古英語叙事詩『ベーオウルフ』―クレーバー第4版対訳

古英語叙事詩『ベーオウルフ』

クレーバー第4版対訳

  • 吉見昭德(訳)/2018年6月
  • 4000円(本体)/A5判変型上製262頁
  • 装丁:矢萩多聞

最新の校訂を経た原文を底本とし、精密な考証にもとづき翻訳。入念に彫琢された日本語で読む、最新の英和対訳『ベーオウルフ』。
「フィン挿話」に関連する断片詩『フィンズブルグの戦い』も併載。
(ISBN 9784861105722)

目次|contents

はじめに
『ベーオウルフ』関連地図
王朝系図
古英語叙事詩『ベーオウルフ』
断片詩『フィンズブルグの戦い』
参考文献
あとがき

訳者| translator

吉見昭德(よしみ・あきのり)
1939年 北海道美唄市生まれ。
1970年3月 明治学院大学大学院文学研究科博士課程(単位取得)満期退学。
1985年9月-1987年1月 オックスフォード大学客員研究員(ペンブルック・コレジに所属)。
明治学院大学文学部名誉教授。
中世(前期・後期)英語・英文学専攻。
著訳書
ケネス・キャメロン著『イングランドの地名―起源と歴史を訪ねて』(単訳、2012、春風社)
『『ベーオウルフ』とその周辺―忍足欣四郎先生追悼論文集』(共著、2009、春風社)
R. W. V. エリオット著『ルーン文字の探究』(単訳、2009、春風社)
『古英語詩を読む―ルーン詩からベーオウルフへ』(単著、2008、春風社)
『シェイクスピアの四季―三神勲先生喜寿記念論集』(共著、1984、篠崎書林)
S. ムアー著、A. H. マークヮート改訂『英語変遷の歴史―音と屈折の変化の軌跡を求めて』(共訳、1982、環翠堂)
British Variety―Selected Readings from Modern British Authors(共編註、1975、南雲堂)
その他、論文、翻訳など多数。

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キルケゴールの実存解釈―自己と他者

キルケゴールの実存解釈

自己と他者

  • 河上正秀(著)/2018年5月
  • 3500円(本体)/A5判上製264頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

キルケゴールはいかに受容されてきたのか。
レヴィナス、デリダ、ウィトゲンシュタイン、田辺元らによる解釈の歴史をたどり、
その思想史的意義を明らかにする。
(ISBN 9784861105975)

目次|contents

序に代えて われわれはキルケゴールから何を学ぶか
第Ⅰ部 主体と他者
第1章 自己と他者―実存の思想から他者の思想へ
第2章 実存から他者へ―レヴィナス、デリダの読解
第3章 実存論的主体の他者論的転回―K・レーヴィット
第4章 非同一の主体性
第Ⅱ部 受容と解釈
第1章 ウィトゲンシュタインのまなざし
第2章 解釈と生―田辺元の「実存」受容の一断面
第3章 実存と倫理
第4章 『現代の批判』とわれわれの「現代」
補遺その1 沈黙と言語
補遺その2 仮名と著作―沈黙の語り出すもの
あとがき

著者| author

河上正秀(かわかみ・しょうしゅう)
1943年生。東京教育大学大学院研究科博士課程修了。博士(文学)
筑波大学名誉教授、元放送大学客員教員(東京文京学習センター所属)
著書:『ドイツにおけるキルケゴール思想の受容―二〇世紀初頭の批判哲学と実存哲学』(創文社、1999年)、『行為と意味―技術時代の人間像』(未知谷、1993年)、『他者性の時代・モダニズムの彼方へ』(世界思想社、編著、2005年)ほか。

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律から密へ―晩年の慈雲尊者

律から密へ

晩年の慈雲尊者

  • 秋山学(著)/2018年5月
  • 5500円(本体)/A5判上製400頁
  • 装丁:毛利一枝

江戸時代の真言宗の高僧、慈雲尊者飲光はいかに『妙法蓮華経』を受容したのか。
直筆本『法華陀羅尼略解』をもとにその思想を再検討。慈雲における密教と顕教の合一を明らかにする。
(ISBN 9784861106002)

目次|contents

序章 『法華陀羅尼略解』─解題と翻刻
第1部 正法律と天台
第1章 慈雲の法統─「正法律」の位置づけをめぐって
第2章 慈雲尊者と戒律の系譜─筑波大学所蔵・慈雲自筆本『法華陀羅尼略解』を基に
第3章 慈雲と天台僧たち─『法華陀羅尼略解』の位置づけをめぐって
第2部 禅・儒教と神道・有部律・唯識学
第4章 菩薩戒と『摩訶止観』─慈雲と天台思想の関係をめぐって
第5章 慈雲尊者による儒教理解─『神儒偶談』『法華陀羅尼略解』『雙龍大和上垂示』を手がかりに
第6章 義浄と慈雲尊者─有部律から四分律へ、そして正法律へ
第7章 慈雲尊者の無表論─『表無表章随文釈』を中心に
第3部 密教思想
第8章 慈雲尊者最晩年期の密教思想─『理趣経講義』から『法華陀羅尼略解』へ
第9章 「五悔」から「五秘密」へ─慈雲著『金剛薩埵修行儀軌私記』(1802年)の位置づけをめぐって
第10章 『大日経疏』から一切義成就菩薩へ─晩年の慈雲による「法華陀羅尼」注疏の経緯
結章 『法華陀羅尼略解』の特質と意義

著者| author

秋山学(あきやま・まなぶ)
1963年生まれ。筑波大学人文社会系教授。
「ラテン語とフランス語―古典作品を素材に(一)~(二四)」『ふらんす』白水社、2014年4月-2016年3月
『慈雲尊者と悉曇学―自筆本『法華陀羅尼略解』と「梵学津梁」の世界』筑波大学、2010年
『ハンガリーのギリシア・カトリック教会―伝承と展望』創文社、2010年
『教父と古典解釈―予型論の射程』創文社、2001年

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太陽と黄昏と夜 詩的風景

太陽と黄昏と夜 詩的風景

  • 髙野正夫(著)/2018年4月
  • 1800円(本体)/四六判上製108頁
  • 装丁:矢萩多聞

青春、老年、生命、時間、記憶などを主題に言葉を紡ぎ、詠った37篇。
リルケ、ボードレールらの影響を受けた象徴的作風の詩集。
(ISBN 9784861105890)

目次|contents

悲しみの犠牲者・ドーヴァー
金色の思い出
時は
冬の風
欺かれた約束
青春の輝きにも似て
穏やかな午後の休息
灰色の午後
薔薇色の追憶
夜のディスク
最後の年

記憶
八月の光
詩人との対話
待っている
耐え難い
悲しみは
偽りの眠り
太陽の微笑み
誰もが愛を欲しがり
自由のオアシス
詩人のため息
時の流れに・ロンドンの郊外で
本当の時
無垢の自負心・四谷駅の近くで
八月の日光
鎌倉の大仏
小町通りの春
都会の夜・銀座四丁目
パンドラへの贈り物
都会の交差点・数寄屋橋
ある人は文字を読み
スライゴーの黄昏
言葉は雲となって
山の朝・グラスミア
北欧の夏

著者| author

髙野正夫(たかの・まさお)
1946年 東京生まれ。1977年駒澤大学大学院博士課程満期修了。1988~90年、ケンブリッジ大学(ヒューズ・ホール)留学。専攻・英文学。駒澤大学名誉教授。
〈著書〉『感性の宴―キーツ、ワーズワス、ブレイク』(篠崎書林)、『フィリップ・ラーキンの世界―「言葉よりも」愛を』(国文社)、『フィリップ・ラーキン―愛と詩の生涯』(春風社)
〈共訳書〉ノースロップ・フライ『同一性の寓話』(法政大学出版局)
〈主要論文〉「『一八一七年詩集』におけるキーツの自然の変容」(イギリス・ロマン派学会編『イギリス・ロマン派研究』桐原書店)、「『ソネット集』における詩人の愛と憂鬱」(『シェイクスピアの四季』篠崎書林)、ほか。

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教育方法改革の理論

教育方法改革の理論

  • 助川晃洋(著)/2018年4月
  • 2000円(本体)/A5判並製200頁
  • 装丁:矢萩多聞

国際的な学力標準、子どもの幸福度、中高一貫校、学習指導要領の改訂……
現代教育の多様な問題を取り上げ、理解するための批判的視座を養う。教育の実際をとらえあるべき姿を構想するための最適な案内書。
(ISBN 9784861105784)

目次|contents

まえがき
第1部 教育方法の基底
第1章 教育方法思想の形成――西洋教育史上の主要人物を取り上げて
第2章 体験学習批判の視点――“Erfahrung”との相違に見る“Erlebnis”の独自性
第2部 グローバリズムと学力
第3章 キー・コンピテンシーと“well-being”――両者の関係のとらえ方とそれを支える福祉理論について
第4章 子どもの“well-being”にかかわる教育言説の妥当性――自尊感情と幸福度の低さをめぐって
第5章 公立中高一貫校の学力要求――適性検査に着目して
第3部 授業とカリキュラムの創造
第6章 授業研究の諸相――学術研究と現場実践の重層性
第7章 「主体的・対話的で深い学び」の実現――アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善に向けて
第8章 カリキュラム・マネジメント実践における「つながり」の創出――特に学校段階間の接続に焦点を当てて
第9章 方法的措置としての小中連携――学習指導要領の理念を具現化するために
あとがき

著者| author

助川晃洋(すけがわ・あきひろ)
1968年生。千葉大学教育学部卒業。筑波大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。宮崎大学教育文化学部准教授などを経て現在、国士舘大学文学部教授。博士(教育学)。教育方法学専攻。主な著書に『現代学力形成論』(分担、協同出版、1996年)、『教育内容・方法』(分担、培風館、2010年)、『小中一貫・連携教育の実践的研究――これからの義務教育の創造を求めて』(編著、東洋館出版社、2014年)など。

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都市の寺廟―シンガポールにおける神聖空間の人類学

都市の寺廟

シンガポールにおける神聖空間の人類学

  • 福浦厚子(著)/2018年3月
  • 4000円(本体)/A5判上製312頁
  • 装丁:長田年伸

「誰かが娘に邪術をかけている」と、母親は霊媒・タンキーに訴える。
娘は硬直し、寺廟の外に立っている――

厳しい宗教政策を受け、生き残りをかけた取り組みを行う寺廟。盛大な年中行事は多額の喜捨を集め、タンキーによる交霊会には悩みを抱えた依頼者が日々訪れる。
シンガポール道教系寺廟から、都市社会における神聖空間の役割を探る民族誌。
(ISBN 9784861105999)

目次|contents

まえがき
第1章 序論
第2章 調査寺廟の概要
第3章 主席・道士・童乩
第4章 個人・家族・寺廟
第5章 問神の依頼者と依頼内容
第6章 問神での災因論
第7章 神聖空間のポリティクス
第8章 結論
あとがき
引用文献
初出一覧
用語集

著者| author

福浦厚子(ふくうら・あつこ)
京都大学大学院教育学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学博士(人間・環境学)。
共著書に『ミクロ人類学の実践―エイジェンシー/ネットワーク/身体』、『植民地主義と人類学』など。現在、滋賀大学経済学部教授。

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人間形成としての教養―ハンガリー、フィンランド、日本におけるドイツ的理念の受容と将来展望

人間形成としての教養

ハンガリー、フィンランド、日本におけるドイツ的理念の受容と将来展望

  • 高橋輝暁(編)/2018年3月
  • 2000円(本体)/四六判並製224頁
  • 装丁:長田年伸

教育をふくむ「教養」のあり方を、ドイツをはじめとする各国の思想史、教育史、「文化」概念の問題から多角的に考察。獨協大学創立者・天野貞祐の教養理念を手がかりに、グローバル化と多文化共生の時代に「人間性」を養うことの意義を論じる。
(ISBN 9784861105968)

目次|contents

まえがき(高橋輝暁)
序章 人間形成としての教養をめぐる本書の議論を俯瞰する(高橋輝暁)
第一章 人間形成としての教養――豊かな伝統をもつ将来的課題(ティルマン・ボルシェ、訳=中山純/高橋輝暁)
第二章 ハンガリーにおけるドイツの教養理念の受容と展開(ゾルターン・センディ、訳=相澤啓一/高橋輝暁)
第三章 フィンランドにおける教養理念と新大学法(エーヴァルト・ロイター、訳=浜崎桂子/高橋輝暁)
第四章 文化と形成――キケロから西田にいたる文化概念の変遷 (ロルフ・エルバーフェルト、訳=大田浩司/高橋輝暁)
第五章 獨協大学創立者天野貞祐と教養教育(松丸壽雄)
第六章 道理と人格――天野貞祐の教育論における二つのアスペクト (斉藤渉)
第七章 獨協大学外国語学部における教養教育(浅山佳郎)
第八章 これまでの、そして、これからの人間形成としての教養――グローバル化と多文化共生の時代のために(高橋輝暁)
付論Ⅰ 文化、学問、教養、人間形成――四概念の関係を概念史的に繙く(高橋輝暁)
付論Ⅱ 獨協学園とドイツ――獨逸学協会の歴史から繙く(高橋輝暁)
あとがき(高橋輝暁)
執筆者・訳者紹介

編者| editor

高橋輝暁(たかはし・てるあき)
獨協大学外国語学部ドイツ語学科特任教授。立教大学名誉教授。学習院大学大学院人文科学研究科ドイツ文学専攻修士課程修了、ヒルデスハイム大学(ドイツ)文学博士(Dr. Phil.)。専門は、ドイツ語圏の文学と哲学、日独比較対照文化、人文学と教養の歴史と理論。主な編書に Japanische Germanistik auf dem Weg zu einer kontrastiven Kulturkomparatistik. Geschichte, Theorie und Fallstudien, München: Wilhelm Fink Verlag, 2006.  訳書にクリストフ・ランスマイアー著『ラスト・ワールド』(共訳)中央公論社、1996年などがある。

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世界のメディア―グローバル時代における多様性【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書6】

世界のメディア

グローバル時代における多様性

  • 小寺敦之(編)/2018年3月
  • 2500円(本体)/四六判並製226頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

私たちの知っている「報道の自由」は普遍的か?
アメリカ、中国からカタル、ラオスまで。世界各国のメディアの現状と報道の在り方を紹介・解説。メディアを通して世界の多様性を学ぶ。
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書6】
(ISBN 9784861105913)

目次|contents

はじめに 世界のメディア(小寺敦之)
第1章 アメリカ(小寺敦之&金山勉)
第2章 中国(望月敏弘)
第3章 オーストラリア(鈴木雄雅)
第4章 EU(小久保康之)
第5章 ロシア(町田幸彦)
第6章 インド(井上貴子)
第7章 ナイジェリア(望月克哉)
第8章 コロンビア(千代勇一)
第9章 カタル(千葉悠志)
第10章 ラオス(吉川健治)
第11章 韓国 (黄盛彬)

編者| author

小寺敦之(こてら・あつし)
現職:東洋英和女学院大学 国際社会学部 准教授
学歴:上智大学大学院文学研究科博士後期課程修了(博士〈新聞学〉)
専攻:情報行動論、メディア論

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アジアの国際関係―移行期の地域秩序【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書5】

アジアの国際関係

移行期の地域秩序

  • 福田保(編)/2018年3月
  • 2500円(本体)/四六判並製296頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

21世紀アジアの地域秩序とはどのようなものなのか?
覇権国と追随国との間に見られる「連合と抵抗」の力学を探り、アジアにおける秩序の移行と変容の諸相を明らかにする。
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書5】
(ISBN 9784861105906)

目次|contents

序章 (福田保)
第1部 アジア地域秩序の構図
第1章 アジア地域安全保障秩序―国際関係理論からみる現状と展望(湯澤武)
第2章 アジア経済秩序―米中覇権競争と地域制度(寺田貴)
第2部 主要国・組織の視点
第3章 日本とアジア―冷戦後の座標軸をもとめて(昇亜美子)
第4章 アメリカとアジア(森聡)
第5章 中国とアジア(青山瑠妙)
第6章 インドとアジア―インドは日本の安全保障に関係あるのか?(長尾賢)
第7章 東南アジア諸国とアジア―5つのバランシング戦略(福田保)
第3部 Flashpoints
第8章 尖閣諸島をめぐる国際関係―東シナ海で戦争は起こるのか(小谷哲男)
第9章 南シナ海(小谷哲男)
第10章 朝鮮半島―なぜ米中競争に巻き込まれるのか(渡邊武)
第11章 台湾海峡―せめぎあう2つのナショナリズム(松本充豊)
終章 20世紀のヨーロッパと21世紀のアジア―歴史の類推と戦争の可能性(今野茂充)

編者| editor

福田保(ふくだ・たもつ)
現職:東洋英和女学院大学 国際社会学部 准教授
学歴:オーストラリア国立大学大学院アジア太平洋研究科博士課程修了(Ph.D. in Political Science and International Relations)
専攻:国際関係論、アジア太平洋の国際関係・地域主義、東南アジア安全保障
主要著作:『現代アジア学入門』芦書房、2017年/『ASEANを知るための50章』明石書店、2015年/『アメリカにとって同盟とはなにか』中央公論新社、2013年

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身体と感情を読むイギリス小説―精神分析、セクシュアリティ、優生学

身体と感情を読むイギリス小説

精神分析、セクシュアリティ、優生学

  • 武田美保子(著)/2018年3月
  • 2700円(本体)/四六判上製266頁
  • 装丁:矢萩多聞

身体表象をめぐるイギリス小説論
ジョージ・エリオットからアンジェラ・カーターまで―
身体/感情の二項対立を超え、両者の錯雑な関係の在り様を文学作品のなかに読む。
(ISBN 9784861105821)

目次|contents

序章 身体と感情の二分法を越えて
Ⅰ ヒステリー症
第1章 『ダニエル・デロンダ』のねじれ―「顔」が暴く豊穣なる亀裂
第2章 ギッシング小説におけるジェンダー化する身体への抵抗―反流行文士とヒステリー症
Ⅱ 荒野と都市
第3章 耳と目から読む『帰郷』―歌劇の舞台としての荒野
第4章 『ジキル博士とハイド氏』の優生学的身体―人格と都市
Ⅲ モダニズム小説
第5章 『ダロウェイ夫人』の「ひきつり」―優生学言説と小説技法
第6章 越境する身体―『ユリシーズ』の民族、女性、書物
Ⅳ 欲動
第7章 『モーリス』の内なるホモフォビア―精神と身体の均衡に向けて
第8章 「赤ずきん」物語と身体性―「狼たちの仲間」と内なる「狼」

著者| author

武田美保子(たけだ・みほこ)
京都女子大学名誉教授。同大学非常勤講師。
著書
『異文化への視線―新しい比較文学のために』(共著、名古屋大学出版会、1996年)
『ジェンダーは超えられるか―新しい文学批評に向けて』(共著、彩流社、2000年)
『〈新しい女の系譜〉―ジェンダーの言説と表象』(彩流社、2003年)
『ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化―生誕百五十年記念』(共著、溪水社、2007年)
『増殖するフランケンシュタイン―批評とアダプテーション』(共編著、彩流社、2017年)
『アダプテーションとは何か―文学/映画批評の理論と実践』(共編著、世織書房、2017年)
監修・別冊解説:玉井暲・武田美保子『New Woman Fiction: Gender Representation at the Fin-de-Siecle Part I, Part II 』 (アティーナ・プレス、2006年)

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