寛容な社会―アメリカ合衆国における言論の自由と過激派の言論

寛容な社会

アメリカ合衆国における言論の自由と過激派の言論

  • リー・C・ボリンジャー(著)、池端忠司(訳)/2018年12月
  • 4100円(本体)/A5判並製390頁
  • 装丁:長田年伸

言論の自由はどこまで保障されるのか。私たちの目指す寛容とは何か。
ユダヤ系住民を標的としたアメリカ・ナチ党によるデモが裁判によって保護された「スコーキ事件」などを取り上げ、アメリカ合衆国憲法修正第一条が保障する言論の自由の価値や目的を考察。
ヘイト・スピーチの規制をめぐる日本国内の問題にも示唆を与える。
(ISBN 9784861105937)

目次|contents

謝辞
序(アメリカ合衆国の言論の自由に関する判例・学説において見過ごされている新たな原理論の発見)
第1章 自由の奴隷か
(スコーキ事件の示唆とウィグモアの問題提起を真剣に受け取ること)
第2章 古典モデルとその限界
(啓蒙運動期からの言論の自由擁護論の意義と限界)
第3章 要塞モデルとその限界
(私たちの不寛容な心に対処する言論の自由の北壁的理論の意義と限界)
第4章 寛容な心を求めて
(ミクルジョンの信念の肯定とホームズの信念への不信からの寛容論とは)
第5章 寛容という立場内の弁証法
(基盤の異なるミクジョンとホームズの寛容論の対立と総合の必要)
第6章 線引きと曖昧さの長所
(一般的寛容の理論から導き出される新たな解釈原則)
第7章 正しい表明方法の探究
(一般的寛容の理論から導き出される言論の自由に関する判決の正しい書き方)
第8章 一般的寛容の理論に向けてのアジェンダ
(一般的な寛容の理論が取り組む困難とタブー理論の克服)
訳者あとがき(ボリンジャーの原本を取り上げる日本の文献の紹介)
索引

著者|author

リー・C・ボリンジャー(Lee C. Bollinger)
1946年生まれ。アメリカ合衆国の憲法学者。第19代コロンビア大学学長。

訳者|translator

池端忠司(いけはた・ただし)
神奈川大学法学部教授。共著に『憲法理論とその展開』(信山社2017)がある。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

イヴの娘

イヴの娘

  • オノレ・ド・バルザック(著)、宇多直久(訳)/2018年12月
  • 2100円(本体)/四六判上製264頁
  • 装丁:桂川潤

モダンスタイルで装飾された銀行家の室内、化粧芬々たる女性たちのあらゆる富を動員した貴族社会の大夜会、伯爵夫人にふりかかる野心家の恋……
パリ上流社会に「挑戦」する作家の物語。80年ぶりの新訳。
(ISBN 9784861106286)

目次|contents

凡例
献辞
第1章 二人のマリー
第2章 二人姉妹の告白
第3章 幸せな或る女の物語
第4章 有名な或る男
第5章 フロリーヌ
第6章 パリ社交界と格闘する恋愛
第7章 自殺
第8章 愛人は救われ、負ける
第9章 夫の勝利
補遺
あとがき

訳者|translator

宇多直久(うだ・なおひさ)
1947年富山市生まれ。71年京都大学経済学部卒。80年同大学院文学研究科仏文学修士。97年パリ第三大学第三課程博士(19世紀フランス文学・文明)。滋賀大学元講師。
著作にLa Madone dans l’oeuvre d’Honoré de Balzac(PU du Septentrion, 《Thèse à la carte》, 1998)がある。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

未完のカミュ―絶えざる生成としての揺らぎ

未完のカミュ

絶えざる生成としての揺らぎ

  • 阿部いそみ(著)/2018年12月
  • 3700円(本体)/四六判上製400頁
  • 装丁:桂川潤

人間は、完結せず常に現在を生き続ける存在――
「生きる」ことに関わる本質的感覚に訴え、人々を魅了し続けるカミュ。「未了性」という視点から作品を分析し、その魅力を改めてひもとく。
昔話、ギリシア哲学との関連にも言及。
(ISBN 9784861106231)

目次|contents

序章
第1章 死刑制度と確定性
第2章 習作時代における未了性
第3章 初期戯曲における未了性
第4章 『異邦人』における未了性
第5章 『ペスト』と昔話性
第6章 後期作品における未了性
終章
主要参考文献
あとがき

著者|author

阿部いそみ(あべ・いそみ)
東北大学文学部哲学科哲学専攻卒業。東北大学大学院文学研究科フランス語学フランス文学専攻博士後期課程中退。東北文教大学短期大学部教授。専門はフランス文学、日欧比較文学・思想。
主要業績に、「映像メディアにおける人間と事物の同質化―ジャック・タチ『ぼくの伯父さんの休暇』と喜劇の哲学」(『山形短期大学教育研究』第5号、2005年)、「文芸作品の映像化」(『応用倫理学事典(第十三章 映像倫理)』加藤尚武編集代表、丸善株式会社、2007年)など。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

幻想と怪奇の英文学Ⅲ―転覆の文学編

幻想と怪奇の英文学Ⅲ

転覆の文学編

  • 東雅夫・下楠昌哉(編)、ローズマリー・ジャクスン(著)、下楠昌哉(訳)/2018年12月
  • 3700円(本体)/四六判上製372頁
  • 装丁:矢萩多聞

幻想文学を「ジャンル」(分野)ではなく「モード」(様式)として捉えなおすことを提唱した幻想文学論の古典。本邦初訳。
高山宏氏推薦!
「『白鯨』も『不思議の国のアリス』も実は悉くが「幻想文学」というカテゴリーでくくれるものであり、時々他人から幻想文学の人とか呼ばれるたびに少々違和感があった自分が一人の幻想文学ファンであることを教えられたのが、ローズマリー・ジャクスンのこの一冊だった」
(ISBN 9784861106224)

高山宏氏による推薦文の全文→「しもくす」。なんか熊楠みたい

目次|contents

前口上 東雅夫
ローズマリー・ジャクスン『幻想文学―転覆の文学』下楠昌哉訳
凡例
謝辞
注釈
第一章 序論
第1部 理論
第二章 モードとしての幻想文学
第三章 精神分析的観点
第2部 テクスト
第四章 ゴシック譚とゴシック小説
第五章 幻想的リアリズム
第六章 ヴィクトリア時代の幻想文学
第七章 カフカの「変身」からピンチョンの「エントロピー」へ
第八章 あとがき―文化の「見えないもの」
本論に登場する作品一覧 下楠昌哉

参考文献
対談 解説に代えて 東雅夫×下楠昌哉
訳者あとがき 下楠昌哉
索引

編者・著者|editor and author

【編者】
東雅夫(ひがし・まさお)
神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元『幻想文学』編集長、現『幽』編集顧問。
著作に『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)、『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』(学研新書)、『文学の極意は怪談である―文豪怪談の世界』(筑摩書房)、『日本幻想文学大全』『世界幻想文学大全』(編著、ともに全三冊、ちくま文庫)など。
下楠昌哉(しもくす・まさや)
東京都生まれ。同志社大学文学部教授、博士(文学)。
著作に『妖精のアイルランド―「取り替え子」の文学史』(平凡社新書)、『イギリス文化入門』(責任編集、三修社)、『良心学入門』(共著、岩波書店)、訳書にマクドナルド『旋舞の千年都市』(東京創元社)、ゴードン『吸血鬼の英文法』(彩流社)、『クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集』(共訳、春風社)など。

【著者】
ローズマリー・ジャクスン(Rosemary Jackson)
元イースト・アングリア大学英米研究学部講師。著作にFantasy: The Literature of Subversion(Methuen)など。

【訳者】
下楠昌哉(しもくす・まさや)
東京都生まれ。同志社大学文学部教授、博士(文学)。
著作に『妖精のアイルランド―「取り替え子」の文学史』(平凡社新書)、『イギリス文化入門』(責任編集、三修社)、『良心学入門』(共著、岩波書店)、訳書にマクドナルド『旋舞の千年都市』(東京創元社)、ゴードン『吸血鬼の英文法』(彩流社)、『クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集』(共訳、春風社)など。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

まちづくりのエスノグラフィ―《つくば》を織り合わせる人類学的実践

まちづくりのエスノグラフィ

《つくば》を織り合わせる人類学的実践

  • 早川公(著)/2018年12月
  • 3700円(本体)/A5判上製320頁
  • 装丁:中島衣美

まちづくりは何をつくるのか?
日本各地でおこなわれる「まちづくり」活動。「寂れた商店街」が「元気になった」とはどういうことか? 人びとの実践を支える論理と、そこに共有される新たなリアリティ。
筑波山麓地域でのフィールドワークから、人類学的まちづくり実践を提示する。
(ISBN 9784861106262)

目次|contents

はじめに
序章 再帰的近代、人類学的実践、「まちづくり」
第1章 「まちづくり」への人類学的アプローチに向けて
第2章 再帰的近代化としての「まちづくり」
第3章 筑波山麓地域の生活世界
第4章 「あの頃の北条」をめぐる空間づくり
第5章 地域資源を活用した特産品づくり
第6章 まちづくり実践の「発明品」
終章 人類学的まちづくり実践とは
おわりに
参考文献・参考資料

著者|author

早川公(はやかわ・こう)
1981年宮城県松島町生まれ。筑波大学第三学群国際総合学類卒業、同大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻修了。博士(国際政治経済学)。専門社会調査士。博士課程修了後、民間企業勤務およびNPO法人代表を経て、現在、仁愛大学人間学部講師。
専門は、文化人類学/応用人類学、まちづくり/地域づくり論、地域志向教育論。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

教育と他者―非対称性の倫理に向けて

教育と他者

非対称性の倫理に向けて

  • 橋本憲幸(著)/2018年12月
  • 4000円(本体)/A5判上製366頁
  • 装丁:桂川潤

教育はどこまでも教育者の側にあり、教育は不遜な行為である――
だとすれば、教育という行為はどこまで正当化しうるのか?
「開発途上国」に対する国際教育開発においては、“よりよい” 水準を願い、価値判断を伴う教育という行為について、批判的であることが求められる。その正当性の根拠を、ポストコロニアリズムの位置性、ケイパビリティ概念、共生思想の検討を通して問い、他者への関与における倫理に求める。
(ISBN 9784861106149)

◆日本比較教育学会 第29回日本比較教育学会平塚賞審査委員会特別賞 受賞
◆国際開発学会 2019年度国際開発学会奨励賞 受賞 

目次|contents

序章 遠離の他者への教育とどう向き合うか
第一章 教育を語ることができるのは誰か
第二章 教育に他者を呼び出す苦しみはあるか
第三章 教育は他者を自由にするか
第四章 他者と共に生きるとはどういうことか
第五章 共生は教育に何をもたらすか
第六章 教育は他者に出会えるか
終章 教育は倫理的でありうるか

著者|author

橋本憲幸(はしもと・のりゆき)
1981年、福島県生まれ。筑波大学第三学群国際総合学類卒業。筑波大学大学院一貫制博士課程人間総合科学研究科修了。博士(教育学)。山梨県立大学准教授。専門は国際教育開発論、教育哲学。主な著書・論文に、『現代の学校を読み解く――学校の現在地と教育の未来』(春風社、2016年、共著)、『共生と希望の教育学』(筑波大学出版会、2011年、共著)、「教育はグローバル・ガバナンスを統御できるか――国際教育開発の理論的外部」(『国際開発研究』第25巻第1・2号、2016年)、「開発途上国への教育援助の正当化と制限原理――〈われわれ〉は〈彼/彼女ら〉を教育できるか」(『教育学研究』第74巻第3号、2007年)などがある。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

孤独な殿様

孤独な殿様

  • ソーントン不破直子(著)/2018年11月
  • 1500円(本体)/A5判上製128頁
  • 装丁:矢萩多聞

時の経過の意味とは―? 天正大地震から四百年、奥飛騨の小村と東京渋谷の歓楽街を往来する、謎の殿様をめぐる物語
江戸期の数度の大地震、昭和初期の鉱山開発、そして高度成長期のダム建設…と時代に翻弄されてきた飛騨小村の記憶と、花街として栄えた東京渋谷・円山町で起こるOL殺人事件、道玄坂地蔵をとりまく人間模様などが、時空を超え、多彩なストーリーテラーにより語り紡がれてゆく。
(ISBN 9784861106170)

目次|contents

1 飛騨白川郷
2 東京渋谷

著者| author

ソーントン不破直子 (ソーントン・ふわ・なおこ)
1943年生まれ。米国インディアナ大学にて博士号を取得(比較文学)。現在、日本女子大学名誉教授。
著書に『戸籍の謎と丸谷才一』(春風社、2011)、『鎌倉三猫物語』(春風社、2015)、『鎌倉三猫いまふたたび』(同、2016)、訳書に『茶の本』(岡倉天心著、春風社、2009)など。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

そこには何かある―「この自分」が在るという不思議

そこには何かある

「この自分」が在るという不思議

  • 牟田隆郎(著)/2018年11月
  • 1800円(本体)/四六判並製316頁
  • 装丁:桂川潤

なぜ「この自分」なのか。なぜ「この人生」なのか。
さまざまな角度から、疑問―思考―分析を繰り返し、
自分の存在の秘密を解き明かす哲学エッセイ。
(ISBN 9784861106125)

目次より|contents

「他者の心」の成り立ち/存在証明/世間が悪い/好きと嫌い/自尊心と格差/欲求・欲望/モノ・カネ/承認欲求/依存/愛他性・利他性/自己実現/自分探し/夢・希望・理想/自分らしく生きる/物質から生命/「在る」か「無い」か/「魂」

著者|author

牟田隆郎(むた・たかお)
1946年熊本県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業、同大学院教育学研究科博士課程修了。その後、国立精神衛生研究所、国立精神・神経センター・精神保健研究所、聖学院大学において、研究・教育・臨床に携わる。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

基礎的自治体と町内会自治会―「行政協力制度」の歴史・現状・行方

基礎的自治体と町内会自治会

「行政協力制度」の歴史・現状・行方

  • 日高昭夫(著)/2018年10月
  • 4200円(本体)/A5判上製416頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

町内会自治会は、任意の住民自治組織なのか? 地方自治システムなのか?
自治体行政学の立場から町内会自治会論を整理し、歴史統計と全国調査を駆使して行政協力制度の現況と課題を明らかにする。
歴史的、実証的分析に基づき、貴重な学術的資料と改革の方向を提供。
(ISBN 9784861106118)

目次|contents

序章
第1章 町内会自治会の性格
第2章 「行政協力制度」研究の意義と方法
第3章 町内会自治会の状況と自治体の対応―全国自治体調査の概要
第4章 行政協力制度の現状と課題―全国自治体調査による実態分析
第5章 市制町村制下の行政区長制度とその展開―行政協力制度の原型の形成過程
第6章 行政協力制度の事例研究
第7章 防犯灯と町内会自治会―地域公共サービスの担い手の可能性と限界
第8章 行政協力制度の行方―自治体改革と表裏一体の改革へ
参考文献一覧
巻末資料1 基礎自治体と自治会・町内会等との関係に関する全国自治体調査(調査票)
巻末資料2 調査協力自治体一覧
巻末資料3 基本集計結果
あとがき
索引

著者|author

日高昭夫(ひだか・あきお)
1952年 宮崎県生まれ
1977年 中央大学法学部法律学科卒業
1981年 中央大学大学院法学研究科博士前期課程修了(法学修士)
現在 山梨学院大学法学部政治行政学科教授(法学部長・副学長を歴任)
総務省自治大学校ほか自治体職員研修講師
[主な著書]
共編著『コミュニティ事典』春風社2017年
共著『政治行政入門 新版』公人の友社2017年
共著『日本の政府体系――改革の過程と方向』成文堂2002年
『地域のメタ・ガバナンスと基礎自治体の使命』イマジン出版2004年
『市町村と地域自治会――「第三層の政府」のガバナンス』山梨ふるさと文庫2003年
『自治体職員と考える政策研究――分権時代の新しい政治行政作法』ぎょうせい2000年

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

アメリカ人の生活と学校カリキュラム―生活に根差した学校に向けての次のステップ

アメリカ人の生活と学校カリキュラム

生活に根差した学校に向けての次のステップ

  • ハロルド・O・ラッグ(著)、渡部竜也・斉藤仁一朗・堀田諭・桑原敏典(訳)/2018年10月
  • 6000円(本体)/A5判上製502頁
  • 装丁:矢萩多聞

変化する多様な社会の中で、学び手の創造性が活きる相互的な学び方とは?
相互理解と健全な社会形成のためには、関係に基づく個々人の主体的・創造的な活動と、社会と文化を理解することこそが教育の過程に求められる。その統合的な理念を教育の道標であるカリキュラムに具現化することで、新たな教育を位置づけその方向を見据える。
J・デューイと同時期の米国の社会科教育のパイオニアによる代表作を全訳。
(ISBN 9784861106026)

目次|contents

訳者まえがき(渡部竜也)
まえがき
前編 第一次産業社会期の教育
第Ⅰ部 学校と社会
第1章 教育とアメリカ人の生活のドラマ
第2章 カリキュラムと人民の文化
第Ⅱ部 近代工業民主主義の文化
第3章 新たな産業社会の台頭
第4章 ヨーロッパ人が北アメリカを征服した
第5章 アメリカ人の心(思考)についての心理学
第Ⅲ部 機械化時代の学校
第6章 アメリカ学年制学校の誕生
第7章 学年制学校のカリキュラム――いかにそれは発展したのか
第8章 学年制学校とカリキュラム――批判的評価
第Ⅳ部 教育改革――再整理であって、決して改造ではない
第9章 行政による学科カリキュラムのいじくりまわし
第10章 カリキュラムの構成と教育の科学的研究
第11章 回顧――カリキュラム作成の1世紀
後編 新しい社会秩序における教育
第Ⅰ部 大転換期の教育改造
第12章 大転換期
第13章 新教育に向けた新しい概念
第14章 アメリカにおける児童中心教育の始まり
第Ⅱ部 新教育のための新しい心理学
第15章 民主主義の展望――多様で協働的な個人たち
第16章 個人と文化――社会心理学
第17章 学校と文化――論争問題
第18章 合意の心理学――民主主義と思考
第Ⅲ部 生活に根差した学校に向けての次のステップ
第19章 新しい教育プログラム――活動・教科・教科内容
第20章 生活に根差した学校に向けての次のステップ
第21章 全体としての学校生活――カリキュラムの中心
第22章 教育の基盤としての身体の学習に向けたはしがき
第23章 人間とその変化する社会の研究――新しい社会科学教育
第24章 創作活動をする芸術家としての人間
第25章 社会的趨勢に見られる3つの曲線――教育と社会改造
推薦図書

【付録①】私たちはどのように社会科カリキュラムを改造するべきか?――『市民性教育に向けた歴史学と教育学の協力委員会報告書』に例証される委員会手続きについてヘンリー・ジョンソン教授宛ての公開書簡(1921年)
【付録②】社会科の再建について――シェーファー氏の書簡への返答(1921年)

【訳者解説】
ハロルド・ラッグのカリキュラム観に内在する専門家主義という両義性――カリキュラム作成者と教師の位置づけに注目して(斉藤仁一朗)
ラッグらはなぜ教科教育専門の常設委員会の創設を必要としたのか?――「科学的」と「客観的」の意味(堀田諭)

【特別寄稿】教育改造へのステップ(溝上泰)

著訳者略歴

著者| author

ハロルド・O・ラッグ(Harold Ordway Rugg)
1886年マサチューセッツ州生まれ。1908年に理学士の学位を取得後、ダートマス・カレッジのセノア・スクールで土木工学の学士を取得。鉄道測量士やジェームス・ミリケン大学での土木工学のインストラクターを経た後、1915年にイリノイ大学で博士号を取得。1920年にコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの准教授に就任。1924年に同大学教授。社会科カリキュラム教材 “Man and his Changing Society” を執筆し、世界で最初に体系的な主権者教育カリキュラムを作ったことで知られる。

訳者| translators

渡部竜也(わたなべ・たつや)
東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、授業設計論、教師教育、社会改造主義教育論研究。
斉藤仁一朗(さいとう・じんいちろう)
東海大学課程資格教育センター講師。東北大学大学院教育学研究科後期課程修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、米国社会科教育史。
堀田諭(ほりた・さとる)
東京大学大学院教育学研究科特任研究員。東京大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。専門は社会科教育、カリキュラム論、教師教育。
桑原敏典(くわばら・としのり)
岡山大学大学院教育学研究科教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、公民教育論、主権者教育論。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する