『週刊読書人』2022年9月2日号に、山本芳美、桑原牧子、津村文彦 編著『身体を彫る、世界を印す―イレズミ・タトゥーの人類学』の書評が掲載されました。評者は山本達也先生(静岡大学人文社会科学部准教授)です。「イレズミ・タトゥーを目にする機会が増えれば増えるほど、多様な問いや関心が浮上してくる。その際、先達がまさに身をもって経験してきたことをこうして示してくれたことは、後学の調査や研究にとって極めて大きな意味を持つはずである」
『週刊読書人』2022年9月2日号に、山本芳美、桑原牧子、津村文彦 編著『身体を彫る、世界を印す―イレズミ・タトゥーの人類学』の書評が掲載されました。評者は山本達也先生(静岡大学人文社会科学部准教授)です。「イレズミ・タトゥーを目にする機会が増えれば増えるほど、多様な問いや関心が浮上してくる。その際、先達がまさに身をもって経験してきたことをこうして示してくれたことは、後学の調査や研究にとって極めて大きな意味を持つはずである」
『週刊読書人』22年8月19日号に、永岑三千輝著『アウシュヴィッツへの道―ホロコーストはなぜ、いつから、どこで、どのように』の書評が掲載されました。評者は芝健介先生(東京女子大学)です。「問題の根深さ、重さを再認識させる労作」
『東南アジア研究』60巻1号に、横田祥子著『家族を生み出す―台湾をめぐる国際結婚の民族誌』の書評が掲載されました。評者は安里和晃先生(京都大学)です。「全編を通じて,文化人類学的な調査による具体的なデータが記されており,従来は直感的にのみ理解されていた諸点が,次々と裏付けされていく点で大きな学術的貢献があるといえる。」
『新潟日報』2022年8月7日号で、大原祐治著『戯作者の命脈 坂口安吾の文学精神』が紹介されました。「安吾については「堕落論」「白痴」などで注目を集めた敗戦直後や戦前をテーマにした研究が多いが、「そこでとどまらない本にしたい」と若き日の活動や晩年のルポルタージュの仕事にもスポットを当てた」
『日本教育新聞』2022年8月8・15日号に、田中怜著『学校と生活を接続する―ドイツの改革教育的な授業の理論と実践』の書評が掲載されました。「ドイツの「改革教育」の歩みを「学校と生活の接続」から照射し、「問題史的アプローチ」「教育方法学」の観点から分析した。両者の接続を実現させようと試みては挫折し、新たなチャレンジが始まる転変から……新たな地平を切り開こうと企てている」
書評は下記URLからもご覧になれます。
◆日本教育新聞ウェブサイト NIKKYO WEB:https://www.kyoiku-press.com/post-247660/
『日本デューイ学会紀要』第62号(日本デューイ学会/2021年10月)に、ヘレン・M・ガンター著/末松裕基・生澤繁樹・橋本憲幸訳『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』の書評が掲載されました。評者は松下良平先生(武庫川女子大学)です。「アーレントの思想を手がかりにしながら、全体主義への「結晶化」に抵抗し、オルタナティブを提示するための思索を粘り強く展開する」
『図書新聞』第3554号/2022年8月6日号に、申恩真著『女子サッカー選手のエスノグラフィーー不安定な競技実践形態を生きる』の書評が掲載されました。評者は大勝志津穂先生(愛知東邦大学)です。「彼女たちが女性アスリートとして存在するために、チームや地域社会、組織・機関、職場などさまざまな環境の中にあるジェンダー構造と闘っていることを明らかにした」
『成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) Newsletter』(No. 154、2022年4月発行)にて、中村美帆著『文化的に生きる権利―文化政策研究からみた憲法第二十五条の可能性』を、川村陶子先生(成蹊大学教授)にご紹介いただきました。
「とりわけ近代日本においてドイツの文化(Kultur)や文化国家(Kulturstaat)概念が輸入され独自の発展を遂げていく過程の叙述は、文化概念をめぐる国際文化関係の歴史としてスリリングに読むことができる。」