躍動―横浜の若き表現者たち

躍動

横浜の若き表現者たち

  • 細見葉介(著)/2019年3月
  • 1800円(本体)/四六判並製250頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

文化発信が東京一極集中になりがちな現代、その中央から少し離れた土地・横浜を拠点に、新しい「なにか」を創作する若者たちが語る言葉とは。
今まさに芽吹きの時にある、映画監督、演奏家、画家など、10~30代の若手表現者14名の思いが綴られたインタビュー集。
(ISBN 9784861106408)

目次|contents

まえがき
1. 映画監督 隈元博樹
2. ジャズフルーティスト 小川恵理紗
3. ペインター 三浦康太郎
4. ヒップホップ歌手 MC内郷丸
5. 映画監督 稲葉雄介
6. 歌い手 有希乃路央
7. 木版画家 旦保煕利人
8. 小説家 如月新一
9. 映画監督 深田隆之
10. 役者・演出 佐藤駿
11. 歌手 伊吹留香
12. 建築家 伊藤孝仁
13. 画家 安藤ニキ
14. ジャズクラリネット奏者 佐々木諒太
コラム
あとがき
横浜・「表現者」たち ゆかりの土地めぐりMAP

著者| author

細見葉介(ほそみ・ようすけ)
1983年生まれ。横浜市立大学卒業。日本農業新聞を経て、現在市内の会社に勤務。インディーズでの映画製作に携わりつつ、ウェブマガジン「neoneo」にドキュメンタリー批評などを執筆。共著に『希望』(旬報社)がある。

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ベラ・レーヌ・システム

ベラ・レーヌ・システム

  • 岡田正子(著)/第三版:2019年4月
  • 2000円(本体)/B6判並製198頁
  • 装丁:守先正

読むワークショップ
五十年以上にわたり、演出・翻訳、またワークショップでの指導を行ってきた著者による、演技メソッド「ベラ・レーヌ・システム」の実践法や方法論を解説。そのほか、ベラ・レーヌ自身によるキャリアの履歴や、著者とベラとの思い出、ベラ・レーヌ・システムに学んだ劇界の著名人たちの寄稿も収録。

※この書籍は書店等ではお買い求めいただけません。ご購入を希望される場合は、当ウェブサイト「お問い合わせ」、またはお電話にて、①氏名 ②お送り先ご住所 ③電話番号 ④ご入用冊数をお伝えのうえ、お申込みください(別途送料がかかります)。

目次|indexes

まえがき
内容の説明

心の中のせりふ
レセプシオン
二義的動作
セルクル
気分の変化
意味のないせりふ
クレッシェン
内的レセプシオン
共通のレセプシオン
肉体的訓練
マニピュラシオン
想像力

ベラ教室をめぐる人たち
私の人生( ベラ・レーヌ自身による経歴書)
ベラとの思い出
ベラ・レーヌ・システムと私
坂東玉三郎
毬谷友子
川原あけ未
米内山明宏

あとがき
第三版発行によせて

著者|author

岡田正子(おかだ・まさこ)
演出家・翻訳家。1929年、東京生まれ。文化学院(大学部文科)卒。52年に渡仏、ベラ・レーヌ・システム(演技の基礎訓練)を学び、宝塚歌劇団等での演劇講師や、本邦初演のフランス戯曲の翻訳・演出を手がける。96年、フランス政府より芸術文化勲章(シュヴァリエ)、2011年、フランス劇作家・劇作曲家協会よりボーマルシェ賞を授与。主な著書に『「出会い」という名の劇場』(春風社)など。

アフリカ漁民文化論―水域環境保全の視座

アフリカ漁民文化論

水域環境保全の視座

  • 今井一郎(編)/2019年3月
  • 3700円(本体)/A5判上製304頁
  • 装丁・レイアウト:中島衣美

経済活動が活発化するなかで、いかに持続可能な漁業を行うことができるか?
内水面(河川・湖)から海面におけるアフリカ漁民の多様な実態を、知恵や技術、経済活動、資源管理の側面から明らかにする。アフリカの水辺に暮らす人々の民族誌。【カラー口絵12頁】

「いかに水産資源を適正に利用・管理し、持続可能な社会を形成していくか。本書では、第一線の研究者たちが、アフリカの漁民たちの在来知を丹念に掘り起こしつつ、グローバルな動きの中での現状と課題を明らかにしている。」――吉田憲司(国立民族学博物館 館長)氏推薦!
(ISBN 9784861106439)

目次|contents

序章 アフリカ漁民文化の研究(中村亮・今井一郎)
第Ⅰ部 アフリカ漁民の知恵と技術
第1章 アルバート湖岸に生きる漁民の知恵―逆境を制御するための実践(田原範子)
第2章 ケニア共和国沿岸南部の魚かご漁における漁具と漁法(田村卓也)
第3章 ガーナ共和国首都アクラにおけるガ漁師の延縄漁(古澤礼太)
第Ⅱ部 アフリカ漁民の経済活動
第4章 ザンビア・カリバ湖の商業漁業―アクターの変化と資源をめぐる諸問題(伊藤千尋)
第5章 急成長するザンジバルのダガー産業と地域経済の活性化(藤本麻里子)
第6章 市場のアフリカ漁民たち―コンゴ共和国ブラザビル市のローカル・マーケットの観察から(大石高典・萩原幹子)
第Ⅲ部 アフリカ漁民の資源管理の課題
第7章 アフリカ内陸湿地の漁師たち―マラウイ国チルワ湖の調査から(今井一郎)
第8章 ドローン空撮によるマラウイ共和国の内水面漁業調査(山田孝子)
第9章 ギニア沿岸部における製塩業と水域環境保全の実態(中川千草)
第10章 アフリカ漁民社会の地域振興と資源管理の課題―タンザニア南部キルワ島の「魚景気」から(中村亮)
あとがき
執筆者紹介
索引

編者|editor

今井一郎(いまい・いちろう)
関西学院大学総合政策学部教授。博士(理学)。京都大学理学博士。専門は生態人類学であり、アフリカ大陸の内水面域における漁撈活動について調査研究するほか、ネパール・ヒマラヤ地域の自然と民族の関係についても研究を進めている。

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移動する女性たち―海外の日本語教育と国際ボランティアの周辺

移動する女性たち

海外の日本語教育と国際ボランティアの周辺

  • 平畑奈美(著)/2019年3月
  • 3241円(本体)/A5判並製280頁
  • 装丁:桂川潤

海を渡る「日本語教師」という幻想と実像―彼女らの語りから見えてくる問題の本質とは?
8割が女性という日本語教師だが、その実像について語られることは少ない。彼女たちはどのように海外での日本語教育を支え、その後どのような人生を送っているのか。日本語教師を取り巻く環境と課題を、青年海外協力隊・日本語教育隊員経験者へのアンケート調査、および4人の女性のライフヒストリーをもとに明らかにする。
(ISBN 9784861106385)

目次|contents

はじめに
第Ⅰ部 国策としての日本語教育の周辺
第1章 外国人大量受入れ時代の到来
第2章 日本語教育と日本語教師養成の現状
第3章 顕在化する日本語教師不足
第Ⅱ部 日本から切り離される日本語教師―青年海外協力隊日本語教育隊員の視点
第1章 青年海外協力隊について
第2章 青年海外協力隊日本語教育隊員の意識と職業観
第3章 開発協力の中の日本語教育の矛盾―青年海外協力隊日本語教育隊員たちの語りから
第4章 揺れ動く「国際協力の意義」の中で
第Ⅲ部 日本語で移動する女性たち―その人生とキャリアの語り
第1章 「海外渡航する日本女性」をめぐって
第2章 太平洋島嶼国の日本語教師から技術系企業社員へ
第3章 日本語教育の職人として
第4章 「言語の格差」と「二重の不在」の中で
第5章 世界を渡り歩く日本語専門家として
第Ⅳ部 海外を目指す若い日本語教師のキャリア形成支援のために
第1章 移動する日本語教師の語りに見る「キャリア形成」支援の手がかり
第2章 日本語教師の「専門性」をめぐる小論―英語偏重教育の影の中で
結びにかえて
初出/引用文献一覧

著者|author

平畑奈美(ひらはた・なみ)
東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科准教授。筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程、博士後期課程修了。博士(日本語教育)。
1998年から2004年まで、国際交流基金・日本外交協会よりNIS日本語教育専門家として、タシケント国立東洋学大学(ウズベキスタン)、キエフ国立大学(ウクライナ)、バクー国立大学(アゼルバイジャン)、モスクワ国立大学(ロシア)に派遣。中国帰国者定着促進センター、東京大学大学院工学系研究科日本語教育部門、滋賀大学国際センター准教授を経て、現在に至る。
著書に『ネイティブとよばれる日本語教師』(春風社、2014年)がある。

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パワハラ・トラウマに対する短期心理療法―ブリーフセラピー・臨床動作法・NLPの理論と実際

パワハラ・トラウマに対する短期心理療法

ブリーフセラピー・臨床動作法・NLPの理論と実際

  • 岡本浩一、長谷川明弘(編)/2019年3月
  • 2500円(本体)/四六判並製302頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

パワハラによる心理的被害を軽減するための救急的な措置を、臨床心理学の知見に基づき模倣可能な形で提示。職場での支援活動に短期間で効力を発揮する。
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書7】
(ISBN 9784861106392)

目次|contents

第Ⅰ部 理論総論
第1章 トラウマの理論―人が傷つくとどうなるか【飯森洋史】
第2章 PTSDによるストレス反応の生理的測定【小林能成】
第Ⅱ部 理論各論
第3章 パワハラ・トラウマに対するブリーフセラピーの適用【長谷川明弘】
第4章 パワハラ・トラウマに対する臨床動作法の適用【長谷川明弘】
第5章 パワハラ・ストレスに対するNLPの適用【岡本浩一】
第Ⅲ部 治療実演
第6章 パワハラ・ストレスに対するブリーフセラピーの模擬治療・治療実演・測定【長谷川明弘、小林能成】
第7章 動作法の模擬治療・治療実演・質疑・測定【長谷川明弘、小林能成】
第8章 NLPの模擬治療・治療実演・コメント・測定【岡本浩一、小林能成、大谷彰】
第9章 NLPのラポール技法の実演と測定【岡本浩一、小林能成】
第10章 トラウマに対する「中島○×法」【岡本浩一、小林能成】
第11章 治療実演の生理的測定の総合考察【小林能成】
索引
執筆者紹介

編者|editors

岡本浩一(おかもと・こういち)
大阪府出身。東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。同大大学院社会学研究科で社会学修士、社会学博士。同大文学部助手を経て、1989年より東洋英和女学院大学人文学部助教授。1997年より人間科学部教授。NLPをロバート・ディルツに師事し、NLPトレーナー。日本心理学会、日本社会心理学会、日本実験社会心理学会、日本行動計量学会、日本催眠医学心理学会、日本リスク研究学会などに所属。茶道を修め、裏千家淡交会巡回講師を兼任。リスク認知心理学を専門とし、原子力安全委員会専門委員、内閣府原子力委員会専門委員など歴任。国の科学技術研究領域の創始メンバーのひとり。著書に『会議を制する心理学』『組織の社会技術1 組織健全化のための社会心理学:違反・自己・不祥事を防ぐ社会技術』(共著)『グローバリゼーションとリスク社会〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書〕』(共編)『新時代のやさしいトラウマ治療―NLP、マインドフルネス・トレーニング、EFT、EMDR、動作法への招待〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書〕』(共編)など。

長谷川明弘(はせがわ・あきひろ)
愛知県出身。愛知学院大学文学部心理学科卒業、新潟大学大学院教育学研究科より修士(教育学)、東京都立大学大学院都市科学研究科博士課程より博士(都市科学)。医療・福祉・教育・産業領域での臨床実践と研究活動を平行し、金沢工業大学専任講師などを経て、2013年より東洋英和女学院大学人間科学部准教授。大学院人間科学研究科兼務。臨床心理士、臨床動作士、認定催眠士。公認心理師。日本心理学会、日本心理臨床学会、日本臨床動作学会などに所属、日本ブリーフサイコセラピー学会ならびに日本催眠医学心理学会の常任理事として編集委員、学術委員、研修委員、資格認定委員など歴任。主要な著書・論文は、『日常生活における「自然な」心理療法』『「からだ」と「こころ」をつなぐ心理療法のかたち』「臨床動作法と自己治癒力―主体性を活性化させる心理療法」「臨床心理学の歴史―催眠を基軸として」「ブリーフセラピーの学びをどのように臨床現場で活かしていくのか(共著)」など。

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共同体による自己形成―教育と政治のプラグマティズムへ

共同体による自己形成

教育と政治のプラグマティズムへ

  • 生澤繁樹(著)/2019年3月
  • 5500円(本体)/A5判上製528頁
  • 装丁:桂川潤

「自己」と「共同体」との和解や調停をめざす共同体論的転回は、どうしてデューイに回帰することになるのだろうか。「共同体」に定位した社会・政治哲学の語り口が教育の領域においていかなる意味をもちどのように論じられてきたかを論究する。
(ISBN 9784861106415)

目次|contents

序論 課題と方法
第Ⅰ部 共同体論的転回の教育学的諸帰結―社会正義と文化的多元性の擁護
第一章 民主教育のディレンマ―「包摂」と「排除」の力学
第二章 正義の「中断」から再接続に向けて
第三章 共同体論的転回の諸帰結―教育の平等と社会的財の射程
第Ⅱ部 共同体による自己の形成の諸相―自己解釈、言語、文化的差異
第四章 自己形成の視点とその解釈学的構図
第五章 近代ロマン主義的個性観念と「反-自然主義」の自己形成論
第六章 デューイとテイラー―「共同体主義的自由主義」の共同体論
第Ⅲ部 プラグマティズムへの回帰?―共同体主義の批判的再定義
第七章 共同体論的転回のなかのデューイ再解釈
第八章 デューイの教育思想と「反-反基礎づけ主義」
第九章 文化の伝達とコミュニケーションの再編成
結論 共同体による自己形成と共同体主義の課題
初出一覧
あとがき
文献一覧
索引

著者|author

生澤繁樹(いざわ・しげき)
1977年生まれ。名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。博士(教育学)。専攻は、教育哲学、教育思想史、人間形成論。著書に『日本のデューイ研究と21世紀の課題』(分担執筆、世界思想社、2010年)、『道徳教育論』(分担執筆、一藝社、2014年)、『教育と学びの原理』(分担執筆、名古屋大学出版会、2015年)、『現代の学校を読み解く』(分担執筆、春風社、2016年)、『教育経営論』(分担執筆、学文社、2017年)、『道徳教育』(分担執筆、ミネルヴァ書房、近刊)、『教育哲学のデューイ』(分担執筆、東信堂、近刊)、『政治において正しいとはどういうことか?』(分担執筆、勁草書房、近刊)ほか。

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黙って踊れ、エレクトラーホフマンスタールの言語危機と日本

黙って踊れ、エレクトラ

ホフマンスタールの言語危機と日本

  • 関根裕子(著)/2019年3月
  • 4200円(本体)/A5判上製396頁
  • 装丁:間村俊一

「西洋」から「東洋」へ、「言葉」から「身体」へ
ウィーン世紀転換期文学を代表する作家フーゴー・フォン・ホフマンスタール。代表戯曲の一つ『エレクトラ』や、その日本初演をめぐる演出家・松居松葉、森鷗外らとの書簡から、ホフマンスタールが希求した「オリエント」「日本」の姿、20世紀初頭の異文化交流の在り様を探る。
(ISBN 9784861106378)

目次|contents

序論 二通の書簡―「西洋」と「東洋」の交差
第Ⅰ章 ホフマンスタールの「オリエント」像
第1節  言語危機と「オリエント」
第2節 ドイツ語圏のオリエンタリズムとホフマンスタール
第Ⅱ章 ギリシア関連作品に表われたオリエント性
第1節 『エレクトラ』
第2節 『恐れ/対話』
第3節 『ギリシア』
第Ⅲ章 ホフマンスタールの日本像とその変遷
第1節 ジャポニスム以前の日本に関する関心
第2節 「若きウィーン派」とジャポニスム
第3節 ホフマンスタールとハーン
第4節 『心』のホフマンスタール作品への影響
第5節 人間存在の超個人性
第6節 『エレクトラ』のなかの「プレエクシステンツ」と「エクシステンツ」
第Ⅳ章 非西欧的身体表現
第1節 「未知なる言語」を求めて
第2節 貞奴の印象
第3節 モダン・バレエの先駆者たちからの影響
第4節 『エレクトラ』の踊り
第Ⅴ章 松居松葉による『エレクトラ』日本初演
第1節 明治・大正期のホフマンスタール受容
第2節 松居の『エレクトラ』公演
第3節 『エレクトラ』の反響
結論 憧れと錯覚の文化交流―新たな自己創造のために
あとがき
参考文献
索引

著者|author

関根裕子(せきね・ゆうこ)
国立音楽大学卒業後、高校の音楽教員を経て、埼玉大学で独文学を専攻、筑波大学大学院博士課程満期単位取得退学。ウィーン大学留学。博士(文学)。専門は、ホフマンスタールを中心としたウィーン世紀転換期文学と文化、音楽文化史。
現在、早稲田大学、明治大学、学習院大学、日本女子大学、武蔵大学、上智大学等で非常勤講師を務める傍ら、合唱指揮者としても活躍。
主な著書に、『世界のミュージカル・日本のミュージカル』(共著・横浜市大新叢書、春風社)、『ようこそ、ウィーンへ!』(白水社)、訳書に、『僕は奇跡なんかじゃなかった―ヘルベルト・フォン・カラヤン - その伝説と実像』(音楽之友社)、共訳書に『ブラームス回想録集』(全3巻 音楽之友社)などがある。

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「ただ人間であること」が持つ道徳的価値―相互に尊重し合う自由で平等な個人が築く民主主義

「ただ人間であること」が持つ道徳的価値

相互に尊重し合う自由で平等な個人が築く民主主義

  • 浜野研三(著)/2019年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製286頁
  • 装丁:難波園子

人間を動物と同様に扱おうとする「種差別批判」に潜む優生学的思考の問題を明らかにし、人間同士の関係の質の多様さと深さに着目。障害の有無にかかわらない人間の道徳的平等に基づいた民主主義論を展開する。
文学が道徳哲学に対して果たす役割を説き、核兵器・地球温暖化などの人類の存続にかかわる喫緊の問題についても真摯な考察を促す。
(ISBN 9784861106361)

目次|contents

第Ⅰ部 人間であることの道徳的意味
第1章 種差別批判に対するバーナード・ウィリアムズの批判―道徳哲学に関する本書の基本的立場
第2章 魔術からの解放後の道徳哲学の在り方―今・ここに生きる人間の視点
第3章 ウィトゲンシュタインとシモーヌ・ヴェイユとストローソンの洞察―魂に対する態度と相互性
第4章 コーラ・ダイアモンドの立場―想像力の役割
第5章 道徳哲学における文学の貢献と優生思想―共通の人間性と他者の絶対的他者性
第6章 アイリス・マードックの哲学―その基盤的重要性
第7章 経験科学が具体的事例を通じて示すもの―人間の絆の重要性
第Ⅱ部 目指すべき民主主義―平等な参加
第Ⅲ部 民主主義の実現の緊急性―人類の危機
第1章 核抑止論の致命的結果
第2章 なすところもなく破滅への道を歩む私たち―気候変動・マスメディア・民主主義的徳性
第3章 民主主義のインフラの整備―余裕と相互信頼
最後に 現実の困難さと向き合うこと―人々の連帯
参考文献
あとがき
索引

著者|author

浜野研三(はまの・けんぞう)
関西学院大学文学部教授。専門はこころの哲学、生命倫理、 政治哲学。
訳書に、クリストファー・フックウェイ『クワイン―言語・経験・実在』(勁草書房1998)、ウィルフリド・セラーズ『経験論と心の哲学』(岩波書店2006)、共著に、『生命倫理における宗教とスピリチュアリティ』(晃洋書房2010)がある。

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ジョイスの拡がり―インターテクスト・絵画・歴史

ジョイスの拡がり

インターテクスト・絵画・歴史

  • 田村章(著)/2019年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製316頁
  • 装丁:矢萩多聞

ジョイスの作品を「他のテクストとの関係」「視覚芸術との関連」「歴史記述の問題」という三つの観点から解釈し、新たな読みの可能性を提示する。
テクストの〈細部〉と〈外部〉を大胆に往還するユニークなジョイス論!
(ISBN 9784861106255)

目次|contents

序章
第一部 テクスト/インターテクスト
第一章 ジェイムズ・ジョイスの「衣装哲学」―『ユリシーズ』第十挿話について
第二章 パノプティコンのような語りの空間―『ユリシーズ』第十二挿話について
第三章 「牡牛」をめぐるテクスト―『ユリシーズ』第十四挿話について
第二部 絵画への拡がり
第四章 ジェイムズ・ジョイスと視覚芸術に関する研究序論―『ユリシーズ』を中心に
第五章 ジョージ・ムアからジェイムズ・ジョイスへ―視覚芸術との関わりを中心に
第三部 歴史への拡がり
第六章 バックレーとロシアの将軍―『フィネガンズ・ウェイク』第二部第三章における戦争と革命の文脈
第七章 「ママルージョ」と歴史―『フィネガンズ・ウェイク』第二部第四章における歴史記述
第八章 聖パトリックと「ママルージョ」―第三部第三章冒頭における歴史記述
あとがき
初出一覧
引用・参考文献一覧
索引

著者|author

田村章(たむら・あきら)
金城学院大学文学部英語英米文化学科教授。
著書に、『ジョイスの迷宮―『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法』(共著、言叢社、2016年)、『表象と生のはざまで―葛藤する米英文学』(共著、南雲堂、2004年)、『フィクションの諸相―松山信直先生古希記念論文集』(共著、英宝社、1999年)などがある。

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非在の場を拓く―文学が紡ぐ科学の歴史

非在の場を拓く

文学が紡ぐ科学の歴史

  • 中村靖子(編)/2019年2月
  • 4100円(本体)/四六判上製586頁
  • 装丁:長田年伸

近代科学がもたらした技術は、いかに人間の想像力や表現手段を変容させてきたのか?
文学、思想、哲学、神経科学、美術史などの諸分野を横断し、「非在の場」をめぐり思考する10の刺激的論考。
(ISBN 9784861106354)

目次|contents

はじまりの言葉―文学が紡ぐ科学の歴史【中村靖子】
第I部 啓蒙主義以降の科学とポエジー
第1章 科学的術語の詩的展開—「引力と斥力」「プロトプラズマ」を例として【中村靖子】
第2章 啓蒙の時代の処方箋 近代的疎外を緩和するポエジーホフマン『黄金の壺』を手掛かりに【H・M・シュラルプ】
第II部 20世紀の科学技術と文学の変容
第3章 「キュビスム文学」における科学者の視点と虚構の世界―マックス・ジャコブ『聖マトレル』とブレーズ・サンドラール『モラヴァジーヌ』【松井裕美】
第4章 ゲオルク・ハイムのベルリン風景―技術化される一元論と見せかけの世界【大林侑平】
第5章 「正しい日本」を描くということ―戦間期の「国際映画」製作とテクノロジー【中川拓哉】
第III部 「戦後」を表現する
第6章 ピーノ・パスカーリと虚構の彫刻―一九六〇年代イタリアの芸術における文化的葛藤と呪術的想像力【池野絢子】
第7章 地獄のコウモリダコからビットの世界へ―ヴィレム・フルッサーの円環的思考【越智和弘】
第8章 レベッカ・ホルンの『反時計回りのコンサート』―非在を喚起する場としてのツヴィンガー牢獄【越智和弘】
第IV部 21世紀の文学の射程
第9章 意識の非在―脳の予測的符号化による意識の創発と消失【大平英樹】
第10章 思考実験と虚構世界、仮想世界、可能世界【三浦俊彦】
あとがき―文学と科学の妙なる関係【中村靖子】
執筆者紹介

編者|editor

中村靖子(なかむら・やすこ)
名古屋大学大学院文学研究科教授(ドイツ文学・思想史)
著書に
〔中村靖子/H・M・シュラルプ共編〕『「悪」の文学史―グリム、ホフマン、トラークル、イェリネクを道標として』(日本独文学会研究叢書071巻、日本独文学会、2010年)
〔単著〕『「妻殺し」の夢を見る夫たち—ドイツロマン派から辿る〈死の欲動〉の生態学』(松籟社、2013年)
〔編著〕『虚構の形而上学―「あること」と「ないこと」のあいだで』(春風社、2015年)
などがある。

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