パブリック圏としてのイギリス演劇―シェイクスピアの時代の民衆とドラマ

パブリック圏としてのイギリス演劇

シェイクスピアの時代の民衆とドラマ

  • 中村友紀(著)/2016年4月
  • 3000円(本体)・四六判上製・342 頁
  • 装丁:桂川潤

近代イングランドにおいて、演劇はメディアとして、社会の各階層のそれぞれが
個人としていかに生きるか=「セルフ・ファッショニング」の指標を与え
近代的自我の形成・個人と社会の関係性の決定に関与していた。
近代初期イングランドにおける、演劇の役割と精神史をひもとく画期的著作。
(ISBN 9784861105012)

目次|indexes

序 章 近代初期イングランド演劇のパブリック圏―知と価値・倫理の共有のネットワーク
第1章 近代初期イングランドのシャリヴァリ劇
第2章 喜劇的懐疑―『じゃじゃ馬ならし』のシャリヴァリ
第3章『オセロー』とシャリヴァリ―演劇と儀礼に見る家父長制の不安
第4章 復讐劇のシャリヴァリと自然法
第5章 文化のホメオスタシス―『ハムレット』に見る伝統の抵抗勢力
第6章『ランカシャーの魔女たち』に見る魔女表象の文化的再帰性
第7章『ランカシャーの魔女たち』の二つのシャリヴァリ―文化的スキーマの再生産と暴動
第8章 魔女劇とゴシップのパブリック圏
第9章『ランカシャーの魔女たち』とナサニエル・トムキンス―近代初期イングランドの観客心性
第10章『白い悪魔』の“the world turned upside-down”の表象と復讐劇のカタルシス

著者|author

中村友紀(なかむら・ゆき)
関東学院大学経済学部准教授。関西学院大学博士後期課程単位取得退学。
専門はイギリス演劇、イギリス文化史。
翻訳に『シェイクスピアの祝祭の時空―エリザベス朝の無礼講と迷信』(フランソワ・ラロック著、柊風舎)がある。

 

 

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一人の詩人と二人の画家―D・H・ロレンスとニューメキシコ

一人の詩人と二人の画家

D・H・ロレンスとニューメキシコ

  • クヌド・メリル(著)/木村公一・倉田雅美・伊藤芳子(訳)/2016年4月
  • 4100円(本体)・A5判上製・480頁
  • 装丁:長田年伸/装画:浅妻健司

本邦初訳!
放浪の人生を送った小説家。ある画家が見た、ありのままの姿。

ロレンスと二人のデンマーク人の画家クヌド・メリルとカイ・ゲチェが、アメリカ南部を旅した際の回想録。
生身のロレンスを活写し、その創造的精神を明らかにする。
(ISBN 9784861104985)

★読売新聞(5/22)に書評が掲載されました。評者は出口治明氏(ライフネット生命会長兼CEO)です。
「D.H.ロレンスの素顔」

目次|indexes

序文
オルダス・ハックスリーのまえがき
第1部 タオス
第2部 デルモンテ牧場
第3部 再びタオスへ
第4部 カリフォルニア
訳者あとがき

著者|author

クヌド・メリル(Knud Merrild, 1894-1954)
デンマーク生まれの画家。代表作に『四の構成』(Composition of 4, 1922)がある。

訳者|translators

木村公一(きむら・こういち)
1946年生まれ。早稲田大学国際学術院・国際教養学部教授。国際日本学会(IAJS)会長、日本ヘンリー・ミラー協会理事、日本ロレンス協会員。
著書・訳書に『D・H・ロレンス事典』(共編訳、鷹書房弓プレス、2002)、『ロレンス 愛と苦悩の手紙―ケンブリッジ版D・H・ロレンス書簡集』(共編訳、鷹書房弓プレス、2011)、『ロレンスの手紙』(単著、正文社、2016)など。

倉田雅美(くらた・まさみ)
1947年生まれ。東洋大学文学部英語コミュニケーション学科教授。日本ロレンス協会評議員。
著書・訳書に、『ロレンス―人と文学(世界の作家)』(単著、勉誠出版、2007)、『ロレンス 愛と苦悩の手紙―ケンブリッジ版D・H・ロレンス書簡集』(共編訳、鷹書房弓プレス、2011)など。

伊藤芳子(いとう・よしこ)
1947年生まれ。元相模女子大学学芸学部メディア情報学科教授。訳書に『ロレンス 愛と苦悩の手紙―ケンブリッジ版D・H・ロレンス書簡集』(共編訳、鷹書房弓プレス、2011)など。

 

 

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赤いレトロな焙煎機―遥かなる南米大陸をめざして

赤いレトロな焙煎機

遥かなる南米大陸をめざして

  • 玉川裕子(著)/2016年4月
  • 1500円(本体)/四六判変形上製166頁
  • 装丁:根本眞一(クリエイティブ・コンセプト)

一瞬の青い炎よ燃えあがれ カフェ・ロワイヤルわたくしのため

珈琲鑑定士資格取得のため単身ブラジルへ。
私的な旅日記と短歌から垣間見られる作者の孤独、自己認識。

「この歌文集は、あきらかに、反私性の方向を目指している。しかし、その底に、作者の孤独や、自己認識を読みとろうとすれば、それも可能なのだ」(岡井隆「跋文」より)

(ISBN 9784861104954)

目次|indexs

はじめに

第1章 カフェの逸品ものがたり
カフェ・オレ/シナモンコーヒー/カフェ・ロワイヤル/アイリッシュコーヒー/ホット・モカ・ジャバ/トルココーヒー/コピ・ルアク/水出しコーヒー/アンティーク・カフェ/キリマンジェロ/カフェ・ノワール/オルゴール館/赤いレトロな焙煎機/夕陽が沈みきらないうちに/割合の無限/カフェ・フラッペ/クールに淹れる/果実ほのぼのハワイコナ/ネルドリップ
第2章 カフェの街から
御堂筋/時差のむこうに/ひかりの海/サントス/カフェの授業/クラスメイト/マスクの少年/コーヒー農園(ファゼンダ)/ブラジルの霜/週末の旅/長距離バス/海辺のバザール/北東部(ノルデスチ)/大瀑布(イグアス)/銀色の音
第3章 その後
秋の終日/冬の消しゴム/船便
第4章 ブラジルagain
大湿原(パンタナール)/アマゾン

跋文 岡井隆

著者|author

玉川裕子(たまがわ・ゆうこ)
広島大学大学院文学研究科修士課程修了。コーヒーの商社勤務がきっかけで、クラシフィカドーラ(珈琲鑑定士)資格取得のためブラジルへ単身渡航。現在、コーヒー教室を開催し、ブラジル民族文化研究センターの研究員としても活躍中。

 

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〈紛争〉の比較民族誌―グローバル化におけるオセアニアの暴力・民族対立・政治的混乱

〈紛争〉の比較民族誌

グローバル化におけるオセアニアの暴力・民族対立・政治的混乱

  • 丹羽典生(編著)/2016年4月
  • 3700円(本体)・四六判上製・380頁
  • 装丁:矢萩多聞

サモア、トンガ、フィジー、ニュージーランド…「平和的な南太平洋」という神話はなぜ崩壊したのか?
オセアニア各国の政治的変動・諸問題を、詳細な事例研究により鋭く分析・考察する。
(ISBN 9784861104824)

目次|indexes

序章 イノセンスの終焉にて―オセアニアにおける〈紛争〉の比較民族誌的研究にむけて(丹羽典生)
第1部 暴力
第1章 イフォガ―サモア社会の謝罪儀礼(山本真鳥)
第2章 トンガにおける都市性と他者性の現在―暴力の発露としての首都暴動再考( 比嘉夏子)
第3章 先住民と暴力―マオリ像の変遷に関する試論(深山直子)
第2部 民族対立
第4章 敵と結婚する社会―ニューギニア高地における紛争の拡大と収束の論理(深川宏樹)
第5章 紛争下の日常を生きる人々―ソロモン諸島ガダルカナル島北東部における紛争経験(石森大知)
第6章 分裂と統合のはざまで―フィジーにおける2000年クーデタと西部政体の樹立運動(丹羽典生)
第3部 政治的混乱
第7章 脱植民地化過程における軋轢の胚胎―バナバ人とキリバス人の境界生成(風間計博)
第8章 ウェストミンスター型とビッグマン型政治―パプアニューギニア現代政治の分水嶺(岩本洋光)
第9章 太平洋諸島フォーラム諸国によるフィジーへの介入―地域安全保障協力をめぐる動態(小柏葉子)
あとがき

【執筆者(掲載順)】
丹羽典生/山本真鳥/比嘉夏子/深山直子/深川宏樹/石森大知/風間計博/岩本洋光/小柏葉子

編者|editor

丹羽典生(にわ・のりお)
国立民族学博物館准教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学、博士(社会人類学)。
専門は社会人類学。オセアニアを中心に社会運動、紛争、少数民族について研究。
著書や編著書に、『脱伝統としての開発―フィジー・ラミ運動の歴史人類学』(2009 年、明石書店)、『現代オセアニアの〈紛争〉―脱植民地期以降のフィールドから』(2013 年、昭和堂)などがある。

 

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今、田村明を読む―田村明著作選集

今、田村明を読む

田村明著作選集

  • 鈴木伸治(編)/2016年4月
  • 2000円(本体)・四六判並製・176頁
  • 装丁:桂川潤

ベイブリッジ、高速道路地下化などの横浜六大事業、横浜スタジアム建設の中心となり、戦後横浜の「まちづくり」を担った都市プランナー・田村明。
雑誌等に掲載されたまま単行本化されていない論考のなかから、都市やまちづくりに対する思考の軌跡を示す8編を精選。稀有な「都市プランナー」が果たしてきた役割をあらためて評価する。
(ISBN 9784861105081)

二刷出来

目次|indexes

はしがき
序章 田村明とその時代
第1章 地域計画機関のあり方について(1962年)
第2章 自治的地域空間の構造化― プランナーの必要性とその活動(1971年)
第3章 郊外宅地開発の基本方向(1968年)
第4章 自治体と都市計画(1970年)
第5章 アーバンデザインと自治体(1975年)
第6章 都市は市民のためにある(1965年)
第7章 計画行政における市民参加(1972年)
第8章 都市行政から都市経営へ― 都市経営論序説(1975年)
あとがき

 

編者|editor

鈴木伸治(すずき・のぶはる)
1969年生まれ。横浜市立大学国際総合科学部教授・博士(工学)。一般社団法人横浜歴史的資産調査会理事。NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター副理事長。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程・博士課程修了。専門は都市計画史・都市デザイン・歴史的環境保全。
日本都市計画学会論文奨励賞(2003)、気仙沼市魚町・南町内湾地区復興まちづくりコンペ・アイディア賞(2012)を受賞。著書に『はじめて学ぶ都市計画』(共著、市ケ谷出版社、2008)、『創造性が都市を変える』(編著、学芸出版社、2010)など。

 

 

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宝は田から―“しあわせ”の農村民俗誌 山形県米沢

宝は田から

“しあわせ”の農村民俗誌 山形県米沢

  • 佐野賢治(著)/2016年4月
  • 3500円(本体)・四六判上製・304頁
  • 装丁:長田年伸

変わりゆく現代世界を見据えた民俗誌。
人々の「しあわせ」を願う学問であった柳田民俗学を継ぎ、40年以上通いつづけた山形県置賜地方。
そこに生きる人々の自然との対立、協調、共生の営為を描く。
(ISBN 9784861105074)

目次|indexes

はじめに “仕合せ”から“幸せ”へ
Ⅰ 方法としての郷土―“しあわせ”の科学・民俗学
Ⅱ 置賜通い―米の里・米澤
Ⅲ 宝は田から―自然と人の“仕合せ”・風土
Ⅳ 十三参り―子供から大人になる“幸せ”
Ⅴ 大宮講から若妻学級へ
Ⅵ “しあわせ”の内と外―日常性の維持
Ⅶ 地域社会と民俗学―“知恵”と“知識”の融合
附章 ブータンの人とくらし―100年前の日本農村
おわりに 現代農村の行く方と民俗学

著者|author

佐野賢治(さの・けんじ)
1950年生まれ。神奈川大学歴史民俗資料学研究科教授。東京教育大学文学部、筑波大学大学院歴史人類学研究科修了。
編著書に、『現代民俗学入門』(吉川弘文館、1996年)、『西南中国納西族・彝族の民俗文化』(勉誠出版、1999年)、『ヒトから人へ』(春風社、2011年)など。

 

 

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日本統治下台湾の教育認識―書房・公学校を中心に

日本統治下台湾の教育認識

書房・公学校を中心に

  • 呉宏明(著)/2016年4月
  • 3500円(本体)・四六判上製・330頁
  • 装丁:矢萩多聞

占領期の台湾ではどのような初等教育が行われていたのか?
台湾の伝統的な教育機関である「書房」と、日本統治時代に日本語教育を推進する目的で設立された「公学校」の変遷を様々な資料から考察。当時の初等教育の実相を明らかにする。★2刷出来
(ISBN 9784861105050)

目次|contents

はじめに
第1章 台湾における書房教育
第2章 日本統治下台湾における書房と公学校(1)
第3章 日本統治下台湾における書房と公学校(2)
第4章 日本統治下台湾における書房と公学校(3)
第5章 『帝国議会』における植民地教育をめぐる議論
第6章 日本統治下台湾の日本人教員―台湾総督府講習員をめぐって
第7章 日本統治下台湾における民族主義教育の思想と運動―『台湾民報』・『台湾新民報』を中心に
第8章 近代日本の台湾認識―『台湾協会会報』・『東洋時報』を中心に
第9章 日本統治下台湾における台湾人父兄の教育要求―『台湾民報』・『台湾新民報』を中心に
第10章 日本統治下台湾における台湾教育会
第11章 伊沢修二と視話法―楽石社の吃音矯正事業を中心に
おわりに
初出一覧

著者|author

呉宏明(くれ・こうめい)
1946年、岡山県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。京都精華大学人文学部教授。著書に、『こうべ異国文化ものしり事典』(編著、神戸新聞総合出版センター2006年)、クリス・シュート『義務教育という病い―イギリスからの警告』(訳書、松籟社、2003年)、『南京町と神戸華僑』(共編、松籟社、2015年)など。

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「共感」へのアプローチ―文化人類学の第一歩

「共感」へのアプローチ

文化人類学の第一歩

  • 渥美一弥(著)/2016年4月
  • 2000円(本体)・四六判並製196頁
  • 装丁:長田年伸

「共感」する力を養い、世界の見方を広げる
「文化」「婚姻」「ジェンダー」「医療」など、テーマごとに設けられた問いに答えながら読み進むことで、文化人類学的な「ものの見方」を身につける入門書。異文化の世界に対して自ら問いを発し、「共感」する力を養う。
(ISBN 9784861104978)

目次|contents

第1章 文化:なぜ生まれた子供に「奴隷」と名づけるのか?
第2章 ジェンダー:なぜ「女医」というのに「男医」といわないのか?
第3章 婚姻:なぜ父は娘と結婚できないのか?
第4章 通過儀礼:なぜ「子供」と「大人」を区別するのか?
第5章 環境と文化:なぜ「自然」と「人工」を区別するのか?
第6章 信仰・信念体系:なぜクリスマスを祝ったあとに初詣に行くのか?
第7章 医療と文化:なぜ熱が出て咳をすると「風邪をひいた」というのか?

著者|author

渥美一弥(あつみ・かずや)
1954年生まれ。自治医科大学医学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専攻は文化人類学(カナダ先住民サーニッチの「文化」復興運動についての研究)。
著書に『苦悩とケアの人類学―サファリングは創造性の源泉になりうるか?』(共著、世界思想社、2015年)など。

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ブラジル雑学事典

ブラジル雑学事典

  • 田所清克(著)/2016年4月
  • 5000円(本体)・A5判並製・440頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

いまブラジルがますます熱い! 知ろう、学ぼう、感じよう!
ブラジル研究の第一人者であり、ブラジルを愛してやまない著者が、
40年にわたるフィールドリサーチに基づき、生活・文化・社会など(熱く)子細に解説。
この1冊でブラジルが好きになる!!
(ISBN 9784861104961)

目次|indexes

まえがき
ブラジル学序説:この国のかたちの全体像を理解するために
第1章 地理
・アマゾンを識る―偽りの神話と現実
・ 貧困の居住地理学―リオに観る大邸宅(カーサ・グランデ)と掘っ立て小屋(センザーラ)[=ファヴェーラ]
・ブラジルの水彩画―訪ねたい景勝地10選…など
第2章 歴史
・熱帯ブラジルに賭けたフランス人の植民地建設の夢
・先住民インディオに根差した社会思想(啓蒙主義)―『ブラジルのインディオとフランス革命』をめぐって…など
第3章 移民(史)
・新たなブラジルの文化
・文明に参画する民族集団―日本移民と日系ブラジル人の役割…など
第4章 経済
・今、ブラジルが熱い―目覚めた眠れる巨象…など
第5章 社会
・ブラジル(ラテン・アメリカ)の社会経済―発展の後進性と貧困に関する学説をめぐって…など
第6章 民俗
・ブラジル性を表徴した民衆の一大祭典―リオのカーニバルの歴史と背景…など
第7章 民族
・ヨーロッパ系出自が主流を占めるブラジル人(brasipeu)―肌の色に隠れたヨーロッパ人の血…など
第8章 教育
・ブラジルの教育問題の根底にあるもの…など
第9章 文化
・ブラジル文学に屹立する文豪の最高傑作『ブラス・クーバスの死後の回想』
・文人たちの視座から観たブラジルのサッカー―国民的スポーツに狂熱した作家たちと毛嫌いした作家たち
・アフロ・ブラジル文化誌―カポエイラの世界
・母なるアフリカ大陸の料理(法)を再生させたブラジルの黒人たち
・北東部の魅力―ブラジル性を投影した国民文化のメッカ
・グローバルな社会の中で異文化とどう向き合うか―日系ブラジル人を事例として…ほか多数
付録
引用度の高いブラジル学のための重要文献
その他の基礎的文献
あとがきにかえて:これまでの研究活動の総括と今後の研究課題と方向
事項索引
人名索引

著者|author

田所清克(たどころ・きよかつ)
1948年生まれ。京都外国語大学教授、ブラジル民族文化研究センター主幹、大阪府外国人相談顧問、日伯協会理事。
警視庁警察学校卒業後、京都外国語大学卒業。ブラジル国立フルミネンセ(リオ)大学大学院への2年の国費留学を経て、京都外国語大学大学院文学研究科修了。
著書に『ブラジルの都市問題―貧困と格差を越えて』(共著、春風社)、『ブラジル学への誘い―その民族と文化の原点を求めて』(世界思想社)、『ブラジル文学事典』(彩流社)、『現代ポルトガル文法』(共著、白水社)、『会話と作文に役立つポルトガル語定型表現365―これだけは知っておこう!』(三修社)など多数。

 

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【中世英語英文学Ⅱ】The Sound of Literature―Aspects of Language and Style in The Owl and the Nightingale

The Sound of Literature

Aspects of Language and Style in The Owl and the Nightingale

  • 菊池清明(著)/2016年3月
  • 7500円(本体)・A5 判上製・230 頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

『梟とナイチンゲール』の清新さを探る
古英語から中英語の転換期(12~13世紀)に書かれたとされる中英語の詩『梟とナイチンゲール』。その修辞法の特徴や世俗主義的な態度を考察。英語史上・英文学史上における重要性を明らかにする。※本文英語
(ISBN 9784861104886)

★シリーズ:中世英語英文学 好評既刊★
中世英語英文学Ⅰ―その言語・文化の特質
(本体価格:4500円、ISBN 9784861104282)
『カンタベリー物語』『ガウェイン卿と緑の騎士』『梟とナイチンゲール』など、
14 世紀のリズミカルな英語で紡ぎだされた作品を例に、言語・文化の両面から〈音の文学〉としての魅力にふれる。

目次|contents

Introduction: The Historical Setting of the Poem
Chapter I: A Comparative Study of The Owl and the Nightingale and
The Thrush and the Nightingale
Chapter II: A Stylistic Approach to the Characters in The Owl and the Nightingale
Chapter III: Some Aspects of Colloquial Speech
Chapter IV: Repetition in The Owl and the Nightingale
Chapter V: Aspects of Repetitive Word Pairs
Chapter VI: Conclusion: Colloquialisms, Language of Law and the Dynamics of Aural Literature

著者|author

菊池清明(きくち・きよあき)
関西外国語大学大学院英語学専攻博士後期課程修了。立教大学文学部教授。言語文化学博士(大阪大学)。著書に『中世英語英文学Ⅰ―その言語・文化の特質』(春風社、2015)がある。

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