石巻片影

石巻片影

  • 三浦衛(著)、橋本照嵩(写真)/2017年2月
  • 2500円(本体)/A4変型上製120頁
  • 装丁・レイアウト:桂川潤

東日本大震災後の石巻を活写!  写真75点と詩・エッセイ

推薦のことば
写真と言葉の交響による、なんと巨大な叙事=抒情詩だろう!
残酷な三月の爪痕から出発して、
大地と人間の営みを祭のくり返しとして寿ぐに至る、
無数の魂の照応の記録だ。――中条省平(仏文学者)

写真が情景とせめぎ合い、ことばが写真とからみ合う。
本を繰るうちに、この世のむこうへと導かれる。
ふと気づく。
むこうにつながることが震災後の祈りの形なのだ、と。――長谷川宏(哲学者)

(ISBN 9784861105302)

目次|indexs

1 見えるものと見えないもの
2 四月は…
3 ひかりへ
4 たなごころ
5 沈黙の大魚
6 ヘルプレス
7 祈り
8 “おだづもっこ”たちのふるさと
9 カッラ~ンな笑い、大儀の眠り
10 みるめ
11 白い道
12 写楽――我と汝の対話の地平へ
13 石は砕けず、千金の玉をつぐ
14 鷗
15 古代からの霊に聴く
16 橋を渡る
17 苦労をともに
18 光のさざなみ
19 明神丸
20 力の弱くなった天
21 美のやどり
22 幼子
23 福耳
24 竜の誕生
25 日々の神話
26 ミルキーウェイ
27 初日
28 ヴェール
29 長靴セブン
30 木と祭り
31 歌を忘れぬ
32 暮らしのなかでこそ
33 灯と陽、うちとそとと
34 しぐさとまなざし
35 五月の唄を待つ
36 深き世界より
37 わが身ひとつ
38 馬鹿写真家
39 仮設
40 大地の詩
41 田植え唄が聴こえる

著者|author

三浦衛(みうら・まもる)
1957年、秋田県井川町生まれ。99年、春風社創業。著書に社史『出版は風まかせ』、エッセイ『父のふるさと』、詩集『カメレオン』(以上いずれも春風社)等がある。

写真|photographer

橋本照嵩(はしもと・しょうこう)
1939年、宮城県石巻市生まれ。74年、写真集『瞽女』(のら社)により日本写真協会新人賞受賞。著書に写真集『石巻 2011.3.27~2014.5.29』(春風社)、写真集『新版 北上川』(春風社)等がある。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

フランス語名詞・動詞連語辞典

フランス語名詞・動詞連語辞典

  • 石川三千夫(著)/2017年2月
  • 3500円(本体)/四六判上製654頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

これは便利!フランス留学、出張、滞在に必携 !

見出し語5,400。
約30,000に及ぶ連語は政治・経済・医学・歴史・料理・音楽・スポーツなど広範な分野をカバー。
仏語学習、仏語での会話・文章作成・仕事に大変便利な辞典。
(ISBN 9784861105364)

著者|author

石川三千夫 (いしかわ・みちお)
上智大学文学部仏文学科卒。早稲田大学仏文学研究科修士課程修了。
現在、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。著書に『ゆっくりいそげフランス語』(共著)弘学社。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

建築人類学―読む・描く・造る

建築人類学

読む・描く・造る

  • 牧野冬生(著)/2017年1月
  • 4000円(本体)/A5判上製320頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

人類学の解体と再構築居住空間を、住民によって読まれるべき身体化された〈テクスト〉と捉え、建築行為全体を民族誌として読み解く。
フィリピンの不法占拠地域の調査で試みる、建築学と人類学の融合!
(ISBN 9784861105395)

目次|indeexs

一章:自省 人類学、住居、都市
二章:巡環 新たな知を生成する場
三章:占拠 棲むということ
四章:改善 セルフビルド
五章:解読 空間、人間、共同体
六章:協働 イメージを共有し場を作る

著者|author

牧野冬生(まきの・ふゆき)
1975年長野県生まれ。1級建築士。博士(学術)。
早稲田大学アジア太平洋研究センター特別センター員。専門は建築人類学、移民研究、建築計画。
2009年に早稲田大学小野梓記念賞を受賞。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

医療制度改革の比較政治―一九九〇〜二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

医療制度改革の比較政治

一九九〇〜二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

  • 石垣千秋(著)/2017年2月
  • 5400円(本体)/A5判上製400頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

誰が医療をめぐる政治を左右するのか?

医療の質を保ちつつ、医療費を抑制する―先進諸国で行われた医療制度改革は、Evidence-based medicine という新しいパラダイムを医学界にもたらした。
技術的な専門性が高く、不確実性が高い分野の政治はどう展開するのか。
三か国での改革の経緯を丹念に追い、現代の専門職政治の様相を明らかにする。
(ISBN 9784861105340)

目次|indexs

はじめに 一九九〇年代以降の医療制度改革
第1 章 医療をめぐる政治
第2 章 分析の基礎概念と本書の仮説
第3 章 米国編
第4 章 英国編
第5 章 日本編
第6 章 日本の医療専門職の「プロフェッショナル・フリーダム」
第7 章 医療制度改革下の専門職政治―結論にかえて

著者|author

石垣千秋(いしがき・ちあき)
三和総合研究所勤務、バース大学大学院(英国)等を経て、東京大学大学院総合文化研究科、2014年博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。共著に『事例でみる福祉政治』(ミネルヴァ書房、2013年)、『政治学入門』(弘文堂、2016年)。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

貧困と連帯の人類学―ブラジルの路上市場における一方的贈与

貧困と連帯の人類学

ブラジルの路上市場における一方的贈与

  • 奥田若菜(著)/2017年2月
  • 3700円(本体)/四六判上製356頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

何をどれだけ所有することが正当か。何をどこまで他者へ分け与えるべきか。

首都ブラジリアの衛星都市、セイランジャ。その路上市場では、貧困地帯である北東部から移住してきた人々が働いている。貧乏人を自認する彼らは、ときに警察の取締りから逃れながら、働き者であることを誇り、困っている人に手を差し伸べる―
路上商人たちの「正しさの規範」と「善さの規範」から、階層を越えた連帯の作法を探る。
(ISBN 9784861105326)

目次|indexs

序論  過剰と欠乏の息苦しさ
第一章 ブラジルの縮図としての首都ブラジリア
第二章 路上市場の民族誌
第三章 「汗をかいたカネ」と「伸びるカネ」
第四章 三つの一方的贈与―邪視・ねだり・物乞い
第五章 一方的贈与論
結論  連帯の作法

著者|author

奥田若菜(おくだ・わかな)
神田外語大学専任講師。専門は文化人類学。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程満期退学、博士(人間科学)。2003年にブラジル連邦共和国にて現地調査を開始。共著に『グローバル化時代のブラジルの実像と未来』(行路社、2008年)、『ブラジルの都市問題―貧困と格差を越えて』(春風社、2009年)、『新版 現代ブラジル事典』(新評論、2016年)など。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

文学都市ダブリン―ゆかりの文学者たち

文学都市ダブリン

ゆかりの文学者たち

  • 木村正俊(編)/2017年2月
  • 3700円(本体)/A5判上製460頁
  • 装丁:矢萩多聞

なぜダブリンはすぐれた文学者たちを輩出してきたのか?
スウィフト、ワイルド、ジョイスから現在の作家まで、作品を生み出す土壌となった
都市ダブリンとの関係に注目しながら、文学者たちの足跡をたどる。
(ISBN 9784861105180)

目次|indexes

序章 ダブリンという都市:言語芸術の創造を駆動する力―文学者たちの軌跡から探る【木村 正俊】
第1章 ジョナサン・スウィフト:「憤怒」と「自由」と―諷刺精神を涵養する磁場としてのダブリン【原田 範行】
第2章 ブラム・ストーカー:吸血鬼の眠る都市―『ドラキュラ』の源泉を求めて【桃尾 美佳】
第3章 レイディ・グレゴリー:舞台で語り継ぐアイルランドの歴史―ナショナリズムと口承文学【岩田 美喜】
第4章 ジョージ・ムア:唯美主義小説の開花―ダブリンでの十年【高倉 章男】
第5章 オスカー・ワイルド:仮面の下のアイリッシュネス―ケルトの言語文化の伝統とワイルド文学【宮崎 かすみ】
第6章 バーナード・ショー:笑いで警告する預言者―皮肉に込められた「生」の向上への情熱【森川 寿】
第7章 W・B・イェイツ:アイルランド文芸復興運動を牽引―『キャスリーン伯爵夫人』にみる劇場理念の追求【佐藤 容子】
第8章 ジョージ・ラッセル:揺るぎない神秘主義者―ダブリンの薄明に郷愁を覚えた多才な文学者【山崎 弘行】
第9章 J・M・シング:孤絶した社会に生きる「英雄」たちへの目―喜劇的リアリズムの極点へ【木村 正俊】
第10章 ショーン・オケイシー:ダブリンのスラム街の想像力と身体的現実─ストーリーとヒストリーの交わるところ【坂内 太】
第11章 ジェイムズ・ジョイス:文学における地域性と国際性―都市ダブリンの構想をめぐって【結城 英雄】
第12章 サミュエル・ベケット:どこにもない故郷への旅―死者たちとの出会い【堀 真理子】
第13章 パトリック・カヴァナ:イニスキーン・ロードからラグラン・ロードへ―田舎者詩人の上京【佐藤 亨】
第14章 エドナ・オブライエン:アイルランド女性の脱神話化―カントリー・ガールの内なる戦い【岩上 はる子】
第15章 シェイマス・ヒーニー:骨に書かれた文様―ヴァイキング都市ダブリンと詩人の転機【中尾 まさみ】
第16章 主要な現代小説家たち:固定値と変化との共謀―コルム・トビーン、ダーモット・ボルジャー、ロディ・ドイルの場合【伊藤 範子】
第17章 主要な現代詩人たち:詩人たちによって生成され続けるダブリン―キンセラ、モンタギュー、ミーハンの場合【西谷 茉莉子】
第18章 主要な現代劇作家たち:演劇のグローバライゼイションとアイルランド演劇―セバスチャン・バリーとコナー・マクファーソンの場合【三神 弘子】

執筆者|authors

木村正俊・原田範行・桃尾美佳・岩田美喜・高倉章男・宮崎かすみ・
森川寿・佐藤容子・山崎弘行・坂内太・結城英雄・堀真理子・佐藤亨・
岩上はる子・中尾まさみ・伊藤範子・西谷茉莉子・三神弘子

序章 ダブリンという都市:言語芸術の創造を駆動する力―文学者たちの軌跡から探る【木村 正俊】
第1章 ジョナサン・スウィフト:「憤怒」と「自由」と―諷刺精神を涵養する磁場としてのダブリン【原田 範行】
第2章 ブラム・ストーカー:吸血鬼の眠る都市―『ドラキュラ』の源泉を求めて【桃尾 美佳】
第3章 レイディ・グレゴリー:舞台で語り継ぐアイルランドの歴史―ナショナリズムと口承文学【岩田 美喜】
第4章 ジョージ・ムア:唯美主義小説の開花―ダブリンでの十年【高倉 章男】
第5章 オスカー・ワイルド:仮面の下のアイリッシュネス―ケルトの言語文化の伝統とワイルド文学【宮崎 かすみ】
第6章 バーナード・ショー:笑いで警告する預言者―皮肉に込められた「生」の向上への情熱【森川 寿】
第7章 W・B・イェイツ:アイルランド文芸復興運動を牽引―『キャスリーン伯爵夫人』にみる劇場理念の追求【佐藤 容子】
第8章 ジョージ・ラッセル:揺るぎない神秘主義者―ダブリンの薄明に郷愁を覚えた多才な文学者【山崎 弘行】
第9章 J・M・シング:孤絶した社会に生きる「英雄」たちへの目―喜劇的リアリズムの極点へ【木村 正俊】
第10章 ショーン・オケイシー:ダブリンのスラム街の想像力と身体的現実─ストーリーとヒストリーの交わるところ【坂内 太】
第11章 ジェイムズ・ジョイス:文学における地域性と国際性―都市ダブリンの構想をめぐって【結城 英雄】
第12章 サミュエル・ベケット:どこにもない故郷への旅―死者たちとの出会い【堀 真理子】
第13章 パトリック・カヴァナ:イニスキーン・ロードからラグラン・ロードへ―田舎者詩人の上京【佐藤 亨】
第14章 エドナ・オブライエン:アイルランド女性の脱神話化―カントリー・ガールの内なる戦い【岩上 はる子】
第15章 シェイマス・ヒーニー:骨に書かれた文様―ヴァイキング都市ダブリンと詩人の転機【中尾 まさみ】
第16章 主要な現代小説家たち:固定値と変化との共謀―コルム・トビーン、ダーモット・ボルジャー、ロディ・ドイルの場合【伊藤 範子】
第17章 主要な現代詩人たち:詩人たちによって生成され続けるダブリン―キンセラ、モンタギュー、ミーハンの場合【西谷 茉莉子】
第18章 主要な現代劇作家たち:演劇のグローバライゼイションとアイルランド演劇―セバスチャン・バリーとコナー・マクファーソンの場合【三神 弘子】

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

新版 学問の暴力―アイヌ墓地はなぜあばかれたか

新版 学問の暴力

アイヌ墓地はなぜあばかれたか

  • 植木哲也(著)/2017年2月
  • 2400円(本体)/四六判上製330頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

知はいかにして権力性と暴力性を帯びるのか。

江戸末期に犯罪として裁かれたアイヌ墓地発掘は明治期、「学術調査」の名の下に公認されるようになる。
2008年の旧版に2016年までの新たな経緯を補記。
(ISBN 9784861105319)

目次|indexs

第一章   幕末の事件
第二章 明治と大正の発掘旅行
第三章 昭和の学術調査
第四章 「人為的」損傷の研究
第五章 発掘の論理と倫理
第六章 知の力
補章  遺骨の返還を求めて

著者|author

植木哲也(うえき・てつや)
一九五六年生まれ。苫小牧駒澤大学教授。
哲学、科学技術社会論、比較文化論などの講義を担当している。おもな著書に『植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任』、訳書にファイヤアーベント『理性よ、さらば』、マッギン『ウィトゲンシュタインの言語論』(共訳)など。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

バルザックの文学とジェンダー―女性作家との比較から分かること

バルザックの文学とジェンダー

女性作家との比較から分かること

  • 東辰之介(著)/2017年2月
  • 3600円(本体)/四六判上製350頁
  • 装丁:桂川潤

これほどにも色合いは異なる !

バルザックはフェミニスト、それともアンチ・フェミニスト?
同時代の女性作家の作品と比較検討することにより、男性作家だけを読んでいては捉え難い文学の豊かさの総体に迫る。
(ISBN 9784861105333)

目次|indexs

第一章 バルザック『毬打つ猫の店』とソフィー・ゲー『アナトール』
―男性画家に描かれる女性像
第二章 ソフィー・ゲー『レオニー・ド・モンブルーズ』とバルザック
―女性登場人物の類似点と相違点
第二部 バルザックを読む女性作家
第三章 バルザック『アデュー』とジラルダン夫人『ポンタンジュ侯爵』
―男女反転のアイロニー
第四章 カロリーヌ・マルブティ『危うい地位』とバルザック
―文壇のタブーに挑戦する女性作家
第三部 古典を読むバルザックと女性作家
第五章 バルザック『田舎ミューズ』とソフィー・ゲー『エレノール』
―コンスタン『アドルフ』をどう書き換えるか

著者|author

東辰之介(あずま・たつのすけ)
1972年生まれ。駒澤大学総合教育研究部准教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザック「脳」と「知能」の小説家』(水声社)、『バルザック生誕二百周年記念論文集』(駿河台出版社・共著)などがある。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

The Agricultural Mongols: Land Reclamation and the Formation of Mongolian Village Society in Modern China

The Agricultural Mongols

 Land Reclamation and the Formation of Mongolian Village Society in Modern China

  • Borjigin Burensain(著)、Thomas White(訳)、Uradyn E. Bulag(校閲)/2017年2月
  • 6000円(本体)/A5判並製400頁

激動の近代を経て、多様化の時代を迎えた現代モンゴル人世界。
内モンゴル東部における農耕モンゴル人村落社会の形成を、文献史料とフィールド調査を結合させて描き出す。
※本文英語
(ISBN 9784861105432)

目次|indexs

Introduction: The Diversity of the Mongols
Chapter 1:
Land reclamation and the controversy surrounding Mongol Land
Chapter 2:
Who owned Mongol land? The problem of ‘cultivated land’
Chapter 3:
Mongol princes and the reclamation of Mongol Land: Prince Ündür and the Xijia Wasteland
Chapter 4:
The reclamation of the Liaobei Wasteland and Gada Meiren’s Uprising
Chapter 5:
A history of Langbuntobu Village: the integration of a community of immigrants into regional society
Chapter 6:
Marriage networks and the formation of a multiethnic village community
Chapter 7:
The formation of agricultural Mongol villages and the coexistence of pastoralism and agriculture
Chapter 8:
Fieldwork

著者|author

ボルジギン・ブレンサイン(Burensain Borjigin, 布仁賽音)
1963年中国内モンゴル自治区生まれ。1984年内モンゴル大学モンゴル語言文学系卒。2001年早稲田大学大学院文学研究科史学(東洋史)専攻博士課程修了。博士(文学)。現在滋賀県立大学准教授。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する

ミットフォードと釈尊―イギリス人外交官の見た理想郷日本

ミットフォードと釈尊

イギリス人外交官の見た理想郷日本

  • アルジャーノン・B・ミットフォード(著)、大西俊男(訳)/2017年1月
  • 3200円(本体)/四六判上製196頁
  • 装丁:長田年伸

幕末と明治に活躍した英国外交官が日本で見聞したものとは――
自らの半生と理想を晩年に語った『続回想録』のうち、東洋の神秘に彩られた日本やブッダに関する章を収録する。本邦初訳。
(ISBN 9784861105241)

目次|contents

訳者まえがき
序文(エドマンド・ゴス)
第1章 ヴェリュヴァーナ――釈尊の森
第2章 ブッダとアッシジのフランチェスコとカースト――アーリア人
第3章 コミューン
第4章 木の精――森林伝説
ミットフォードについて
ミットフォード年表
訳者あとがき

著者|author

アルジャーノン・B・ミットフォード(Algernon Bertram Freeman-Mitford, 1837-1916)
イギリスの外交官・作家。著書に『日本昔話』(Tales of Old Japan, 1871)、『日本へのガーター使節団』(The Garter Mission to Japan, 1906)、『回想録』(Memories, 1915)などがある。

訳者|translator

大西俊男(おおにし・としお)
昭和8(1933)年生まれ。三重県伊勢市出身。国立三重大学学芸学部(現教育学部)卒業。三重県内の高校・元三重大学教員。全国高専英語教育学会会長(第5代)のち同会顧問(1995年-)。著書に『A・B・ミットフォード』(近代文芸社、1993年)がある。日本英学史学会会員。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する