『子どもの〈内面〉とは何か』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会紀要『教育学研究』85巻2号(2018年)に『子どもの〈内面〉とは何か―言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション』(杉田浩崇・著)の書評が掲載されました。評者は池田全之先生(お茶の水女子大学教授)です。「人間学の基礎に置かれてきた伝統的問いを今日受け継ぐための視座を与える」

 

『真正の学び/学力』の図書紹介が『教育方法学研究』に掲載されました

日本教育方法学会紀要『教育方法学研究』第43巻(2018年)に『真正の学び/学力―質の高い知をめぐる学校再建』(F・ニューマン著/渡部竜也・堀田諭訳)の図書紹介が掲載されました。評者は遠藤貴広先生(福井大学准教授)です。
「各校の学校改革の取り組みがポートレイトとして詳細に示された上で、改革の土台となっていた組織文化・構造の特質が緻密に描出されている」

『真正の学び/学力』の書評が『カリキュラム研究』に掲載されました

日本カリキュラム学会紀要『カリキュラム研究』第27号に『真正の学び/学力―質の高い知をめぐる学校再建』(F・ニューマン著/渡部竜也・堀田諭訳)の書評が掲載されました。評者は石井英真先生(京都大学准教授)です。
「彼らの「真正の学び/学力」論は、授業改善、カリキュラム改善に止まらない、学校改革論という問題関心の下で提起されたものである。本書の翻訳により、授業改善と学校改革とを結びつける研究がさらに進展することを期待したい」

『東アジアの秩序を考える』が「日本英学史学会報」で紹介されました

「日本英学史学会報」(No.145/2018年5月)に『東アジアの秩序を考える―歴史・経済・言語』(岩下哲典ほか・著)が紹介されました。評者は河元由美子先生(元・早稲田大学日本語研究教育センター)です。「学会の後ろ盾がなくてもこのような質の高い研究がなされたことは強い信念を持ったリーダーとその趣旨に賛同する研究者があってこその成果」

『グロテスク・美のイメージ』の書評が『週刊読書人』に掲載されました

『週刊読書人』(5月11日)に『グロテスク・美のイメージ―ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで』(武末祐子 著)の書評が掲載されました。評者は小澤京子先生(和洋女子大学)です。

「まさにグロテスク模様が異なる空間どうしを連結させるように、著者は美術と建築と文学とを越境しながら軽やかに思考を展開してゆく。そこで浮かび上がるのは、「グロテスク」と呼ばれる表現の変遷史であると同時に、「グロテスク」という概念や語義の変容史でもある」

グロテスク・美のイメージ ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで 書評|武末 祐子(春風社)(週刊読書人ウェブ)

『巫者のいる日常』の書評が『河北新報』に掲載されました

『河北新報』(5月13日)に『巫者のいる日常―津軽のカミサマから都心のスピリチュアルセラピストまで』(村上晶 著)の書評が掲載されました。

「ある集落では、死亡した男性の霊魂が取りついた。妻だった女性に向かってお供えの準備について礼を言った後、「もう少し化粧して」と語り、周囲は大笑いする。おどろおどろしいイメージとは懸け離れた光景だ。」
<東北の本棚>津軽の精神世界に迫る(河北新報 ONLINE NEWS)

『留学生の見た漢字の世界』の書評が『日本語学』に掲載されました

『日本語学』2018年4月号に『留学生の見た漢字の世界―漢字学習への創造的アプローチ』の書評が掲載されました。評者は金田智子先生(学習院大学教授)です。
「本書は、教え方、学び方の充実を一方で担保しつつ、漢字を核にして、いかに人が自己表現を行えるか、そしてその作品によって第三者とどうつながることができるのかという、単なる学習・習得とは異なる次元の可能性を教えてくれる」