教育実践の昭和

教育実践の昭和

  • 横須賀薫(著)/2016年6月
  • 2000円(本体)・四六判並製・224頁
  • 装丁:桂川潤

国分一太郎、斎藤喜博、東井義雄
昭和教育史に名を残す三人の「教育実践家」、そのカリスマ性の源泉を探る
圧倒的な影響力をもった三人の教育実践家の、カリスマ性の由って来たるところとは何だったのか。
三者固有の領域と共通点を丹念に追いかけ未来へと繋ぐ渾身の論考。
(ISBN 9784861105128)

目次|indexes

1 わたしはなぜ教育の道を志したか―「まえがき」に代えて
2 教育学の自立について
3 「概念くだき」の歴史と問題
4 教育実践の昭和
5 「林竹二の授業」をめぐって
6 斎藤喜博における「教授学」―「カンファレンス」と「介入授業」の間
あとがき―それを書いたころのことなど
初出一覧

 

著者|author

横須賀薫(よこすか・かおる)
1937年生まれ。東京大学教育学部卒、同大学院博士課程単位取得退学。1983年、宮城教育大学教授となり、2000年同大学学長に就任、2006年退職、2007年十文字学園女子大学特任教授・学事顧問に就任、学長代行を経て2011年より同大学学長。
2003年から中央教育審議会専門委員を務め、2010年6月から教員の資質向上特別部会委員も務める。
著書に『斎藤喜博研究の現在』(共著、2012年、春風社)など

 

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朝鮮儒学の巨匠たち

朝鮮儒学の巨匠たち

  • 韓亨祚(著)・片岡龍(監・解説)・朴福美(訳)/2016年6月
  • 5500円(本体)・A5判上製・372頁
  • 装丁:桂川潤

21世紀を生きるための儒教の根源を求めて
儒学の本質を「生の技術」=「精神の偉大な作品(=人間)に関わる熟練した技術」ととらえる著者が、中国、日本の儒学と通底しつつ独自の発展を遂げた朝鮮儒学を、その巨匠たちの思想を辿りながら跡づける。
(ISBN 9784861105005)

目次|indexes

日本語版への序言
はじめに
16世紀 百花の庭園

1章 1554年 金剛山、若き栗谷とある老僧との対話
2章 退渓の『聖学十図』、朱子学の設計図
3章 南冥・曺植、刀を帯びた儒学者
17世紀 哲学的な激突とその深まり
4章 人物性同異論の論点と解き方
18世紀 上からの改革論
5章 君師正祖、再び朱子学を高く歌う
6章 朱子学と茶山、そして西学が分かれる所
7章 実学、或いはゆらぐ理学の城砦
19世紀 道学の守護者たち

8章 韓末の儒学の選択、抵抗または隠遁
20世紀 地球共同体に向かう夢
9章 恵岡・崔漢綺の気学
解説 朝鮮儒学の現代的意義
付録1 室名別号索引
付録2 人物生没年
付録3 朝鮮王朝歴代王一覧表
付録4 思想用語解説
付録5 成語出典表
本文索引

著者|author

韓 亨祚(ハン・ヒョンジョ)
韓国・東海岸にある盈徳郡江口面(慶尚南道)に生まれる。ソウル大学哲学科卒業。韓国精神文化研究院(現、韓国学中央研究院)、韓国学大学院、哲学博士。現在、韓国学中央研究院教授。専攻は古典漢学、哲学。
主な著書に『中高生のための古典成語講義』(文学村 、1997)、『韓亨祚教授の金剛教講義』全2巻(文学村、2011)など。韓国語への訳書に鎌田茂雄『華厳の思想』高麗院、1987年(原著は講談社1983年)などがある。

監修者|editorial supervisor

片岡 龍(かたおか・りゅう)
1965年、広島県生まれ。東北大学文学研究科准教授。専門は日本思想史・東アジア比較思想。早稲田大学卒業後、同大学院で東洋哲学を専攻。韓国・淑明女子大学講師などを経て現職。近年は特に東アジア発の公共哲学・生命思想に関心を深めている。
編著書に『日本思想史ハンドブック』(新書館、2008)、『公共する人間1 伊藤仁斎』、『公共する人間2 石田梅岩』(ともに東京大学出版会)などがある。

訳者|translator

朴福美(パク・ポンミ)
1943年、鹿児島県・山川生まれ。1994年韓国高麗大学校大学院・国語国文科碩士取得。埼玉県川口市で20年近く私的な韓国語教室を主宰している。
翻訳書に『新女性を生きよ』(梨の木舎、1999)(原書は朴婉緒『あのあふれていたシンアは誰が食べつくしたのか』ソウル・熊津出版1992年)がある。

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歴史教科書とナショナリズム―日本とドイツ

歴史教科書とナショナリズム

日本とドイツ

  • 原口健治(著)/2016年5月
  • 2700円(本体)・四六判上製・314頁
  • 装丁:桂川潤

国家・国民は過去の「過ち」をどのように受け止め、責任を負い、未来へ伝えてゆけばよいのか?
「新しい教科書をつくる会」は、従来の日本の歴史教科書を「自虐的」と批判する。しかし、ドイツの歴史教科書には、日本の戦争記述とは比べものにならないほど、ナチズムを厳しく追及する記述が多く含まれる。これを「自虐的」と呼ぶべきだろうか。
日独の比較を通して、歴史教科書問題の背景にある、国家・国民像とアイデンティティのあり方を考える。
(ISBN 9784861105067)

目次|indexes

第1章 『新しい歴史教科書』の歴史/教育観:ドイツの歴史教科書と何が違うのか
Ⅰ.  歴史教科書の環境
Ⅱ. 歴史観・歴史教育観
1. 近現代史・戦争とナチズムの位置づけ
2. 共感の歴史
Ⅲ. 「わが」国の歴史
第2章 「歴史教科書問題」とは何か:私たちが迫られている選択
Ⅰ. 歴史教科書問題と「イデオロギー」, または「政治教育」としての歴史教育
Ⅱ. 「我々」と「他者」のかかわりの中での「歴史教育問題」:沖縄戦の記憶をめぐって
Ⅲ. 日独の戦没者追悼と歴史教育理念
1. ノイエ・ヴァッヘ:ドイツにおける戦没者の公的追悼
2. 首相の靖国神社参拝と援護法の思想
3. 「全国戦没者追悼式」が隠蔽するもの
4. 戦没者追悼と歴史教育
第3章 歴史教科書とナショナリズム:「日本人」というアイデンティティと自由
Ⅰ.  「自虐」とは何か
Ⅱ. 「集団の罪」論
Ⅲ. 過去の罪と現在の責任
Ⅳ. 愛国心と自由
Ⅴ. アイデンティティの複数性:アマルティア・センのアイデンティティ論
Ⅵ. 「日本人」の論じ方
1. 萱野稔人『ナショナリズムは悪なのか』
2. 井崎正敏『〈戦争〉と〈国家〉の語り方:戦後思想はどこで間違えたのか』
3. 加藤典洋『敗戦後論』
Ⅶ. 「抵抗」論
むすび  「自虐」と「歴史修正主義」からの解放のために
参考資料:ドイツ歴史教科書に基づくドイツ近現代史スケッチ
おわりに

 

著者|author

原口健治(はらぐちけんじ)
青山学院大学法学部教授。専門はドイツ文学。
訳書に『ハインリヒ・マン短篇集2』(1999年、松籟社、共訳)がある。

 

 

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英語学―現代英語をより深く知るために

英語学

現代英語をより深く知るために

  • 菊池清明(編著)/2016年5月
  • 1400円(本体)・A5判・並製・182頁

現代英語の特徴、文法理論、英語の歴史的・文化的背景、文学、音楽、聖書、などの幅広い知識を一冊に集約。大学生向けのテキスト。
(ISBN 9784861105135)

目次|indexes

Introduction―現代英語の特質と研究分野
・豊かな借用語と多文化性・多民族性
・英語の広がり、そして世界共通語としての英語
・つづり音と発音のずれの問題
・広がるPolitical Correctness―現代英語とジェンダー
・アメリカ英語の成立
・聖書と英語
・辞書の中に見る英語の諸相
・英語史とコーパス言語学
・英語の中のケルト
・イギリスの地名と英語史
・英文の構造―語彙力だけでは英語は分からない
・現代英語と語源…など
索引
参考書目
執筆者紹介

【執筆者】
菊池清明/谷明信/尾崎久男/新川清治/唐沢一友/堀田隆一/
小池剛史/南條健助/福田一貴/貝塚泰幸/岡本広毅/小笠原清香
玉川明日美/濱田里美/小河舜

編著者|author and editor

菊池清明(きくち・きよあき)
関西外国語大学大学院英語学専攻博士後期課程修了。立教大学文学部教授。言語文化学博士(大阪大学)。著書に『中世英語英文学Ⅰ―その言語・文化の特質』(春風社、2015)、The Sound of Literature―Aspects of Language and Style in The Owl and the Nightingale【中世英語英文学Ⅱ】(春風社、2016)がある。

 

 

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〔写真集〕利根川を往く

利根川を往く

  • 塙紘(撮影)/2016年5月
  • 4800円(本体)/A4判上製(横長)・158頁
  • 装丁:桂川潤

暮らしの中にこそ詩がある―
昭和44年から64年までの20年間、利根川とともに暮らす人びとの生活、風土を克明に記録。写真点数150。
写真集『九十九里浜』の小関与四郎氏の跋文を併録。
(ISBN 9784861105036)

小関与四郎の写真集
九十九里浜』『クジラ解体

撮影者|photographer

塙紘(はなわ・ひろし)
昭和21年、千葉県旭市岩井生まれ。
昭和50年に個展「大利根の詩」を千葉市にて開催。昭和56年に雑誌『地上』(家の光協会)1月号に「利根川遡行10年」を掲載。平成六年にはNHKハイビジョンスクエア「我が愛しの九十九里~ある写真家の40年」の撮影を担当するなど、地域に根ざした写真を数多く撮り続ける。

 

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山ふたり― 関東・尾瀬・熊野編

山ふたり

関東・尾瀬・熊野編

  • 三輪敏広・三輪和恵(著)/2016年5月
  • 2400円(本体)・A5判並製・320頁+カラー口絵8頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞/カバーイラスト:たけなみゆうこ

山を愛してやまなかったふたりの記録、最終章
予想外のトラブルもふたりなら楽しい。夫婦で歩く山。今回は、天城・丹沢、奥秩父、大菩薩嶺、四阿屋山、両神山、谷川連峰など。
(ISBN 9784861105104)

目次|indexes

関東の山
残雪に一等三角点のある天城・丹沢を訪ねる/ 大菩薩連嶺を縦走する/30年来の憧れ、奥秩父/ 晩秋の武甲山、四阿屋山、両神山…など
尾瀬の山
尾瀬ケ原ハイキング・燧ケ岳登山/奥利根源流の秘峰・平ガ岳へ…など
熊野古道
初冬の熊野古道 小辺路を歩く/熊野古道 小辺路 高野山~本宮…など

著者|authors

三輪敏広(みわ・としひろ)
昭和16年北海道生まれ。昭和47年診療放射線技師となる。同年和恵と結婚、1男3女あり。平成12年5月多発性骨髄腫と診断され、平成18年7月病没。
三輪和恵(みわ・かずえ)
昭和24年石川県生まれ。昭和47年敏広と結婚。夫唱婦随、はがき絵が趣味。
著書に『多発性骨髄腫を生きる1』『多発性骨髄腫を生きる2』『夫婦お遍路(上)』『夫婦お遍路(下)』『白山に行こう―夫婦で歩いた山の記録1』『白山でのんびりと―夫婦で歩いた山の記録2』『白山をみつめて―夫婦で歩いた山の記録3』『山ふたり―北海道・東北・九州編』『山ふたり―北アルプス編』『山ふたり―中央・南アルプスほか編』『山ふたり―鈴鹿・大峰・四国・山陰編』『山ふたり―新潟・富山・福井・長野編』(以上、すべて春風社)がある。

 

 

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山ふたり―新潟・富山・福井・長野編

山ふたり

新潟・富山・福井・長野編

  • 三輪敏広・三輪和恵(著)/2016年5月
  • 2400円(本体)・A5判並製・288頁+カラー口絵8頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞/カバーイラスト:たけなみゆうこ

山を愛してやまなかったふたりの記録、最終章
ふたりで山を歩けば、つらいことも病も忘れて元気になれる。夫婦で歩く山への旅。最終巻は、妙高連峰、雨飾山、権現岳など。
(ISBN 9784861105111)

目次|indexes

新潟の山
猛暑の妙高連峰ハイキング/初冬の権現岳を登る/ 紅葉の黒姫山/ 米山、越後駒ガ岳へ…など
富山の山
紅葉を求めて 白木峰、小白木峰、金剛堂山/片貝山荘から僧ケ岳 毛勝山/信仰の山からレジャーの山・牛岳…など
福井の山
「日本百名山」の一峰 荒島岳を訪ねる/若狭富士を登る…など
長野の山
高妻山・戸隠山/日本武尊の神話が伝わる四阿山…など

著者|authors

三輪敏広(みわ・としひろ)
昭和16年北海道生まれ。昭和47年診療放射線技師となる。同年和恵と結婚、1男3女あり。平成12年5月多発性骨髄腫と診断され、平成18年7月病没。
三輪和恵(みわ・かずえ)
昭和24年石川県生まれ。昭和47年敏広と結婚。夫唱婦随、はがき絵が趣味。
著書に『多発性骨髄腫を生きる1』『多発性骨髄腫を生きる2』『夫婦お遍路(上)』『夫婦お遍路(下)』『白山に行こう―夫婦で歩いた山の記録1』『白山でのんびりと―夫婦で歩いた山の記録2』『白山をみつめて―夫婦で歩いた山の記録3』『山ふたり―北海道・東北・九州編』『山ふたり―北アルプス編』『山ふたり―中央・南アルプスほか編』『山ふたり―鈴鹿・大峰・四国・山陰編』『山ふたり―関東・尾瀬・熊野編』(以上、すべて春風社)がある。

 

 

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現代の学校を読み解く―学校の現在地と教育の未来

現代の学校を読み解く

学校の現在地と教育の未来

  • 末松裕基(編著)/2016年4月
  • 2300円(本体)・A5判並製・383頁
  • 装丁:長田年伸

いま学校で何が起きているか、教育は社会を照らす希望となるか――
学校の社会的意義が揺らぎつつある現代。若き教育学者たちが、教育現場の最前線から教育の未来を描く視点を提示し、ありうべき学校を構想する。★2刷出来
(ISBN 9784861105043)

目次|contents

はじめに
第Ⅰ部 現代の学校はどうなっているか?
第1章 現代の学校の課題と可能性(末松裕基)
第2章 「教科書を教える学校」から「カリキュラムを開発する学校」へ(安藤福光)
第3章 新しい学校と教師の学習(篠原岳司)
第4章 ゼロからの理念型学校づくり――君に熱意や志はあるか(畑康裕)
第5章 超学校社会――“学校まみれの社会” と学校を超える社会(林寛平)
第Ⅱ部 現代の学校を考える視点とは?
第6章 近代/現代の学校を批判的に考える――学校を変えるためのリアリズム(生澤繁樹)
第7章 学校の仕事の拡大史(雪丸武彦)
第8章 制度としての学校(荒井英治郎)
第9章 ドイツの学校は国家とどう付き合ってきたか(辻野けんま)
第10章 学校は世界の子どもを救えるか(橋本憲幸)
おわりに
索引

【執筆者(掲載順)】
末松裕基/安藤福光/篠原岳司/畑康裕/林寛平/生澤繁樹/雪丸武彦/荒井英治郎/辻野けんま/橋本憲幸

編著者|author and editor

末松裕基(すえまつ・ひろき)
1980年生まれ。東京学芸大学教育学部講師。専門は学校経営学。筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科教育学専攻単位取得退学。以後、筑波大学準研究員、2008年、上越教育大学大学院学校教育研究科講師を経て、2012年より現職。著書に『学校づくりとスクールミドル』(学文社、2012年、共著)などがある。

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「共感」へのアプローチ―文化人類学の第一歩

「共感」へのアプローチ

文化人類学の第一歩

  • 渥美一弥(著)/2016年4月
  • 2000円(本体)・四六判並製196頁
  • 装丁:長田年伸

「共感」する力を養い、世界の見方を広げる
「文化」「婚姻」「ジェンダー」「医療」など、テーマごとに設けられた問いに答えながら読み進むことで、文化人類学的な「ものの見方」を身につける入門書。異文化の世界に対して自ら問いを発し、「共感」する力を養う。
(ISBN 9784861104978)

目次|contents

第1章 文化:なぜ生まれた子供に「奴隷」と名づけるのか?
第2章 ジェンダー:なぜ「女医」というのに「男医」といわないのか?
第3章 婚姻:なぜ父は娘と結婚できないのか?
第4章 通過儀礼:なぜ「子供」と「大人」を区別するのか?
第5章 環境と文化:なぜ「自然」と「人工」を区別するのか?
第6章 信仰・信念体系:なぜクリスマスを祝ったあとに初詣に行くのか?
第7章 医療と文化:なぜ熱が出て咳をすると「風邪をひいた」というのか?

著者|author

渥美一弥(あつみ・かずや)
1954年生まれ。自治医科大学医学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専攻は文化人類学(カナダ先住民サーニッチの「文化」復興運動についての研究)。
著書に『苦悩とケアの人類学―サファリングは創造性の源泉になりうるか?』(共著、世界思想社、2015年)など。

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赤いレトロな焙煎機―遥かなる南米大陸をめざして

赤いレトロな焙煎機

遥かなる南米大陸をめざして

  • 玉川裕子(著)/2016年4月
  • 1500円(本体)/四六判変形上製166頁
  • 装丁:根本眞一(クリエイティブ・コンセプト)

一瞬の青い炎よ燃えあがれ カフェ・ロワイヤルわたくしのため

珈琲鑑定士資格取得のため単身ブラジルへ。
私的な旅日記と短歌から垣間見られる作者の孤独、自己認識。

「この歌文集は、あきらかに、反私性の方向を目指している。しかし、その底に、作者の孤独や、自己認識を読みとろうとすれば、それも可能なのだ」(岡井隆「跋文」より)

(ISBN 9784861104954)

目次|indexs

はじめに

第1章 カフェの逸品ものがたり
カフェ・オレ/シナモンコーヒー/カフェ・ロワイヤル/アイリッシュコーヒー/ホット・モカ・ジャバ/トルココーヒー/コピ・ルアク/水出しコーヒー/アンティーク・カフェ/キリマンジェロ/カフェ・ノワール/オルゴール館/赤いレトロな焙煎機/夕陽が沈みきらないうちに/割合の無限/カフェ・フラッペ/クールに淹れる/果実ほのぼのハワイコナ/ネルドリップ
第2章 カフェの街から
御堂筋/時差のむこうに/ひかりの海/サントス/カフェの授業/クラスメイト/マスクの少年/コーヒー農園(ファゼンダ)/ブラジルの霜/週末の旅/長距離バス/海辺のバザール/北東部(ノルデスチ)/大瀑布(イグアス)/銀色の音
第3章 その後
秋の終日/冬の消しゴム/船便
第4章 ブラジルagain
大湿原(パンタナール)/アマゾン

跋文 岡井隆

著者|author

玉川裕子(たまがわ・ゆうこ)
広島大学大学院文学研究科修士課程修了。コーヒーの商社勤務がきっかけで、クラシフィカドーラ(珈琲鑑定士)資格取得のためブラジルへ単身渡航。現在、コーヒー教室を開催し、ブラジル民族文化研究センターの研究員としても活躍中。

 

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