スピリチュアル心理学入門

スピリチュアル心理学入門

  • 石川勇一/2009年4月
  • 2095円(本体)/A5判・並製・326頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

こころという領域を共に扱いながら、これまで交流のなかった臨床心理学とスピリチュアリティをつなぐ。精神分析、クライエント中心療法、森田療法、トランスパーソナル心理療法、中医学、アーユルヴェーダ、瞑想など、厳選された120項目をやさしく解説する画期的な入門書!
(ISBN 9784861101793)

目次|indexs

第1章 臨床心理学概論
第2章 心のさまざまな問題
第3章 心のアセスメント
第4章 深層心理学
第5章 ユング心理学
第6章 認知行動療法
第7章 人間性心理学
第8章 日本の心理療法
第9章 スピリチュアリティの心理学
第10章 セラピーの未来と統合へ向けて
第11章 偉大な魂の足跡

著者|author

石川勇一(いしかわ・ゆういち)
1971年、神奈川県相模原市生まれ。早稲田大学卒、同大学院博士後期課程中退。人間科学修士。臨床心理士。同大学助手、病院心理療法士(精神科・心療内科)、心理教育研究所カウンセラー、学生相談員等を歴任。
著書に『心理療法とスピリチュアリティ』(単著、頸草書房、2009年発刊予定)、『スピリチュアリティの心理学』(分担執筆、せせらぎ出版、2007年)、『スピリチュアル臨床心理学』(単著、メディアート出版、2005年、絶版)、『自己実現と心理療法』(単著、実務教育出版、1998年、絶版)、学術論文多数。
対話による心理療法を中心に、ヒーリング、臨床動作法、思考場療法(TFT)、瞑想法、心身技法などを実践。現在、石川心理相談室セラピスト、日本トランスパーソナル心理学/精神医学会常任理事、日本トランスパーソナル学会理事、相模女子大学人間社会学部人間心理学科教授。

 

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日本初の海外観光旅行―96日間世界一周

日本初の海外観光旅行

96日間世界一周

  • 小林健/2009年3月
  • 3200円(本体)/A5判・上製・384頁
  • 装丁:美柑和俊

100年前、民間初の海外観光旅行があった。杉村楚人冠(朝日新聞記者)、野村徳七(野村證券創始者)、川田鐡彌(高千穂学園創設者)など各界のキーパーソンが、世界の政治、経済、教育、文化の趨勢にふれた96日間。いまとはちがう観光のヒントがここにある!
(ISBN 9784861101786)

目次|indexs

第一章 出発まで
第二章 いざ、太平洋へ
第三章 アメリカ大陸横断
第四章 いざ、ヨーロッパへ
第五章 帰国
第六章 何を見、何を感じたか

著者|author

小林健(こばやし・けん)
1951年東京生まれ。
慶應義塾大学文学部英文科卒業後、英国留学、旅行会社勤務などを経て現在、明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部教授。
ツーリズム論、観光ビジネス論などを講じる一方、文科省検定高等学校英語教科書Expressways(開龍堂出版)の著者代表を務める。
著書に『脱<ホンモノ英語症候群>のすすめ』(大修館)、訳書(共訳)に『オーストラリア100の常識』(大修館)などがある。
2008年、株式会社朝日旅行と産学連携して世界一周会100周年を記念する『平成の世界一周会』をゼミ生とともに企画、販売。
2009年2月には我孫子市教育委員会主催の企画展『杉村楚人冠と世界一周旅行』にゼミとして参画、学生の研究成果を発表。

 

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つながりあう知―クララと明治の女性たち

つながりあう知

クララと明治の女性たち

  • 福田須美子/2009年3月
  • 2200円(本体)/四六判・並製・250頁
  • 装丁:矢萩多聞

十代で来日し、裸で働く男たちの姿に衝撃を受けたクララ・ホイットニー。勝海舟の三男・梅太郎と結婚し、一男五女をもうけ、深く日本社会に入り込んでいったアメリカ女性の生涯から見えてくるものとは?津田梅子、森有礼、勝海舟、福沢諭吉ら歴史人物たちが等身大で登場する面白明治探訪記。
(ISBN 9784861101779)

目次|indexs

序 しなやかにたくましく
第一章 クララの来日
第二章 根をおろす
第三章 クララと縫
第四章 クララと筆子
第五章 クララと梅子

著者|author

福田須美子(ふくだ・すみこ)
山口県下関市生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。教育学専攻。目白女子短期大学・女子教育研究所研究員を経て相模女子大学へ。2008年、「子ども教育学科」を立ち上げる。現在、相模女子大学子ども教育学科教授。
著書に『やさしい教育原理』(共著,有斐閣2007),『高等女学校の研究』(共著,大空社1990)等。ほか「女性と教育」に関する論文多数。

 

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世界内存在の解釈学―ハイデガー「心の哲学」と「言語哲学」

世界内存在の解釈学

ハイデガー「心の哲学」と「言語哲学」

  • 荒畑靖宏/2009年3月
  • 3143円(本体)/四六判・上製・346頁
  • 装丁:矢萩多聞

「言語」の観点から、現代の英米哲学とハイデガーを接続。『存在と時間』の不整合を指摘しつつ、後期思想につながる精髄をえぐり出す。ハイデガーの概念は、いま何を明らかにするのか。
(ISBN 9784861101823)

目次|indexes

第一部 ハイデガーの心の哲学
第一章 世界内存在、開示性、理解
第二章 理解、ふるまい、テクネー
第三章 日常性の心の哲学
第二部 ハイデガーの言語哲学
第四章 ロゴスと「として」構造
第五章 有意味性、道具、語り
第六章 真理と有意味性
第七章 世界―言語―人間

著者|author

荒畑靖宏(あらはた・やすひろ)
1971年 東京都生まれ
1994年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
2006年 フライブルク大学哲学科博士課程修了(Ph. D)
現在 成城大学文芸学部専任講師
著書 Welt – Sprache – Vernunft. Ein sprachphilosophischer Beitrag zur Verbindung von Phänomenologie, Hermeneutik und Philosophie des Geistes. Studien zur Phänomenologie und praktischen Philosophie, Band 3. Ergon, 2006.
主論文 「規範内存在としての世界内存在──ハイデガーの「自由の形而上学」の一側面」(日本倫理学会編『倫理学年報』第57集、2008年)、「プラグマティスト達のハイデガーと有意味性の問題」(日本哲学会編『哲学』第57号、2006年)など。

 

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Decoding Paul Muldoon: Poetics and Politics

Decoding Paul Muldoon

Poetics and Politics

  • 奥田良二/2009年3月
  • 2500円(本体)/四六判・並製・165頁
  • 装丁:矢萩多聞

シェイマス・ヒーニーに続く北アイルランドの現代詩人,ポール・マルドゥーン。“hybridity”概念を鍵に,その横溢することばの深層に隠された政治性を読み解く。
(ISBN 9784861101762)

目次|indexs

Preface
Introduction
CHAPTER 1 Mixed Marriage: the Poetics of Hybridity
CHAPTER 2 Translating Poetry and Politics in Monologues
CHAPTER 3 Transcending the Limits of Language: Imagination and Politics
CHAPTER 4 Artistic Subtlety of Politics: Decoding the Messages in “Madoc-A Mystery”
CHAPTER 5 Emigration and Homesickness
Conclusion
Appendix: Poetry and Politics in Ireland
Selected Bibliography

Index

著者|author

奥田良二(おくだ・りょうじ)
1958年,広島市生まれ。
現在,東海大学教授。
ロンドン大学大学院にて,Master of Research in Englishを取得。
主要著書:『ポール・マルドゥーンとの出会い―北アイルランド詩の現在』(共編著,国文社,1994年),『彷徨の詩学―18世紀イギリス詩からヒーニーへ』(共著,金星堂,1997年),『言語表現と創造』(共著,鳳書房,2005年)
主要訳書:『マルドゥーン詩選集1968~1983』(共訳,国文社,1996年)

 

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ブラジルの都市問題―貧困と格差を越えて

ブラジルの都市問題

貧困と格差を越えて

  • 住田育法監修/萩原八郎・田所清克・山崎圭一編/2009年2月
  • 3619円(本体)/四六判・上製・342頁
  • 装丁:矢萩多聞

BRICsの一員として著しい経済発展をとげながらも、いまなお貧困にあえぐ多くの人々がいる国、ブラジル。サンパウロやリオデジャネイロなどの巨大都市がかかえる諸問題に、歴史学・地理学・社会学・経済学・人類学など多様な角度からアプローチ。
(ISBN 9784861101731)

目次|indexs

第1部 歴史編
第1章 一九世紀および二〇世紀のブラジルにおける都市化
第2章 ブラジルの都市形成と土地占有の歴史―旧都リオデジャネイロを中心として
第3章 ある一都市の考古学―ブラジリアと衛星都市
第2部 現代編Ⅰ
第4章 〝昼間の断水、夜間の停電〟―リオデジャネイロ都市部における過去二〇年のインフラ整備の進展
第5章 ブラジリアにおける二つの不法問題
第6章 ブラジリア連邦区とリオデジャネイロ市の住宅政策―都市住環境開発と公共政策
第7章 サンパウロの都市問題に対する州と市の役割分担
第8章 多文化都市サンパウロにおける「日本文化」表象の形成―東洋街における新伝統行事を中心に
第3部 現代編Ⅱ
第9章 ブラジルに観る貧困の逆説―飢餓と貧困の新政治地理学
第10章 ブラジルの都市自治の新手法―「参加型予算」の動向と課題
第11章 より良い社会を構築するための戦略―ブラジルの土地なし農村労働者運動の教訓
第12章 ムニシピオ・グァタパラとともに生きて

監修者|supervisor

住田育法(すみだ・いくのり)
京都外国語大学教授

編者|editors

萩原八郎(はぎわら・はちろう)
四国大学教授
田所清克(たどころ・きよかつ)
京都外国語大学教授
山崎圭一(やまざき・けいいち)
横浜国立大学教授

 

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野外自然体験学習と理科教育―よりよい指導のために

野外自然体験学習と理科教育

よりよい指導のために

  • 宮下治/2009年2月
  • 3000円(本体)/B5判・並製・198頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

「理科嫌い・理科離れ」を防ごう! 指導計画、開発教材、授業実践記録、生徒の感想文など、豊富な実例をもとに具体的な指導法を紹介。
(ISBN 9784861101694)

目次|indexs

第1章 研究の背景、目的、方法
第2章 地学野外学習の実施状況と教員の意識および教員の地学の専門性の実態
第3章 地学野外学習の類型化[A型~D型]
第4章 都心部の自然環境を活かしたD型の地学野外学習教材の開発
第5章 開発教材の授業実践による評価
第6章 地学野外学習を実施しない現状
第7章 O型からA型へ、A・B型からC・D型へ高める方策
第8章 野外学習支援[Ⅱ型]の実践と評価
第9章 野外学習支援の類型化による効果・課題・対応策
第10章 O型、O’型から野外学習を実施する型へ高めるさらなる方策
第11章 地学野外学習の実施率を高めるための学校教育の在り方

著者|author

宮下治(みやした・おさむ)
関東学院大学人間環境学部准教授
1956年東京都荒川区生まれ。1981年東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京都立高等学校教諭、東京都教育庁指導主事・課長職などを経て、2007年大学に籍を移し、理科教育をはじめとする教員養成に従事。
2008年博士[学校教育学](兵庫教育大学)
著書に、『教職員ハンドブック』(共著、都政新報社、2005年)、『地学教育実践集<第2集>』(共著、トータルメディア出版、2000年)、『生命の地球<第3巻>「爆発する生命」』(共著、三友社出版、2000年)など。
1983年日本地学教育学会学術奨励賞受賞、2002年日本地学教育学会教育実践優秀賞受賞

 

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鷗外・漱石―ラディカリズムの起源

鴎外・漱石

ラディカリズムの起源

  • 大石直記/2009年2月
  • 5600円(本体)/A5判・上製・600頁
  • 装丁:矢萩多聞

激動する時代状況下、世界的な課題を視野に入れつつ、日本語の表現を切り拓いていった文豪たちの歩みを、テキストに即したどる。「近代」とは何かを問い続けた思想家として鷗外・漱石を読むスリリングな試み!
(ISBN 9784861101755)

目次|indexs

越境するラディカリズム―初期鷗外における〈ジャンル〉の抗争
《隠微》を拓く言葉たち・〈近代小説〉史の古層―「舞姫」の〈問い〉Ⅰ
〈捉え難き内部〉、または、曇れる《胸中の鏡》―「舞姫」の〈問い〉Ⅱ
不可知なる自己―〈世紀転換期〉と〈鷗外〉的問題構制の始発
〈創作家への転生〉、あるいは、自己解体―再稼動する鷗外の精神
果たされなかった《技癢》の行方―「木精」の《寓意》のことなど
〔抜粋〕

著者|author

大石直記(おおいし・なおき)
1957年生まれ。
共立女子大学文芸学部教授。
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程中途退学。
日本近代文学専攻。

 

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オーウェル文学の源流を求めて―その想像的創造力の源泉

オーウェル文学の源流を求めて

その想像的創造力の源泉

  • 高橋鍾/2009年2月
  • 2800円(本体)/四六判・並製・296頁
  • 装丁:矢萩多聞

『動物農場』『1984年』の作家の文学的営為を探り、「反共作家」等政治的レッテルを貼られがちなオーウェル作品に内在する多様な「読み」の可能性を読み解く。
(ISBN 9784861101700)

目次|indexs

第一章 『オーウェル研究』ノート
B・ハインズに与えた影響
「気の向くままに」!! それとも「私の好きなように」?!
「反共作家」という風聞の出所を辿ってみると……?!
オーウェルはペシミズムに囚われたか?!
作家たるもの一人称小説を書くべからず?!
20世紀は超えられたか?!
事実と虚構
好きな作品は?? と問われ……
成果主義と進歩主義の狭間に蠢く常識
文学研究における伝記の役割
『1984年』の世界を旅してみれば
短編小説?! それともルポルタージュ?!
第二章 オーウェル文学の想像的創造力
幼年体験と文学的想像力 オーウェルの『1984年』体験
動物革命の理想とその変質
スペイン市民戦争と『動物農場』
《鯨の腹の内側に》を読み解く
ペシミズムではなく、創作指針の表明として
補遺 政治的ペシミズム論のからくり
『空気を求めて』その作品分析の試み
(一)一人称形式に「内在する瑕疵」
作家としての矜恃と自己韜晦
(二)自己主張する小説技法 神話的枠組を基点として
(三)円環的再生物語のアイロニー エピグラフの曖昧性
『葉蘭を飾れ』における感情表現
結末と情感の有機的統一性を探る

著者|author

高橋鍾(たかはし・あつむ)
1943年、島根県に生まれる
九州大学大学院文学研究科修士課程修了
宮崎大学教育文化学部教授
著書『オーウェル 20世紀を超えて』(共著)
翻訳『気の向くままに 同時代批評1943~ 1947』(共訳),『ケス 鷹と少年』(彩流社 1998)

 

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Social Development, Culture, and Participation: Toward theorizing endogenous development in Tanzania

Social Development, Culture, and Participation

Toward theorizing endogenous development in Tanzania

  • 阪本公美子/2009年2月
  • 6476円(本体)/A5判・並製・550頁
  • 装丁:矢萩多聞

1961年の独立以来、自国の開発に試行錯誤してきたタンザニア。経済指標のみに着目した開発観を改め、フィールドワークで得た市民の声と自然・文化の多角的分析を基に内発的発展のあり方を探る。西川潤氏絶賛!(本文英語)
(ISBN 9784861101748)

目次|indexs

Introduction: Social development, culture, and participation
Part I Development and Culture Reconsidered in Tanzania
Chapter 1 Re-conceptualizing ‘Development’ and the Role of ‘Culture’
Chapter 2 Creation and Diversities of ‘Culture’ in Tanzania
Part II Social Development with Endogenous Perspective in Tanzania
Chapter 3 Tanzania’s Policies Re-examined: Endogenous perspectives and impacts on social development
Chapter 4 Participation in Development and Culture: From the diverse agencies in Lindi Region
Summary and Conclusions: Toward theorizing endogenous development

  • 推薦のことば
    アフリカやアジアの多くの社会で、人びとは伝統的文化や生活を守りながらも、現代社会のもたらす急激な変化と向き合っている。 著者は国連職員としてタンザニアの現場で働くなかで、地元の文化と調和した社会開発とはどういうものでなければならないかを、深く考えさせられた。この疑問から発して、本書は外部からもたらされる開発に人びとはいかに主体的に参加し得るかを分析している。従来の社会開発の理論を、豊富なデータに基いて、文化を重視する内発的発展の立場から再構成した画期的な力作である。 南の社会、開発問題を自分の眼で見直したい人たちに広く薦めたい。〔西川潤〕

著者|author

阪本公美子(さかもと・くみこ)
宇都宮大学国際学部准教授。
京都生まれ。
東京外国語大学卒業、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院アジア太平洋研究科博士課程修了。
ユニセフ及びUNDP タンザニア事務所勤務、早稲田大学助手、宇都宮大学講師を経て現職。
著書(共著)に『社会科学を再構築する』(明石書店)、『混迷する国際社会と共生へのビジョン』(宇都宮大学国際学部)、『社会開発』(有斐閣)など。

 

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