小学校英語への専門的アプローチ―ことばの世界を拓く

小学校英語への専門的アプローチ

ことばの世界を拓く

  • 綾部保志(編)/2019年12月
  • 2000円(本体)/A5判並製314頁
  • 装丁:矢萩多聞

言語社会学、記号論、音声学、児童文学、コミュニケーション論など、英語教育にかかわる広範な隣接科学の視点を導入。小学校英語の教科化にあわせ、教育実践に適用できる専門的知見を分かりやすく提示する。
(ISBN 9784861106477)

目次|contents

プロロ-グ
第Ⅰ部 教育理念、教育政策、教育目的
第1章 英語教育政策史から考える小学校英語―果てなき夢が行き着いた先【鳥飼玖美子】
第2章 「なんで小学校英語やるの?」―基礎知識としての英語教育目的論【寺沢拓敬】
第Ⅱ部 語彙、音声、文字、文法
第3章 語彙とコミュニケーションを《つなぐ》学習―類似性への気づき、つながりの創造としての語彙指導に向けて【綾部保志・小山亘】
第4章 英語発音指導を考える―間違いやすいイントネーション【川越いつえ】
第5章 小学校からの系統立った文字指導―アルファベットの読み書きから絵本の一人読みまで【畑江美佳】
第6章 小学校における英文法教育について―知的な小学校英語授業を目指して【古田直肇】
第Ⅲ部 語学、文学、絵本、演劇
第7章 学習意欲と知的好奇心を維持するための外国語学習論―観察の面白さと発見の喜びを自律的学習へとつなげる【安原章】
第8章 変わらない価値のあるもの “Get back to the basics yet again.”―「英語を学ぶ者には必要不可欠なもの」再考【菊池亮子】
第9章 小学校英語における絵本を再考する―絵本論の視点から【村松麻里】
第10章 英語教育における演劇―演劇の立場からの英語劇の再考【飛田勘文】
第Ⅳ部 個別指導、協働学習、内容統合学習、多モード的自己表現
第11章 ていねいに、分かりやすく教えるための視点―英語が苦手な生徒の立場に立って力を与える【小林隆史】
第12章 協働学習を取り入れた小学校英語の提案―英語嫌いを作らないために【津田ひろみ】
第13章 CLILを取り入れた外国語教育―全ての児童にとって学びある英語教育の実現のために【山野有紀】
第14章 アイデンティティ・テクスト―「二言語での文章産出」から「多モード的表現」へ【本林響子】
第Ⅴ部 使用言語、教室談話、社会文化コミュニケーション、越境コミュニケーション
第15章 教室内コミュニケーションにおける効果的な母語使用―コードスイッチングの観点から【森(三品)聡美】
第16章 コミュニケーションについてのコミュニケーションに目を向ける―「見方・考え方」そして「感じ方」に気づく―視点【榎本剛士】
第17章 〈社会文化〉と〈コミュニケーション〉の接点―規範意識と行動様式から言語使用を考える学習【綾部保志】
第18章 コミュニケーション力を育てる英語教育―クリティカルな視点から【久保田竜子】
エピローグ
索引
執筆者紹介

編者|editor

綾部保志(あやべ・やすゆき)
立教池袋中学校・高等学校英語科教諭。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士前期課程修了(M.A.)。
著作に、『言語人類学から見た英語教育』(ひつじ書房,2009)、「教員になってから「学び直し」てみて」『英語教育 2011年3月号』(大修館書店,2011,pp.21-23)、「中学3年生による英詩ライティングの授業実践―言語芸術、詩的機能、創作作品」『自律した学習者を育てる英語教育の探求―小中高大を接続することばの教育として―』(中央教育研究所,2018,pp.68-90)などがある。

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神西清の散文問題

神西清の散文問題

  • 小林実(著)/2019年12月
  • 3900円(本体)/四六判上製248頁
  • 装丁:桂川潤

チェーホフ、ツルゲーネフ、プーシキン、ジッドの翻訳者、神西清が日本語と格闘した軌跡をたどり、翻訳魂の真髄に迫る。

……外国文学とは、輸入が規制されている高級食材でできた料理のようなものである。そして翻訳文学は、それを腕のいいシェフ(翻訳者)が、手に入りやすい国産食材で、なんとかそれらしい味に再現してみせたようなものだといえる。……そんなふうに国産食材(日本語)の姿にこだわった翻訳家が、神西清である。(本文より)
(ISBN 9784861106675)

目次|contents

はじめに
Ⅰ章 散文の運命
Ⅱ章 翻訳という創造
Ⅲ章 黙読から音読へ
Ⅳ章 翻訳のロマネスク
引用・参考文献
あとがき

著者|author

小林実(こばやし・みのる)
1971年東京都生まれ。2006年立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程満期退学。
現在は十文字学園女子大学准教授。博士(文学)。専門は翻訳文学、日本近代文学、日本近代文化史。
著書『明治大正露文化受容史―二葉亭四迷・相馬黒光を中心に』(春風社 2000)など。

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ムガル建築の魅力―皇帝たちが築いた地上の楽園

ムガル建築の魅力

皇帝たちが築いた地上の楽園

  • 宮原辰夫(著)/2019年10月
  • 3100円(本体)/A5判並製338頁
  • 装丁:矢萩多聞

タージ・マハルは墓廟か、永遠の楽園か、それとも復活の日の寓話なのか――
インド・イスラーム王朝の500年、不運と悲劇、謀略と欲望が渦巻く世界で、諸王たちが築いた栄華の象徴と地上の楽園をたどる。写真多数掲載。
(ISBN 9784861106606)

目次|contents

はじめに
年表
インド・イスラーム王朝の重要拠点
第Ⅰ部:アーグラ
1:タージ・マハル
2:アーグラ城
3:エーテマードゥッダウラ廟
4:ラーム庭園
5:スィカンドラ
6:ファテプル・スィークリー
7:グワーリヤル
第Ⅱ部:デリー
デリー北部
1:シャージャハーナーバード
2:ラズィヤ・スルターンの墓
3:フィローザーバード
デリー中部
1:プラーナー・キラ
2:フマーユーン廟
3:アブドゥッラヒームの墓
4:アトガー・ハーンの墓
5:ニザームッディーン
6:ローディー庭園
デリー南部
1:ラーイ・ピトーラー
2:ラーイ・ピトーラー近郊
3:スィーリー
4:トゥグルカーバード
5:ジャハーンパナー
用語解説

図・写真・細密画引用一覧
写真提供者一覧
あとがき
索引

著者|author

宮原辰夫(みやはら・たつお)
文教大学国際学部教授。慶應義塾大学博士(法学)。
専門は政治学・地域研究(南アジア)。著書に『イギリス支配とインド・ムスリム』(成文堂)、『インド・イスラーム王朝の物語とその建築物』(春風社)、共訳書に『イスラームと民主主義』(成文堂)、など。

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鰰 hadahada

鰰 hadahada

  • 三浦衛(著)/2019年9月
  • 2200円(本体)/菊判変型108頁
  • 装丁:間村俊一

かわがみせんせー まだ おっかね話 してけねべかな?(「とじぇね」より)
溢れ出る追慕の念と、迸る奇想が、ことばを纏い、戯れる。本文は金属活字による活版印刷。跋文・阿部公彦氏。
(ISBN 9784861106101)

 

『図書新聞』(2020年2月1日)に書評が掲載されました。
評者は中条省平先生(学習院大学教授)です。
書評記事はコチラです。
※図書新聞の許諾を得て転載しています。

目次|contents

●鰰の腹突き破る日本海
ピコピノドン
●春泥に歩を踏み入るる農夫かな
生きる力
調子っぱずれ

本の場所
字上野
トタカ石
おおかみ
ほーらんげきょう
政治
詩を書く
カミサマ
けるるん
とじぇね
さしにゃ
べっこ
向日
安心の川
秋田
けふは、はれ
本のこと
魚眼レンズ
●夏草や鉞一閃馬に空
忘れんぼ
とじぇねわらし
カミサマノハナシ
ピピ
クライスラー
いまひらく頁
こんな日は
夏風邪
好日
世界の淵
ジャズ
動物園
●大寒や少年の声ふとくなる
陽子先生――あとがきに代えて
さびしさの力【阿部公彦】

著者|author

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役社長。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。その後、東京都内の出版社に勤務。1999年、春風社を創業。
著書に『出版は風まかせ』(春風社、2009年)、『父のふるさと―秋田往来』(春風社、2010年)、『マハーヴァギナまたは巫山の夢』(春風社、2012年)、『おうすいポケット 新井奥邃語録抄』(共編、春風社、2015年)、『カメレオン』(春風社、2016年)、『石巻片影』(共著、春風社、2017年)がある。

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平成/令和の佐竹本三十六歌仙

平成/令和の佐竹本三十六歌仙

  • 有馬賴底、堀江恭子(著)/2019年10月
  • 2000円(本体)/B5判並製120頁
  • 装丁:長田年伸

相国寺管長と茶道遠州流幽水会会長が揮毫した書と、京友禅の研究者が忠実に復元した歌仙絵からなる現代版佐竹本三十六歌仙絵。
(ISBN 9784861106620)

目次|contents

序の言葉 有馬賴底 
前文 堀江恭子

平成/令和の佐竹本三十六歌仙
柿本人麻呂
凡河内躬恒
大伴家持
在原業平
素性法師
猿丸大夫
藤原兼輔
藤原敦忠
源公忠
徽子女王
源宗于
藤原敏行
藤原清正
藤原興風
坂上是則
小大君
大中臣能宣
平兼盛
住吉大明神
紀貫之
伊勢
山部赤人
僧正遍照
紀友則
小野小町
藤原朝忠
藤原高光
壬生忠岑
大中臣頼基
源重之
源信明
源順
清原元輔
藤原元真
藤原仲文
壬生忠視
中務

解説
「佐竹本三十六歌仙絵巻」について 堀江恭子
敦煌写経について 波勢の収束と典型の確立 富田淳

著者|authors

有馬賴底(ありま・らいてい)
一九三三年、東京生まれ。四一年、大分県日田市臨済宗岳林寺にて得度。五五年、京都臨済宗相国寺僧堂に掛搭(入門)、大律櫪堂老師に師事。七一年、相国寺派教学部長、九五年、臨済宗相国寺派七代管長(相国寺一三二世)に就任。同時に鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣の住職も兼任。京都仏教会理事長。主な著書に『禅と茶』(学研)、『茶人よ自由になれ』『決定版 よくわかる茶席の禅語』(以上、主婦の友社)、『禅僧の生涯』『禅茶巡礼』『禅と茶の湯』(以上、春秋社)、『無の道を生きる 禅の辻説法』(集英社)、『自在力』『力を抜いて生きる』(以上、講談社)、『禅、「持たない」生き方』(三笠書房)、『やさしい茶席の禅語』(共著)『茶の湯便利帳② やさしくわかる茶席の禅語』(以上、世界文化社)、『禅 壁を破る智慧』(朝日新聞出版)ほか多数。

堀江恭子(宗篷)(ほりえ・きょうこ(そうほう))
文学博士。一九四三年生まれ。二松学舎大学大学院(中国学専攻)博士課程修了。一九七八年に故・堀江知彦氏と結婚。墨香会主宰(書道・号は蓬壺)、幽水会会長(茶道遠州流、号は宗篷)。知彦氏の遺志を継ぎ、幽趣庵を一切こだわりのない、自由な文化的サロンにするのが夢。知彦氏との共著に『名筆鑑賞入門 中国風の書』(知道出版)、『名筆鑑賞入門 和風の書』(知道出版)、単著に『我が乳房を亡夫に』(毎日新聞社)、『墨艶 会津八一・堀江知彦追想』(芸術新聞社)、『異郷に永眠る悲劇の美人王昭君』(白帝社)、『砂艶』(新潮社)、『茶艶』(春風社)。
二〇一四年六月、紺綬褒章受章。二〇一四年八月、外務大臣表彰。

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反逆者たちのアメリカ文化史―未来への思考

反逆者たちのアメリカ文化史

未来への思考

  • 堀真理子(著)/2019年10月
  • 2700円(本体)/四六判並製270頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

女性、黒人、ユダヤ人、メキシコ人……差別・迫害に抗い続けてきた側の視点から、19世紀以降のアメリカ文化を通覧。
分断と排除の危機に曝されながらも多様な価値観を包摂してきたアメリカの魅力を提示し、「トランプ現象」以降の行く末を問う。
(ISBN 9784861106590)

目次|contents

序章 「風に吹かれて」―ボブ・ディランの歌とミュージカル『ハミルトン』
第1章 奴隷解放に尽くした黒人女性―「黒人のモーセ」ハリエット・タブマンの数奇な人生
第2章 南北戦争へと向かう社会のなかで―ストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』
第3章 アメリカの侵略戦争を批判する―H・D・ソローの『市民的抵抗』、マーク・トウェインの「戦争の祈り」、E・オニールの『皇帝ジョーンズ』
第4章 黒人野球の女王―野球殿堂入りした唯一の女性エファ・マンリー
第5章 黒人歌手の挑戦―ブルースの女王ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」
第6章 大人は判ってくれない―『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と『ウェストサイド・ストーリー』
第7章 二十世紀の魔女狩り―社会派劇作家アーサー・ミラーの『クルーシブル』と『ヴィシーでの出来事』
第8章 「私はあなたのニグロではない」―ラウル・ペック監督、ジェイムズ・ボールドウィンの未完の作品を映画化
第9章 メキシコ系アメリカ人の公民権運動とチカーナ・フェミニズム―シェリ・モラガの『英雄たちと聖者たち』と『飢えた女―あるメキシコ人のメーデイア』
第10章 いま、移民や難民とどう向きあうべきか―これまでのアメリカ、これからのアメリカ
終章 核の時代を生きる―未来へのメッセージ
あとがき

人名索引

著者|author

堀真理子(ほり・まりこ)
青山学院大学経済学部教授
青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学、ロンドン大学演劇学M.A.
著書に『ベケット巡礼』(三省堂、2007)、『改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』』(藤原書店、2017、吉田秀和賞受賞)、『概説 アメリカ文化史』(共著、ミネルヴァ書房、2002)『戦争・詩的想像力・倫理』(共著、水声社、2016)、『帝国と文化』(共著、春風社、2016)、『文学都市ダブリン』(共著、春風社、2017)などがある。

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「エビデンスに基づく教育」の閾を探る―教育学における規範と事実をめぐって

「エビデンスに基づく教育」の閾を探る

教育学における規範と事実をめぐって

  • 杉田浩崇・熊井将太(編)/2019年9月
  • 3700円(本体)/四六判上製344頁
  • 装丁:桂川潤

客観的・科学的根拠とされる「エビデンス」は中立か?
エビデンスを教育に取り入れることの内実を、政策/実践/研究の面から推進・批判派の両主張とともに検討。不確実さの含まれる教育という営みにおける判断のあり方を問い、多様な理解と評価に向けた新たな道標を示す。
(ISBN 9784861106583)

目次|contents

はじめに
第1章 「エビデンスに基づく教育」という問題圏――科学思想史からその磁場を問う(杉田浩崇)
第1部 教育政策・制度と「エビデンス」とのあいだ
第2章 教育政策においてエビデンスを「つかう」とはどういうことか(佐藤仁)
第3章 エビデンスを「つくる」ことと「つかう」こと(長谷川祐介)
第4章 教育政策・制度の中で教師はどのように「エビデンス」に応答しているか(熊井将太・杉田浩崇)
第2部 教育実践と「エビデンス」とのあいだ
第5章 EBEを実践で語ろう(森俊郎)
第6章 現象学的教育学を基盤とした教師教育における確信形成への省察の契機(宮原順寛)
第7章 エビデンスは幼児教育に何をもたらすのか(岡花祈一郎)
第3部 教育研究と「エビデンス」とのあいだ
第8章 「エビデンス」は中立的か?――英米圏における批判的脳科学の射程(杉田浩崇)
第9章 「エビデンス・ベース」時代の教育実践研究――ジョン・ハッティの Visible Learning をめぐる議論から(熊井将太)
第10章 明治日本における教育研究――教育に関するエビデンス追究の起源を探る(白石崇人)
おわりに 「エビデンスに基づく教育」の展望――対話のプラットフォームをひらく
編著者・執筆者紹介
人名索引
事項索引

編者|editors

杉田浩崇(すぎた・ひろたか)
広島大学教育学部准教授。専攻は教育哲学。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。主な著書・論文に『子どもの〈内面〉とは何か――言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション』春風社、2017年、「エビデンスに応答する教師に求められる倫理的資質――徳認識論における知的な徳の位置づけをめぐって」日本教育学会編『教育学研究』第82巻第2号、2015年、「道徳教育における「規則のパラドクス」の射程――マクダウエルの治療的哲学観と実践的三段論法の捉え直し」教育哲学会編『教育哲学研究』第112号、2015年。

熊井将太(くまい・しょうた)
山口大学教育学部講師。専攻は教育方法学。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。主な著書・論文に『学級の教授学説史――近代における学級教授の成立と展開』溪水社、2017年、「授業の成立にとって学級とは何か」深澤広明・吉田成章編『学習集団研究の現在vol.3 学習集団づくりが育てる「学びに向かう力」――授業づくりと学級づくりの一体的改革』溪水社、2019年、「近代教授思想における学級教授論の構造と変容」日本教育方法学会編『教育方法学研究』第34巻、2009年。

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Shakespeare Performances in Japan: Intercultural-Multilingual-Translingual

Shakespeare Performances in Japan

Intercultural-Multilingual-Translingual

  • 浜名恵美(著)/2019年9月
  • 5500円(本体)/A5判並製188頁
  • 装丁:長田年伸

日本における多彩なシェイクスピア上演を、異文化コミュニケーション・相互理解・超言語実践の研究と結び付け、その特色を解明する。
(ISBN 9784861106576)

目次|contents

Acknowledgements
Introduction
Part I Intercultural and Multilingual Performance
Chapter 1 This Is, and Is Not, Shakespeare: A Japanese–Korean Transformation of Othello
1. The Critical Impact of Local Shakespeare on Global Shakespeare: Othello in the Japanese Mugen Noh Style with Elements of Korean Shamanism: A Creative Subversion
2. The Critical Impact of the Japanese–Korean Adaptation of Othello on Global Shakespeare
Chapter 2 Performing Shakespeare after the 11 March 2011 Disaster: Yamanote Jijosha’s The Tempest
1. The Tempest as Prospero’s Apocalyptic Delusion
2. Caliban’s Binding and Torture on Stage
3. An Additional Japanese Ending
Chapter 3 The Last Shakespeare Plays Directed by Yukio Ninagawa: Possessed by the Power of Theatre
1. Richard II with Wheelchairs and the Tango
2. NINAGAWA (or Samurai) Macbeth: The Legendary Production Revived
3. The Two Gentlemen of Verona with an All-Male Cast
Chapter 4 Multilingual Performances of Shakespeare Worldwide: Multilingual King Lear, Directed by Tadashi Suzuki
1. Tadashi Suzuki and Multilingual Performance
2. A Short Performance History of King Lear (1984–2006), Directed by Tadashi Suzuki
3. The Four-Language Performance of King Lear (2009)
Part II Translingual Performance
Chapter 5 Translingual Performances of Shakespeare Worldwide with a Focus on Henry V
1. Fundamental Concepts and Facts
2. An Analysis of Henry V, Act 5, Scene 2
Chapter 6 Lear Dreaming, Directed by Ong Keng Sen
1. Basic Ideas of Lear Dreaming
2. An Analysis of Several Scenes in Lear Dreaming from a Translingual Perspective
Chapter 7 Safaring the Night: A Midsummer Night’s Dream Updated
1. Basic Information about Safaring the Night
2. An Analysis of Several Elements of Safaring the Night from a Translingual Perspective
Conclusion
Appendix: Performance Review: Sandaime Richard, written by Hideki Noda and directed by Ong Keng Sen. Performed in Japanese, English and Indonesian, with Japanese and English Subtitles.
Notes
Works Cited
List of Original Publications
Author Profile
Index

著者|author

浜名恵美(はまな・えみ)
東京女子大学教授、博士(文学)、筑波大学名誉教授。
専門はシェイクスピア研究、カルチュラル・スタディーズ、英語教育であり、世界各地で行われているシェイクスピアの多文化、多言語、超言語による上演および現代演劇の異文化コラボレーションに特に注目してきた。現在の研究課題はシェイクスピア上演への認知的アプローチとディジタル・アプローチである。著書は、『ジェンダーの驚き:シェイクスピアとジェンダー』(日本図書センター、2004年)、『文化と文化をつなぐ:シェイクスピアから現代アジア演劇まで』(筑波大学出版会、2012年)他。The Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare, vol. 2 (Cambridge UP, 2016) , Shakespeare; His Infinite Variety (Lodz UP, 2017), および多数の学術誌で論文を発表している。ホームページはhttps://emihamana.net.

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主権者教育論―学校カリキュラム・学力・教師

主権者教育論

学校カリキュラム・学力・教師

  • 渡部竜也(著)/2019年9月
  • 4500円(本体)/A5判上製540頁
  • 装丁:桂川潤

自らを活かし社会に意見を提言できる市民としての主権者を育むために、公教育は何をすべきか?
学校教育における「社会系」教科の課題を、授業・カリキュラム構想、学力の在り方、教師の専門性といった観点から、日本とアメリカの教育理念・実践をもとに検討。社会科教育が民主社会において培うべき各々の見解の多元性を捉え直し、その意義と展望を具に提示する。【2刷出来】
(ISBN 9784861106484)

目次|contents

まえがき
第1部 アメリカの社会科の歩みが教えてくれる学校教育での主権者育成の条件
第1章 社会に建設的に参画できる市民を作る――社会問題中心の統合カリキュラム
第2部 教師による主体的なカリキュラム調整または創造の重要性
第2章 ゲートキーパーとしての教師――学習指導要領を生かすも殺すも個々の教師次第
第3章 カリキュラム・マネジメント①
第4章 カリキュラム・マネジメント②
第5章 主権者教育として見た時の学習指導要領「社会」
第3部 なぜ教師は大学で社会科教育学を学ぶ必要があるのか?
第6章 アメリカの社会科教育研究史――主権者を生み出す学校カリキュラムの在り方とその作成主体をめぐる議論
第7章 日本の社会科教育研究史――学習指導要領の実行からラディカルな授業構想に向けた議論へ
第8章 日米の社会科教育研究の共通性と差異――ねらいについての議論(aim-talk)を重視する姿勢とそのやり方
第9章 一般の教師と研究者の授業を見る視点の違い①
第10章 一般の教師と研究者の授業を見る視点の違い②
第11章 主権者教育の議論が困難な教育学研究について――内容からだけの議論でも方法からだけの議論でも不十分
第12章 社会科教育研究の学習科学化問題―主権者教育研究の危機的状況
第4部 主権者に必要とされる学力とは
第13章 池野範男の学力論
第14章 真正の学び/学力と主権者教育
第15章 真正の学力の評価か、学力の真正の評価か
第16章 標準化された学力を真正の学力に転換する試み
第5部 根源的かつ創造的なカリキュラムと授業開発の重要性
第17章 ハーバード社会科に学ぶ
第18章 主権者教育の根源的な問いかけからの授業構想
第6部 主権者を育成できる教師の教育
第19章 大学教師教育カリキュラム構想――ビジョンを育てることを目指す教師教育
第20章 教師教育構想の効果と課題
第21章 教師にとって学科内容の学びとは何か
あとがき
索引

著者|author

渡部竜也(わたなべ・たつや)
東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、授業設計論、教師教育、社会改造主義教育研究。主な著訳書に『歴史的思考――その不自然な行為』(サム・ワインバーグ著、監訳、春風社、2017年)、『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』(フレッド・M・ニューマン著、共訳、春風社、2017年)、『コモン・グッドのための歴史教育――社会文化的アプローチ』(キース・C・バートン、リンダ・S・レヴスティク著、共訳、春風社、2015年)、『アメリカ社会科における価値学習の展開と構造――民主主義社会形成のための教育改革の可能性』(風間書房、2015年)、『“国境・国土・領土”教育の論点・争点――過去に学び、世界に学び、未来を拓く社会科授業の新提案』(共編著、明治図書出版、2014年)、『教師のゲートキーピング――主体的な学習者を生む社会科カリキュラムに向けて』(スティーブン・J・ソーントン著、共訳、春風社、2012年)。

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救いと寛容の文学―ゲーテからフォークナーまで

救いと寛容の文学

ゲーテからフォークナーまで

  • 今村武・内田均・川村幸夫・佐藤憲一(著)/2019年9月
  • 3500円(本体)/四六判上製234頁
  • 装丁:桂川潤

危難の時における「救い」「寛容」という視点から、アメリカ、イギリス、ドイツの文学作品を読み直し、文学に秘められた精神的挑発性を解き放つ。
読者へのガイドとなる作者紹介と作品概略を各章末に併録。
(ISBN 9784861106545)

目次|contents

前言
第Ⅰ部 二十世紀英米文学における人間関係の描写【川村幸夫】

第1章 アンダーソン『ワインズバーグ、オハイオ』―社会的弱者と疎外者へのアプローチ
第2章 ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』―弱者に寄り添うやさしいまなざし
第3章 ノラ・ロフツ「これからはぼくが―」―高齢者の孤独を救う逆説的状況
第Ⅱ部 初期アメリカ文学【佐藤憲一】
第4章 初期アメリカ文学史をめぐる諸問題とその展望
第5章 ピューリタンと「オランダ人」―アメリカ合衆国の多様性の起源
第Ⅲ部 近代ドイツ文学における危難と救い【今村 武】
第6章 『グリム童話』「ヘンゼルとグレーテル」―危難を乗り越えた兄妹の寛容
第7章 ゲーテ『ファウスト』第一部―グレートヒェンとファウストの二重の悲劇のゆくえ
第8章 森鷗外『舞姫』―明治のエリートとベルリンの踊り子の危難の時
第Ⅳ部 古典的SF小説の危難と現実感【内田 均】
第9章 H・G・ウェルズ『宇宙戦争』における危難と寛容―危機情報の伝播とパニックの現実感
第10章 オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』における危難と寛容―ディストピアと孤独の現実感
人名索引
著者紹介

著者| authors

今村 武(いまむら・たけし)
東京理科大学理工学部教授
『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著)日本人間関係学会・文学と人間関係部会(編)開文社出版、2014年
『近代ドイツ文学の萌芽と展開』南窓社、2012年
『不道徳な女性の出現―独仏英米の比較文化』南窓社、2011年

内田 均(うちだ・ひとし)
横浜美術大学美術学部教授
『環境人文学の地平』(共著)白百合女子大学言語・文学研究センター(編)岩政伸治(責任編集)弘学社、2017年
『J-Pop Culture on the Net―ポップカルチャーで日本を表現』(共編著)三修社、2015年
『学際的視点からの異文化理解の諸相』(共著)金星堂、2012年

川村幸夫(かわむら・ゆきお)
東京理科大学名誉教授
The Expanding World of the Gothic: from England to America(共著)朝日出版社、2020年刊行予定
『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著)日本人間関係学会・文学と人間関係部会(編)開文社出版、2014年
『アメリカ文学案内』(共著)朝日出版社、2008年

佐藤憲一(さとう・けんいち)
東京理科大学理工学部准教授
『異文化理解とパフォーマンス―Border Crossers』(共著)松田幸子・笹山敬輔・姚紅(編)春風社、2016年
『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著)日本人間関係学会・文学と人間関係部会(編)開文社出版、2014年
『知の版図―知識の枠組みと英米文学』(共著)鷲津浩子・宮本陽一郎(編)悠書館、2007年

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