文学とアダプテーションII―ヨーロッパの古典を読む

文学とアダプテーションII

ヨーロッパの古典を読む

  • 小川公代・吉村和明(編)/2021年11月
  • 3600円(本体)/四六判上製520頁
  • 装丁:矢萩多聞

ホメロス『オデュッセイア』からカズオ・イシグロ『日の名残り』まで。
古代から現代にいたるヨーロッパの〈古典〉に光を当て、再創造としてのアダプテーションによって新たな魅力を帯びることを明らかにする。
アダプテーションを実践している映画監督(ジョン・ウィリアムズ氏)、翻訳家(鴻巣友季子氏)、劇作家(前川知大氏)らの寄稿も収録。

関連書籍:『文学とアダプテーション-ヨーロッパの文化的変容』

(ISBN 9784861107559)

目次|contents

序論 ヨーロッパ古典文学を〈再訪〉する【小川公代】
第I部 総論
第1章 講演 ジェンダーの観点から読む世界文学―男たちが描いてきた女性像【沼野充義】
第2章 文学の映画化は「不純」なのか―ヨーロッパ映画におけるアダプテーション【渋谷哲也】
第3章 ヨーロッパ名作文学の漫画化における三類型―『クラシックス・イラストレイテッド』から『ピノッキオ』まで【森田直子】
第II部 アダプテーション各論
第4章 『ジェイン・エア』のアダプテーション―フェミニズムとウルフの両性具有的視点【小川公代】
第5章 エリオット『ポッサムおじさんの猫とつき合う法』とミュージカル『キャッツ』【新井潤美】
第6章 生々流転する『ユリシーズ』の世界―映画から漫画、グラフィックノベル、VRまで【南谷奉良】
第7章 カズオ・イシグロ『日の名残り』とマーチャント・アイヴォリー映画再考―コラボレーションとしての翻案【秦邦生】
第8章 ライシテの国のアンティゴネー―〈他者〉のゆくえ【伊達聖伸】
第9章 ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』のアダプテーションをめぐって―文化の受容と再生【吉村和明】
第10章 ヴィクトル・ユゴーと映画―怪物から聖人へ【野崎歓】
第11章 ミュンヒハウジアーデとアダプテーション―《驚嘆すべき》「ミュンヒハウゼン」ミームの変容について【眞鍋正紀】
第12章 タヴィアーニ兄弟『素晴らしきボッカッチョ』―ペストをのりこえて【堤康徳】
第13章 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』―重さと軽さの反転【阿部賢一】
第14章 ふたつの『クロイツェル・ソナタ』―トルストイとウグレシッチ【奥彩子】
第III部 アダプテーション制作者の立場から
第15章 カフカの小説Der Prozessを日本語映画『審判』に翻案する―私はアルゴリズムではない【ジョン・ウィリアムズ】
第16章 インタビュー『ロミオとジュリエット』の小説アダプテーションにおける〝貞節〟と〝裏切り〟【鴻巣友季子】
第17章 ホメロス『オデュッセイア』を現代演劇に―英雄の旅にみる人類の成長と思春期【前川知大】
あとがき 原作とは別のところに行く/原作に立ち返る「アダプテーション」【吉村和明】

編者|editors

小川公代(おがわ・きみよ)
上智大学外国語学部教授。専門は英文学。
吉村和明(よしむら・かずあき)
上智大学名誉教授。専門はフランス文学。

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ともに生きるために―ウェルフェア・リングイスティクスと生態学の視点からみることばの教育

ともに生きるために

ウェルフェア・リングイスティクスと生態学の視点からみることばの教育

  • 尾辻恵美・熊谷由理・佐藤慎司(編)/2021年11月
  • 3900円(本体)/A5判並製304頁
  • 装丁:矢萩多聞

人はことばを変え、ことばも人を変え、そして人もことばも社会・環境を変えていくことができる
グローバリゼーションにより言語・言語教育イデオロギーの転回とコミュニケーションの意義が大きく変わる今、ことばの教育は何をめざすのか? 人、ことば、社会・環境を相互に連関する資源と捉える「言語生態学」の視座から、個人と社会をより豊かに(welfare)する営みとしての、ことばの教育を考える。

(ISBN 9784861107740)

目次|contents

はじめに

Ⅰ 理論
1 章 ウェルフェア・リングイスティクスとは(ハインリッヒ,パトリック)
2 章 生態学が語ることばの教育 ―ウェルフェアを実現するために―(宇都宮 裕章)
3 章 公正な社会づくりをめざしたトランスランゲージング理論とその実践(熊谷 由理・佐藤 慎司)

Ⅱ イデオロギー
4 章 第二の言語イデオロギーの転回におけるメトロリンガルの強み(尾辻 恵美)
5 章 第二言語の使用・学習・教育とイデオロギー ―モノリンガルバイアス,母語話者主義,新自由主義―(義永 美央子)
6 章 日本語教育に関する言説とイデオロギーの考察 ―日本語教師養成における「言語教育観」教育に向けて―(嶋津 百代)

Ⅲ 実践
7 章 ウェルフェア・リングイスティクスを志向する「多言語おしゃべり会International Café for You」の実践 ―言語生態学の視座から― (古市 由美子)
8 章 地域の祭りで踊る教育実践 ―地域への越境を通した留学生のアイデンティティの変化に着目して―(島崎 薫)
9 章 ことばの生態的アプローチと教育実践 ―大阪・エール学園における留学生による地域活動の分析―(松田 真希子・木村 多恵子)

あとがき

編者|editors

尾辻 恵美 おつじ・えみ
シドニー工科大学 准教授。専門は社会言語学,多言語主義,批判的応用言語学,市民性とことばの教育。街における日常多言語活動(メトロリンガリズム)の研究を進めている。最近は,社会言語学と応用言語学の壁を超えた研究に挑み,言語イデオロギーと言語教育イデオロギーをつなげた視点からのことばの教育の必要性を説いている。主な著書に,Metrolingualism: Language in the city(共著,Routledge,2015年),論文に‘Metrolingualism in transitional Japan’(2019年),「多文化共生と多言語共生の時代」(2021 年)などがある。

熊谷 由理 くまがい・ゆり
スミス大学 上級講師。専門は言語教育,クリティカルリテラシー,批判的ディスコース分析。学習者の批判的視点を育むためのプロジェクトの開発に力をいれている。主な著書に『ジャンル別日本語――日本をクリティカルに読む』(共著, Routledge,2016 年),Multiliteracies in World Language Education(共編著,Routledge,2016 年),論文に‘“Ekkyō-bungaku” as crossing the border of language: Implications for learners of Japanese’( 2020年)などがある。

佐藤 慎司 さとう・しんじ
プリンストン大学 日本語プログラムディレクター・主任講師。専門は教育人類学,日本語教育。従来のことばの教育を批判的に見つめ直し,新たな実践を生み出していくことをライフワークとしている。主な著書に『かかわることば』(共編著,東京大学出版会,2017 年),『コミュニケーションとは何か』(共編著,くろしお出版,2019 年),Rethinking Language and Culture in Japanese Education: Beyond the Standard(共編著,Multilingual Matters,2014年)などがある。

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学問としてのダンスの歴史的変容―ウィスコンシン大学マディソン校のダンスの一〇〇年

学問としてのダンスの歴史的変容

ウィスコンシン大学マディソン校のダンスの一〇〇年

  • 木場裕紀(著)/2021年10月
  • 4000円(本体)/A5判上製230頁
  • 装丁:長田年伸

創造的な芸術経験としてのダンス教育の意義を探る
二〇世紀のアメリカの高等教育におけるダンスを取り巻く動向を、世界初のダンス専攻を設立したウィスコンシン大学マディソン校の事例から検証。身体教育と芸術の二つの顔を持つ「学問としてのダンス」の特質を捉えつつ、社会的・政治的要因をふまえ当事者たちの関心に着目し、ダンス及び身体知と大学組織の関係を究明する。
(ISBN 9784861107573)

目次|contents

はじめに
第一章 先行研究の検討と本書の分析の視点
第二章 ウィスコンシン大学マディソン校ダンス・プログラムの創設期
第三章 第二次世界大戦後から一九七〇年代にかけてのアメリカの文化政策とダンス
第四章 身体教育デパートメントの改組とダンスのアイデンティティの模索
第五章 ダンスの「芸術化」とデパートメントとしての独立
終章 本書で得られた知見と貢献
あとがき
UW-Madison Archivesの資料一覧
引用・参考文献一覧
参照ウェブページ一覧
図表一覧
索引

著者|author

木場裕紀(こば・ひろき)
東京電機大学未来科学部准教授。博士(教育学)。鹿児島県出身。専門はダンス教育、教育行政学、カリキュラム研究。日本学術振興会特別研究員(DC2)、大同大学講師を経て、2021年より現職。主な論文に「研究ノート:アメリカ高等教育におけるダンス教育の誕生――カリキュラムの観点から見たマーガレット・ドゥブラーの業績の再評価」、教育学研究、第84巻2号、205-214、2017年、「マーガレット・ドゥブラーの舞踊教育論における経験の諸相――J. デューイを手掛かりに」、舞踊學、第39号、1-8、2017年がある。

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老年笑い学―ユーモアで羽ばたくシニア

老年笑い学

ユーモアで羽ばたくシニア

  • 小向敦子(著)/2021年11月
  • 2400円(本体)/四六判並製276頁
  • 装丁:矢萩多聞

「……にもかかわらず、笑う」ことが大事。綺麗事だけですまないシニア期だからこそ、笑ってもらおう! 笑ってあげよう! 老・病・死をもユーモアで飾れ!
授業で老年学、ゼミで笑い学を担当する教授が、「老年笑い学」の効用を説く。

(ISBN 9784861107788)

目次|contents

はじめに
1 笑うを学ぶ―「今さら」ですが、それが何か!?
2 華麗なるシニア社交界へ―自己紹介のユーモア
3 ユーモアは言葉の綾―笑いの言語的技法の数々
4 笑いは続くよどこまでも―学び尽くせないユーモアのいろいろ
5 間違いを笑い飛ばせ―若者には歯が立たないシニアの特技
6 コンプレックスを笑う―これもまたシニアの特権
7 笑いの「しゃべくり」部門―漫才・落語・コントほか
8 笑いの「サイレント」部門―パントマイム・物真似・手品ほか
9 いざ笑いの祭典を担う
10 頭に「おもしろ」がつくシニアが創る―面白そうなコミュニティ
おわりに
引用文献・参考文献

著者|author

小向敦子(コムカイ・アツコ)
高千穂大学人間科学部教授。
米イリノイ大学(シカゴ校)で心理学部(専攻)、アジア研究学部(副専攻)を学び、同大学院教育学研究科博士課程修了。日本笑い学会会員。
授業で「老年学」、ゼミでは「笑い学」を担当。「シニアとユーモアは最強のコンビ」が自説。
著書に『すごい葬式―笑いで死を乗り越える(朝日新聞出版 2018)、『セラピューティックと老年学―エゴ力学が変える高齢社会』(学文社 2013)など。

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漱石論集こゝろのゆくえ

漱石論集こゝろのゆくえ

  • 斉藤恵子(著)/2021年11月
  • 4500円(本体)/四六判上製函入576頁
  • 装丁:矢萩多聞

ライフワークとして60年間漱石を読み込んできた畢生の論集。漱石はいかに読まれ、論じられてきたのか、その魅力と時代の諸相に迫る。
(ISBN 9784861107634)

目次|contents

はじめに
第1章 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』―微苦笑の真理
第2章 夏目漱石のスウィフト論について
第3章 『趣味の遺伝』の世界
第4章 漱石と外国文学
第5章 一九世紀ヨーロッパ文学と『三四郎』
第6章 漱石とピトロクリ
第7章 「アマランス」考
第8章 評釈『薤露行』
第9章 内と外からの夏目漱石
第10章 世紀末と漱石
第11章 漱石研究文献批評
第12章 夏目漱石研究の現状
第13章 書評 岡三郎著『夏目漱石研究』
第14章 書評 江藤淳著『漱石とアーサー王傳說―『薤露行』の比較文学的研究』
第15章 書評 森亮著『小泉八雲の文学』
書評 小島信夫著『私の作家遍歴』
第16章 書評 塚本利明著『漱石と英文学―『漾虚集』の比較文学的研究』
第17章 書評 池田美紀子著『夏目漱石 眼は識る東西の字』
第18章 池田美紀子書評訂正・補遺
第19章 二つのKOKORO―マクレラン訳と近藤いね子訳
第20章 シンガポールの『こゝろ』シンポジウム
第21章 『こゝろ』は日本でどのように読まれてきたか
第22章 『こゝろ』と聖書の世界
終 章 「いのち」と「こころ」
あとがき

初出一覧
参考文献一覧
付録 Kokoro and the Biblical World
人名索引/漱石作品索引

著者|author

斉藤恵子(さいとう・けいこ)
大妻女子大学名誉教授。専攻は英文学、比較文学、比較文化。1936年大連市生まれ。1959年お茶の水女子大学英文科卒業。1963年東京大学教養学部教養学科イギリス分科卒業。1973年東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程単位取得満期退学1979年4月~1999年3月共立女子大学家政学部・文芸学部勤務。1999年4月大妻女子大学比較文化学部長就任。2009年大妻女子大学退職。

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希望の本質―サミュエル・ジョンソンの思想と文学

希望の本質

サミュエル・ジョンソンの思想と文学

  • 石井善洋(著)/2021年10月
  • 3500円(本体)/四六判上製256頁
  • 装丁:長田年伸

イギリス文学史上一時代を画す文壇の巨人サミュエル・ジョンソン。その思想と文学の基本的な構図を解き明かし、希望の本質に迫る。
[広島修道大学学術選書79号]
(ISBN 9784861107764)

目次|contents

はじめに
第一章 知識と学問 (一)
1. 才能 2. 偶然の関与 3. 努力と勤勉 4. 知的堕落の諸相 5. 自己を築く
第二章 知識と学問 (二)
6. 短い一生 7. 精神の特性と時間の認識 8. 運動と精神の活動 9. 風刺
10. 真の知識
第三章 希望
1. 希望の誕生 2. 希望の幸福論 3. 時間論から見る倫理思想 (1)―未来を中心に
4. 時間論から見る倫理思想 (2)―現在を中心に 5. 合理的な希望
第四章 信仰
1. 偶然の支配 2. 信仰の必要性 3. 真実の解釈 4. 偶然の解釈 5. 信仰から道徳へ 
6. 希望から信仰へ
第五章 詩(一)
1. 「模倣」 2. 「自然」 3. 「自然の模倣」と芸術的な効果 4. 「自然」と正義
5. 虚構と真実
第六章 詩(二)
6. 二つの展開 7. 詩的創造性 8. イムラックの詩人論 9. 信仰詩
10. 「真理」の位置づけ
第七章 『ラセラス』論(一)
1. 「幸福の谷」が語ること 2. 「人生の選択」
3. 二つの推進力 a. 人物描写 b. ラセラスの性格 4. 新たな希望 5. 終章の読み方
第八章 『ラセラス』論(二)
6. 理性の働き 7. 理性、倫理、信仰 8. 社会の役割 9. 宗教的なテーマ
10. 文学と宗教 11. 『ラセラス』の歴史的評価 12. 終章を再論する

おわりに
文献一覧
サミュエル・ジョンソン略年譜
論文初出

著者|author

石井善洋(いしい・よしひろ)
1958年 秋田県生まれ
1981年 早稲田大学第一文学部英文学専攻卒業
1989年 早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課得後退学
早稲田大学、日本大学、宇都宮大学等の非常勤講師を経て
1990年 広島修道大学に勤務
1992年 広島修道大学助教授
2005年 広島修道大学教授(現在に至る)

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ことばへの気づき―カフカの小篇を読む

ことばへの気づき

カフカの小篇を読む

  • 松原好次(著)/2021年10月
  • 2700円(本体)/四六判並製340頁
  • 装丁:難波園子

パンデミックを経験した今だからこそ、私たちはカフカの囁きを素直に聞くことができる。人間存在そのものが、いかに不安定で不確かであるか、また、人間の社会が、いかに脆弱であるか。(本書第二部より)

外国語教育や少数言語の研究に携わってきた著者が、自身の経験と生活、そしてカフカの小篇を読むことから得た、ことばへの気づきを綴ったエッセイ集。

(ISBN 9784861107542)

目次|contents

はじめに
第一部 小さな/微妙な違いが大きな違い
第二部 楽しい気づきが語学継続の支え
第三部 怖さへの気づきが新たな世界への入り口
あとがき
謝辞
参照文献

著者|author

松原好次(まつばら・こうじ)
東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒業。元電気通信大学教授。専門は言語社会学、言語政策。特に、少数民族言語(先住民族や移民の言語)の衰退・再活性化について研究。主要著書・訳書に、Indigenous Languages Revitalized?: The Decline and Revitalization of the Indigenous Languages Justaposed with the Predominance of English(Shumpusha, 2000)、『大地にしがみつけ―ハワイ先住民族女性の訴え』(ハウナニ=ケイ・トラスク著、春風社、2002年)、『ハワイ研究への招待―フィールドワークから見える新しいハワイ像』(共編、関西学院大学出版会、2004年)、『消滅の危機にあるハワイ語の復権をめざして―先住民族による言語と文化の再活性化運動』(明石書店、2010年)『言語と貧困―負の連鎖の中で生きる世界の言語的マイノリティ』(共編、明石書店、2012年)、『英語と開発―グローバル化時代の言語政策と教育』(監訳、春風社、2015年)、『難民支援―ドイツメディアが伝えたこと』(春風社、2018年)など。

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対談集 春風問学

対談集 春風問学

  • 春風社編集部(編)/2021年10月
  • 1800円(本体)/四六判並製320頁
  • 装丁:南伸坊

セキュラーなもろもろを離れ学のよろこびを
2012年より春風社で行ってきた対談を集成し、における学の意義と出版のあり方を問う。

対談者一覧
池内 紀(ドイツ文学者、エッセイスト)、長田 弘(詩人)、平尾 隆弘(文藝春秋元社長)、中条 省平(フランス文学者、学習院大学文学部教授)、橋本 照嵩(写真家)、佐々木 幹郎(詩人)、桂川 潤(装丁家)、横須賀 薫(教育学者、宮城教育大学・十文字学園女子大学名誉教授)、鈴木 哲也(京都大学学術出版会専務理事長)、馬渡 元喜(図書新聞元役員)、大嶋 拓(映画作家)、上野 勇治(港の人代表取締役)、石渡 博明(「安藤昌益の会」事務局長)、朝岡 和俊(朝岡鍼灸院院長)、畑野 文夫(講談社インターナショナル元代表、正知会代表)、吉原 直樹(社会学者、東北大学名誉教授)、末松 裕基(教育学者、東京学芸大学准教授)、生澤 繁樹(教育学者、名古屋大学准教授)、橋本 憲幸(教育学者、山梨県立大学准教授)、三浦 衛(春風社代表取締役社長)

(ISBN 9784861107689)

目次|contents

対話はよろこび、学を問いつづけて(はじめに)
池内紀の読書会 人生は引き算、本は足し算(池内紀×三浦衛)
長田弘の読書会 もっと本を読もう(長田弘×三浦衛)
「本を読む、書く、出版する」よもやま対談(平尾隆弘×三浦衛×中条省平)
北上川という宇宙 3・11以前の「日常」をめぐって(橋本照嵩×佐々木幹郎×桂川潤×三浦衛)
文は人(池内紀×横須賀薫×三浦衛)
「本は物である」考(桂川潤×三浦衛)
学術書の未来 学術書の出版はどこへ向かうのか(鈴木哲也×三浦衛×馬渡元喜)
教育・学問の原点 鎌倉アカデミアに学ぶ(大嶋拓×三浦衛)
本づくりの根 赤羽―鎌倉―桜木町(上野勇治×三浦衛)
「学ぶ」について 昌益の学び、昌益に学ぶ(石渡博明×三浦衛)
知識と経験と勘 鍼灸の世界(朝岡和俊×三浦衛)
叡智の人 森田正馬にきく 森田療法の誕生(畑野文夫×三浦衛)
「ソコカラ ナニ ガ ミエル?」 都市をめぐって(吉原直樹×三浦衛)
「悪の凡庸さ」とリーダーシップ 『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』をめぐって(末松裕基×生澤繁樹×橋本憲幸×三浦衛)

書評・紹介

『対談集 春風問学』が『秋田魁新報』で紹介されました。

 

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心理臨床 セラピストの身体と共感―ダンス/ムーブメントとフェルトセンスの活用

心理臨床 セラピストの身体と共感

ダンス/ムーブメントとフェルトセンスの活用

  • 山田美穂(著)/2021年10月
  • 4500円(本体)/A5判上製416頁
  • 装丁:中本那由子

人と人とのあわいの対話が静かな感動を

さらにリエさんは親子フラ教室を「私が楽しいから行く」時間だと表明し、それに「付き合ってくれる?」と打診をして、ケンくんがそれを了承するという、活動参加の意味づけの再設定をした。すると間もなく、ケンくんが自らステージ出演を宣言して堂々とやりきり、その柔軟さにリエさんがしみじみ驚くことになった。母子の間にはそれまでとは異なる関係性が出現していた。(本文より)

(ISBN 9784861107702)

目次|contents

第I部 序論
第1章 はじめに:心理療法の身体的次元に光を当てるには?
第2章 臨床心理学における身体的アプローチと身体観
第3章 心理療法における「共感」と「身体」
第4章 本書の目的
第Ⅱ部 方法論
第5章 本書の研究方法
第6章 実践の方法①:ダンスセラピー技法と型のあるダンスの活用
第7章 実践の方法②:自己探索を深めるためのフォーカシングの活用
第Ⅲ部 本論 親子フラ教室の実践:二人称/三人称の事例研究
第8章 伝統的な臨床事例研究:乳幼児の母親へのグループ支援における身体を通した共感
第9章 クライエント・インタビュー:パフォーマンス場面における身体的な相互交流の諸側面
第Ⅳ部 本論 実践と研究の方法の拡大:一人称/二人称の事例研究
第10章 研究者のフェルトセンスを活用した自己研究:身体を通した共感のための自己探索のトレーニング
第11章 身体を通した分析の試み:個別事例の複眼的検討による共感的理解の深まり
第12章 身体を通した分析の発展:認知症高齢者グループのダンスセラピー実践における身体を通した共感
第Ⅴ部 結論
第13章 総合考察
第14章 おわりに:身体を通した共感を,本書の中に示すことができたか?

文献
索引

著者|author

山田美穂(やまだ・みほ)
お茶の水女子大学基幹研究院 准教授
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学
博士(臨床心理学)(学習院大学)
臨床心理士・公認心理師
北海道生まれ。葛飾赤十字産院、就実大学を経て、2021年より現職。
【主著】
『こころで関わりこころをつかう――心理臨床への手びき その実践』(分担執筆)、日本評論社
『知的障害のある人への精神分析的アプローチ――人間であるということ』(監訳)、ミネルヴァ書房(2021年12月刊行予定)

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真正の評価―テストと教育評価の新しい科学に向けて

真正の評価

テストと教育評価の新しい科学に向けて

  • ハロルド・バーラック、フレッド・M・ニューマン、エリザベス・アダムス、ダグ・A・アーチバルド、ティレル・バージェス、ジョン・レイヴン、トマス・A・ロンバーグ(著)、渡部竜也・南浦涼介・岡田了祐・後藤賢次郎・堀田諭・星瑞希(訳)/2021年9月
  • 5000円(本体)/A5判上製320頁
  • 装丁:長田年伸

誰が、何のために教育測定に関する采配を振るのか?
1980~90年代のアメリカの社会経済政策が及ぼした教育改革への影響を考察。学校教育の機能と目標、コンピテンシーの基準を英米の事例から解き明かし、標準化されたテストといった特定の評価形態に偏らない、真正の学び/学力のための方法論を構築する。
(ISBN 9784861107566)

目次|contents

第1章 評価についての新しい科学が必要だ(ハロルド・バーラック/渡部竜也訳)
第2章 数学のコンピテンスと学力の評価(トマス・A・ロンバーグ/南浦涼介訳)
訳者コラム1(渡部竜也)
第3章 社会科における言説の評価(フレッド・M・ニューマン/渡部竜也訳)
第4章 真正のアカデミックな学びの性質(フレッド・M・ニューマン&ダグ・A・アーチバルド/渡部竜也訳)
訳者コラム2(渡部竜也)
第5章 コンピテンス・動機・行動のモデルと評価のためのパラダイム(ジョン・レイヴン/岡田了祐訳)
第6章 学力/学習成果(achievement)を捉える(エリザベス・アダムス&ティレル・バージェス/後藤賢次郎訳)
訳者コラム3(星瑞希)
第7章 アカデミックな学びの評価に向けたいくつかのアプローチ(ダグ・A・アーチバルド&フレッド・M・ニューマン/星瑞希・渡部竜也訳)
訳者コラム4(渡部竜也)
第8章 教育テストと評価の新しい科学の発展に向けて(ハロルド・バーラック/堀田諭訳)
参考文献
訳者解説(渡部竜也)
訳者補論1 「評価」という実務的行為が社会を変えていくこと(南浦涼介)
訳者補論2 子どもの個性やコンピテンシーをいかに評価していけばよいのか?――観点の多元化・開放化と文脈を重視するジョン・レイヴンの評価論を手がかりに(堀田諭・岡田了祐)
著訳者紹介

著訳者|authors and translators

◆著者
ハロルド・バーラック(Harold Berlak):元カリフォルニア州オークランドの教育コンサルタント。
フレッド・M・ニューマン(Fred M. Newmann):元ウィスコンシン大学マディソン校教授。
エリザベス・アダムス(Elizabeth Adams):元イースト・ロンドン・ポリテクニック名誉研究員。
ダグ・A・アーチバルド(Doug A. Archbald):デラウェア大学教育学部准教授。
ティレル・バージェス(Tyrrell Burgess):元イースト・ロンドン・ポリテクニック教授。
ジョン・レイヴン(John Raven):スコットランド・エディンバラの教育コンサルタント。
トマス・A・ロンバーグ(Thomas A. Romberg):ウィスコンシン大学マディソン校教育学部名誉教授。
◆訳者
渡部竜也(わたなべ・たつや):東京学芸大学教育学部准教授。
南浦涼介(みなみうら・りょうすけ):東京学芸大学教育学部准教授。
岡田了祐(おかだ・りょうすけ):お茶の水女子大学教学IR・教育開発・学修支援センター講師。
後藤賢次郎(ごとう・けんじろう):山梨大学大学院総合研究部教育学域(教育学系)准教授。
堀田諭(ほりた・さとる):埼玉学園大学人間学部子ども発達学科特任講師。
星瑞希(ほし・みずき):東京大学大学院教育学研究科博士課程在籍。

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