」
第三章 バタヴィア社会と日本人女性たち
第四章 「はる」の残存史料と孤児財産管理局
第五章 日蘭貿易への苦情文書―「訴状」と「そ志(じ)やう」
結 論 「はる」の存在とその研究意義

著者|Author

白石広子(しらいし・ひろこ)
1944年大阪市に生まれる。博士(歴史学、青山学院大学)
2003年学習院大学人文科学研究科日本語日本文学専攻博士前期課程修了、2022年青山学院大学文学研究科史学専攻博士後期課程修了、博士(歴史学)学位取得
〈主要著書・論文〉
『じゃがたらお春の消息』(勉誠出版、2001年)、『長崎出島の遊女』(勉誠出版、2005年)、『バタヴィアの貴婦人』(新典社、2008年)、「17世紀、異国に生きた日本女性の生活」(水井万里子他編『世界史のなかの女性たち』勉誠出版、2015年)、「17世紀バタヴィア移住日本人女性「はる」の資産について」(洋学史学会『洋学』29、岩田書院、2022年)

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

変貌するエチオピアの光と影―民族連邦制・開発主義・革命的民主主義の時代

変貌するエチオピアの光と影

民族連邦制・開発主義・革命的民主主義の時代

  • 石原美奈子・眞城百華・宮脇幸生(編)/2025年2月
  • 5000円(本体)/A5判並製418頁
  • 装丁:長田年伸

「アフリカの角」の地域大国エチオピアにおいて、1991年から28年間にわたり政権を握ったエチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)。政権発足当初は期待をもって国民に迎え入れられたにもかかわらず、その期待が疑惑や失望へと変質したのはなぜなのか。その遺産は繁栄党政権にどのように受け継がれたのか。――日本人研究者たちが、この政権期に構築された政治・経済・社会体制の意義を総括する。
(ISBN 9784868160052)

目次|Contents

はじめに(石原 美奈子) [pp.11-27]
第Ⅰ部 EPRDF政権の民族連邦制・革命的民主主義・開発主義
第1章 エチオピアにおける民族連邦制と革命的民主主義(石原 美奈子・眞城 百華)[pp.31-64]
第2章 開発主義国家の誕生(宮脇 幸生)[pp.65-98]
第3章 言語政策―学校における教授言語に注目して(利根川 佳子)[pp.99-118]
第4章 マスメディアとNGOセクター(利根川 佳子)[pp.119-144]
第Ⅱ部 エチオピアの民族連邦制―そのおこりと行方
第5章 ティグライ人民解放戦線によるティグライ支配の構図―内戦期の遺産と課題(眞城 百華)[pp.147-176]
第6章 「アムハラ」民族の再形成―民族ナショナリズム台頭の背景(児玉 由佳)[pp.177-208]
第7章 オロモ民族主義の過去・現在・未来―民族連邦制の功罪(石原 美奈子)[pp.209-239]
第8章 オロモの再想像/創造としての無形文化遺産―ガダ体系をめぐる重層的な文化翻訳のプロセス(田川 玄)[pp.239-255]
第9章 国家への集合的トラウマとエスノナショナリズムの隆盛―エチオピア南東部アルシにおける抵抗者たちの経験とナラティブに焦点をあてて(大場 千景)[pp.257-284]
第10章 民族連邦制の功罪―南部諸民族州からの分離と新たな州の設立(吉田 早悠里)[pp.285-308]

第Ⅲ部 開発政策と人びとの生活の変化
第11章 周辺民族にとっての国家の諸相―西南部の農耕民マロとEPRDF政権を中心に(藤本 武)[pp.311-338]
第12章 力の政治文化と困窮するくらし―EPRDF政権下での牧畜社会の経験(佐川 徹)[pp.339-364]
第13章 新たなコモンズと資源管理システムの生成―エチオピア西南部農牧民ツァマコの事例から(宮脇 幸生)[pp.365-391]

おわりに(眞城 百華)[pp.392-400]
あとがき(宮脇 幸生)[pp.401-405]

索引
執筆者一覧

編者|Editors

石原美奈子(いしはら・みなこ)
南山大学人文学部・教授。文化人類学。主な著作に、『愛と共生のイスラーム:現代エチオピアのスーフィズムと聖者崇拝』(編著、春風社、2021年)、『現代エチオピアの女たち:社会変化とジェンダーをめぐる民族誌』(編著、明石書店、2017年)、『せめぎあう宗教と国家:エチオピア 神々の相克と共生』(編著、風響社、2014年)など。

眞城百華(まき・ももか)
上智大学総合グローバル学部・教授。エチオピア史、アフリカ研究。主な著作に、『エチオピアの歴史を変えた女たちの肖像』(テケステ・ネガシュ著、共訳、ぎょうせい、2024年)、『エチオピア帝国再編と反乱(ワヤネ):農民による帝国支配への挑戦』(春風社、2021年)、「戦う女性たち:ティグライ人民解放戦線と女性」(石原美奈子編著『現代エチオピアの女たち:社会変化とジェンダーをめぐる民族誌』明石書店、2017年)、「民族の分断と地域再編:ティグライから見たエチオピアとエリトリアの100年」(小倉充夫編著『現代アフリカ社会と国際関係:国際社会学の地平』、有信堂、2012年)など。

宮脇幸生(みやわき・ゆきお)
大阪公立大学・名誉教授。文化人類学。主な著作に、Female Genital Mutilation/Cutting: Global Zero Tolerance Policy and Diverse Responses from African and Asian Local Communities (共編著、Springer、2023年)、『国家支配と民衆の力:エチオピアにおける国家・NGO・草の根社会』(編著、大阪公立大学共同出版会、2018年)、『辺境の想像力:エチオピア国家に抗する少数民族ホール』(世界思想社、2006年)など。

お詫びと訂正

本文中に編集上の不手際で67ページのグラフに誤りが生じました。こちら(pdfファイル)が正しいものになります。謹んでお詫びして訂正いたします。

 

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

女子プロレスの誕生—冷戦期日本の大衆文化とインターセクショナリティ

女子プロレスの誕生

冷戦期日本の大衆文化とインターセクショナリティ

  • 瀬戸智子(著)/2025年2月
  • 3200円(本体)/四六判並製398頁
  • 装丁:中本那由子

エロさ or 強さ? 生業 or 自己実現?
近年、さまざまな団体が活動し、一ジャンルとしてたしかな地位を築いている女子プロレス。その黎明期の10年間にみられた、冷戦下日本の家父長的なありようとレスラー自身のエンパワメント性、双方の混淆を描く。
(ISBN 9784861109997)

目次|Contents

序章
第一章 女子プロレスの誕生
第二章 一九五四年 世界女子プロレスリング大試合
第三章 第一次女子プロレスブーム
第四章 インターセクショナルな女子レスラー表象
終章
あとがき
主要参考文献一覧

著者|Author

瀬戸智子(せと・ともこ)
東京都八王子市生まれ。シカゴ大学東アジア言語文化学科博士課程修了。博士(Ph.D)。韓国・延世大学校アンダーウッド国際大学を経て、現在、神戸女学院大学国際学部准教授。専門は近現代日本文化史、ジェンダー史、民衆文化研究。主な論文に、”From the Stage to the Ring: The Early Years of Japanese Women’s Professional Wrestling, 1948–1956″ (Journal of Women’s History, 33:3, 2021)、”Shoka and Naniwa-bushi in Inoue Hisashi’s Manzanar, My Town (1993): Violence, Vulnerability, and Women’s Solidarity” (U.S.-Japan Women’s Journal, 55/56, 2019)、”‘Anarchist Beauties’ in Late Meiji Japan: Media Narratives of Police Violence in the Red Flag Incident” (Radical History Review, 126, 2016)など。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

CQという異文化適応力―グローバルなリーダーシップ成功の秘訣

CQという異文化適応力

グローバルなリーダーシップ成功の秘訣

  • デイヴィッド・リヴァーモア(著)、下村冬彦(訳)/2025年1月
  • 4500円(本体)/四六判上製338頁
  • 装丁:斉藤啓

グローバルビジネスにおいて効率よくリーダーシップを執るのに有効なCQ(異文化理解に関する知能指数)とは?
ハーバード大学ビジネススクール、Google、コカ・コーラ、アメリカ国防総省、BMWなどでコンサルティング業を務める著者が、多様なケーススタディをもとにビジネスの実践に即した知見を提供する。
(ISBN 9784861109843)

目次|Contents

序章
パート1 グローバルなビジネス・リーダーにとってのCQ
第1章 文化の影響は侮れない―なぜCQが必要なのか
第2章 CQとは何か
パート2 CQを伸ばすために
第3章 CQへの動機―異文化に適応するための潜在能力を見つけ出すこと
第4章 CQに関する知識(パート1)―どのような文化の違いが問題になるのか知ること
第5章 CQに関する知識(パート2)―文化的価値観の10側面を理解すること
第6章 CQに関連した戦略―根拠なく「ガッツ」を信じすぎないこと
第7章 CQを用いた行動―異文化圏でもある程度偽りのない自分自身でいるべき
パート3 CQの活用
第8章 CQの高いリーダーへの見返り(リターン)
第9章 CQの高いチームの育成
終章  グローバルなリーダーに本当になれるのだろうか?
謝辞
付録 10種類の文化クラスタ
訳者解説

著訳者|Author and Translator

【著者】
デイヴィッド・リヴァーモア(David Livermore
ミシガン州立大学博士課程修了。ミシガン州イーストランシングにCQ(カルチュラルインテリジェンス)センターを創設し、100カ国以上の国を訪問した自身の異文化体験とCQに関する専門知識をもとに、ハーバード大学ビジネススクール、Google、コカ・コーラ社、アメリカ国防総省、BMW、カタール航空、UNなどの多国籍企業や大学、グローバル組織等でCQに関するコンサルティング業務を務める。

【訳者】
下村冬彦(しもむら・ふゆひこ)
2001年、同志社大学文学部英文学科卒業後に単身渡米。911のテロ直後の中東系への差別が激化するニューヨーク市で、NYU(ニューヨーク大学)とコロンビア大学の修士課程を修了し、UW(ワシントン大学)の博士課程においても異文化理解や多文化共生について研究。帰国後は京都産業大学、神戸女学院大学、京都女子大学に於いて、異文化コミュニケーション分野や英語分野の専任教員として教鞭を執る。2022年4月立命館大学経営学部着任。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

「1968年」以後のポスト革命的運動―西ドイツ青年によるローカルな挑戦

「1968年」以後のポスト革命的運動

西ドイツ青年によるローカルな挑戦

  • 川﨑聡史(著)/2025年1月
  • 5900円(本体)/A5判上製388頁
  • 装丁:長田年伸

68年運動は西ドイツ社会をリベラル化したのか?
一次史料を丹念に読み解き、共同保育施設キンダーラーデンや青年組織ユーゾーの活動を詳細に分析することで、ローカルな場で試みられた変革の歴史的意義を再評価する。
(ISBN 9784861109799)

目次|Inhaltsverzeichnis

序章 68年運動は西ドイツをリベラルにしたのか?
第1章 「1968年」の展開とその帰結
第1節 1960年代までの西ドイツ
第2節 運動の転換―新しい運動の展望の発見
第3節 新たな運動の誕生
第2章 共同保育施設キンダーラーデンの運動
第1節 1960〜70年代の子育てをめぐる状況
第2節 キンダーラーデンの教育理念
第3節 キンダーラーデンの活動
第4節 キンダーラーデンの「体制内化」
第3章 ドイツ社会民主党青年組織ユーゾーの運動
第1節 ユーゾーの党内活動
第2節 ユーゾーによる地方での実践―ヘッセン州南部を例に
第3節 ユーゾーの弱体化
第4章 キンダーラーデンとユーゾーの意義とその後</strong
第1節 68年運動の挫折とその遺産
第2節 「コミューン化」と「ポスト革命的運動」
第3節 キンダーラーデンとユーゾーの運動の位置付け
第4節 キンダーラーデンとユーゾーのその後
終章 ローカルな急進的運動による社会のリベラル化

著者|Autor

川﨑聡史(かわさき・さとし)
獨協大学外国語学部ドイツ語学科専任講師。1992年栃木県佐野市生まれ。2017年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2021年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター(DESK)特任助教などを経て、現在、獨協大学外国語学部専任講師。主要業績に、「西ドイツにおける自主管理型保育施設「キンダーラーデン」―68年運動後の新しい幼児教育の思想と実践に関する考察」『ヨーロッパ研究』(21号 2021年12月)、「1960〜70年代のフランクフルト・アム・マイン再開発問題―抗議運動への行政の対応に注目して」『現代史研究』(68号 2022年12月)、「「過激派条令」に見る西ドイツの民主主義理解―1970年代のヘッセン州を中心に」『歴史学研究』(1048号 2024年5月)などがある。

この本を注文する

Amazonで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム e-honで注文する

英国女性ガーデナー物語

英国女性ガーデナー物語

  • 臼井雅美(著)/2024年12月
  • 2700円(本体)/四六判並製262頁
  • 装丁:矢萩多聞

歴史的には上流階級の男性権力の空間であったガーデンと、労働者階級の男性の肉体労働であったガーデニングの世界は、いかにしてジェンダーと人種の多様性を獲得したのか。英国園芸史における女性ガーデナーの誕生と活躍から、現代のガーデンセラピー再評価までを、豊富な視覚資料とともにたどる。
(ISBN 9784861109812)

目次|Contents

プロローグ

Ⅰ 神話の世界から一八世紀における女性、植物、ガーデン
第1章 花の女神フローラ―ギリシャ・ローマ神話にみる花、女性、そして春
第2章 中世ヨーロッパにおける修道院の庭園―修道女とハーブガーデン
第3章 ルネッサンス以降の荘園領主の庭園―女主人とウィーディング・ウィメン
第4章 イギリス一八世紀における知の目覚め―女性と自然科学と庭園

Ⅱ 一九世紀における園芸学の流行と女性
第5章 大英帝国における女性、植物学、園芸学
第6章 園芸学の発展と女性による植物研究
第7章 女性植物学画家の誕生と確立―美術学校の創設と流行
第8章 女性によるガーデン・ライティング―ジェーン・ラウドンと園芸雑誌
第9章 コテージガーデンの流行とアーツ・アンド・クラフツ運動―ガートルード・ジーキルの庭園哲学

Ⅲ 一九世紀における園芸学校設立と女性ガーデナーの誕生
第10章 女性高等教育の扉への道のり
第11章 園芸学校の誕生と発展―スワンリー園芸学校と園芸教育
第12章 中流階級女性のフィニッシングスクールとしての園芸学校―スタッドリー女子園芸農業学校
第13章 女子園芸学校の確立と女性ガーデナーの誕生―ウォーターペリー女子園芸学校
第14章 園芸資格と新たな継続教育における園芸教育―ケイぺル・マナー・コレッジを中心に

Ⅳ 一九世紀後半から二〇世紀中葉における女性とガーデン
第15章 住居改革と環境改革―オクタヴィア・ヒルとヘンリエッタ・バーネット
第16章 ガーデンシテイ・ムーブメントからブリティン・イン・ブルームへ
第17章 世界の植物収集と女性の園芸家―エレン・アン・ウィルモットの世界観
第18章 女性によるガーデンデザイン
第19章 ヴィタ・サックヴィル=ウェストのシシングハースト・カースル・ガーデン
第20章 シシングハースト・カースル・ガーデンの二人の女性ヘッドガーデナー

Ⅴ ウィメンズ・ランド・アーミーと女性園芸家の活躍
第21章 第一次世界大戦とウィメンズ・ランド・アーミーの誕生
第22章 第二次世界大戦における新たなウィメンズ・ランド・アーミー活動
第23章 ウィメンズ・ランド・アーミーと女性地位向上への道のり
第24章 ランド・ガールズと女性専門家たちの遭遇
第25章 戦争中のキューガーデンズにおける女性ガーデナーとウィメンズ・ランド・アーミーの遭遇

Ⅵ 二〇世紀後半から二一世紀における多様な女性ガーデナーたちの挑戦
第26章 一般住居のガーデンづくり―マージェリー・フィッシュの世界観
第27章 新たな世代の女性ガーデナーの可能性
第28章 女性ヘッドガーデナーの軌跡
第29章 人種および性の多様性とガーデナー
第30章 分断から共生へ―セラピーとしてのガーデニング

エピローグ

著者|Author

臼井雅美(うすい・まさみ
1959年神戸市生まれ。同志社大学文学部・文学研究科教授。神戸女学院大学卒業後、同大学院修士課程修了(文学修士)、1987年ミシガン州立大学修士課程修了(M.A.)、1989年博士課程修了(Ph.D.)。ミシガン州立大学客員研究員を経て、1990年広島大学総合科学部に専任講師として赴任。同大学助教授、同志社大学文学部助教授を経て、2002年より現職。著書に、『記憶と共生するボーダレス文学―9・11プレリュードから3・11プロローグへ』(2018年)、『カズオ・イシグロに恋して』(2019年)、『赤バラの街ランカスター便り』(2019年)、『ビアトリクス・ポターの謎を解く』(2019年)、『不思議の国のロンドン』(2020年)、『ボーダーを超えることばたち―21世紀イギリス詩人の群像』(2020年)、『記憶と対峙する世界文学』(2021年)、『ふだん着のオックスフォード』(2021年)、『イギリス湖水地方アンブルサイドの女神たち』(2021年)、『イギリス湖水地方モアカム湾の光と影』(2022年)、『ブラック・ブリティッシュ・カルチャー―英国に挑んだ黒人表現者たちの声』(2022年)、『イギリス湖水地方におけるアーツ・アンド・クラフツ運動』(2023年)、『イギリス湖水地方―ピーターラビットの野の花めぐり』(2023年)、『イギリス湖水地方―ピーターラビットのガーデンフラワー日記』(2024年)などがある。

この本を注文する

Amazonで注文する e-honで注文する 楽天ブックスで注文する 版元ドットコム