『図書新聞』第3512号/2021年9月18日号に、島克也著『我、アメリカノ敵ヲ発見セリ―ハインラインの青少年向け小説における白人性』の書評が掲載されました。評者は浅見克彦先生(和光大学)です。「一人の作家の格闘を追いながら戦後アメリカの社会的な権威、ないしは支配の構造をあぶり出す」
『秋田魁新報』2021年9月6日号にて、三浦衛著『文の風景 ときどきマンガ、音楽、映画』が紹介されました。「知的なるものへの著者の敬意と憧れ(…)肩の凝らない随想集で、読書案内ともなっている」
『日英教育研究フォーラム』No.25(日英教育学会編、2021年8月)に、ヘレン・ガンター著/末松裕基、生澤繁樹、橋本憲幸訳『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』の訳者による図書紹介が掲載されました。「知識産出の過程にこだわり、当事者が異議申し立てを含め、意見を表明し議論、行動することの重要性を唱えている」
『図書新聞』第3511号/2021年9月11日号に、小川史著『一九四〇年代素人演劇史論―表現活動の教育的意義』の書評が掲載されました。評者は宮野祥子先生(桜美林大学)です。「戦前と戦後の素人演劇の質的な転換 素人演劇の作品や演劇論にも光を当てた」
『フィルカル』Vol. 6 No.2(2021年8月号)に、佐藤陽祐著『日常の冒険 ホワイトヘッド、経験の宇宙へ』の書評が掲載されました。評者は上田侑輝氏(東京大学大学院)です。「この特異な命題概念を一つのホワイトヘッド的「知覚論」として読解する試み」
『図書新聞』第3510号/2021年9月4日号に、中村美帆著『文化的に生きる権利―文化政策研究からみた憲法第二十五条の可能性』の書評が掲載されました。評者は志田陽子先生(武蔵野美術大学)です。「明快な表現で整理され積み重ねられていく問題関心・検証・推論は、読み手に疲れを感じさせずに、この重層的なテーマへと導いてくれる」「コロナ社会の中で、[…]文化芸術の位置づけがともすれば見失われ、だからこそ議論の巻きなおしが必要となっている現在、本書は、私達に思考の足場を与えてくれる一冊である。」
『図書新聞』第3509号/2021年8月28日号に、赤堀三郎著『社会学的システム理論の軌跡―ソシオサイバネティクスとニクラス・ルーマン』の書評が掲載されました。評者は徳安彰先生(法政大学)です。「システム理論という別様なものの見方によって社会を見ること」
『現代民俗学考―郷土研究から世界常民学へ』(佐野賢治 編著)の書評が『週刊読書人』(2021年8月20日、3403号)に掲載されました。評者は永松敦先生(宮崎公立大学)です。「新たな佐野ワールドが示されている」
『モダニズムの胃袋―ヴァージニア・ウルフと同時代の小説における食の表象』(大西祥惠 著)の書評が『New Perspective(新英米文学研究)』(第52巻1号(春/夏)総号213号/2021年7月15日)に掲載されました。評者は丹羽敦子先生です。「我々読者に我々自身の「生」を探究させる機会を提供する一冊ともなっている」